« ニュージーランドでM7.8 | トップページ | 馬渕睦夫氏講演 『アメリカ新大統領下で世界はどうなる』〜国際金融資本の世界戦略を阻止出来るか〜グローバリズムVSナショナリズム »

2016.11.14

スーパームーンと地球潮汐

Th__20161115_105610 地では雨がそぼ降り、とてもお月さまを拝むお天気でありませんでした。昨日は我が寝室の月見窓からきれいに見えていましたが。
 さて、昨日も書いたとおり、スーパームーンがいつも大地震発生のトリガーになるわけではありません。少し考えればわかりますよね。たとえばドアを開けるとして、私たちがだんだん力を入れていって、あるところで扉が動き出す。決して最大限の力を出し切ったところで開くわけではない。
 もちろん、その最大限の力でなければ開かないドアもあるでしょうが、そればかりではないし、最大限の力でも開かないドアもある。
 個別の地震の発生ポイントは千差万別であり、さまざまな力関係が複雑に絡み合っているわけです。
 しかし、なんだか矛盾するようですけれども…私が中学時代、有史以来日本国内で起きた地震で記録されているものを全部調べ上げたところ、月齢7や21あたりでの発震が多かった。つまり上弦・下弦の月(半月)の頃ということですね。まあ、もしかするとなんらかの因果関係があるかもしれません。
 ちなみに、月や太陽の引力によって地面が盛り上がったり戻ったりする現象を「地球潮汐」と言います。東大の次の資料が分かりやすくて勉強になります。

地球潮汐 - 陸地の干潮・満潮

 そこにもあるように、海の大潮にあたるケースでは、地面は30センチくらい盛り上がります。これって結構ダイナミックなことですよね。この堅くて重い?地面が、グググッと30センチも盛り上がるわけですから。私たちを乗せてですよ。
 そのダイナミックな力が、当然地殻内部に影響を及ぼすことは想定されます。地震のみならず火山の噴火についても研究している方がいます。
 引力は距離の二乗に反比例します。このたびのスーパームーンは通常(平均)より5%ほど距離が近くなるので、ええと、どう計算すればいいんだ?(笑)…まあ、それほど大きな値にはならないでしょうね。
 それにしても、最近は「◯◯ムーン」と称して、世界中の人たちが月を眺める機会が増えましたよね。これはこれで面白い文化現象だと思います。
 言うまでもなく、大海や大地をも動かす月の引力は、人間にも強く作用しています。女性の生理的な周期や出産が月の引力と関わっているというのは、おそらく事実でありましょうし、男も狼になる…いやいや、それは冗談…いやいや、何かあってもおかしくないですよね。交通事故や殺人事件の発生率も月齢と関係があるとか。
 というわけで、中学生のワタクシの説に従うと、このあとの下弦の月のころ、すなわち来週の月曜日周辺が危険日ということになりますでしょうか。ま、そんなに自然は単純ではありませんが。


|

« ニュージーランドでM7.8 | トップページ | 馬渕睦夫氏講演 『アメリカ新大統領下で世界はどうなる』〜国際金融資本の世界戦略を阻止出来るか〜グローバリズムVSナショナリズム »

ニュース」カテゴリの記事

自然・科学」カテゴリの記事

コメント

半月トリガー説、大いに同意!
脳内共鳴においても半月時に精神不安定との因果関係が伺えます。

投稿: 山田貢司 | 2016.11.15 19:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スーパームーンと地球潮汐:

« ニュージーランドでM7.8 | トップページ | 馬渕睦夫氏講演 『アメリカ新大統領下で世界はどうなる』〜国際金融資本の世界戦略を阻止出来るか〜グローバリズムVSナショナリズム »