ホルショフスキーのノクターン
今月始め、あまりに唐突にお亡くなりになった葦原瑞穂さん。その道では知らない人のいない方でした。
山梨県内にお住まいでしたので、いつかお会いする日もあろうかと思っていましたが、残念ながら今生ではそれは叶いませんでした。
私も10年ほど前に「黎明」を読みました。たしかによくまとめあげられた好著だなとは思いましたが、正直言いますと、それほど新しい知見はありませんでした。
今思えば、私は出口王仁三郎の世界に触れていましたから、黎明もすんなり入ってきたのではないかと思います。それは、ここ数年ご縁をいただいた仲小路彰もそうです。普通の人なら「ドン引き」するかもしれない。スケールが大きすぎて「トンデモ」も併呑してしまっているので。
そう、で、黎明で印象に残っているのは音楽論です。非常に強く共感した記憶があります。またしっかり読み直してみたいと思います。
その中でも興味を持ったのが、このホルショフスキーのノクターンです。伝説のカーネギーホールでのライヴ。当時は聴くすべがなかったのですが、今日検索してみたらYouTubeにちゃんとあるんですね。
たしかにこの97歳天才ピアニストの、ある種「禅的」なショパンは素晴らしい。ミスタッチとか、そんなこと関係ありませんね。高次元からの波動をそのまま音楽にしている。多少のほつれはすぐに修復する。それが自然です。
葦原さんのご冥福と、あちらでのご活躍を祈りながら、黎明を再び繙いてみたいと思います。
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