SMAP&THE YELLOW MONKEY 『バラ色の日々&ALRIGHT』
遅ればせながら、これを噛み締めてみましょう。なんとも力強くそして切ないセッションですね。大人どうしだからこそ言葉を超えて共有できる未来があります。
このタイミングでSMAPがイエモンと共演したのは、実に意味深いと思います。同じ1988年結成のグループどうし。
両者とも栄華を極め、だからこそ疲れ、一緒にやってきた仲間だからこそ距離を置きたくなる時もあり、そして、再び求め合うこともある。
そんな別れと再会を先に経験しているイエモンだからこそ、SMAPに伝えられる「希望」がある。だから「ALRIGHT」なんですよ。
「ALRIGHT」の歌詞は本当にいろいろな意味で重い。聴く人、歌う人のいろいろな人生と重なる名曲です。
SMAPの解散騒動があったこの年に、こうしてイエモンが復活して、その曲を世に出したのは、奇跡的であり、かつ運命的であります。
不肖ワタクシも、一人のファンという立場を越えて、吉井さんや草彅くんとちょこっとですが仕事(?)をさせていただきました。だからということもあって、どこか他人事とは思えないのであります。
もちろん、私も同じ時期を苦悩しながら仕事してきた者として、いろいろと共感し、また彼らから学び、励まされたことが多くあります。
だからこそ、SMAPもイエモンと同様に必ず何らかの形で復活する日が来ると信じています。
あれだけの文化を創ってきた仲間です。人間個人としてのレベルではなく、ファンも含めた無数の他者のレベルで、必ずや再び集結する時が来るでしょう。その時のための準備期間に入るのです。
今回の両者の共演は、ファンに一筋の光明をもたらしたことでしょう。本人たちどうしとしてはもちろん、ファンどうしにもそういうパワーのやりとりがあったことと信じます。
感動的でありました。
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