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2016.10.23

【討論】 『GHQ焚書図書とは何だったのか?』

 にタイミングよくこのような内容の討論が行われました。最近は別件で忙しく少し距離を置いていますが、冒頭富岡幸一郎さんが名前を出している仲小路彰について、ここ数日思い出すことがあったのです。
 何度か書いてきたように、仲小路彰は戦前・戦中・戦後と、日本の政治、経済、文化、宗教、軍事などに、隠然たる影響力を持っていた人物です。
 彼は山中湖に40年以上蟄居し、陰で日本を動かしていたとも言われていますが、その活動内容には多くの謎や疑問があります。
 その理由の一つとしては、やはりこのGHQによる「焚書」があったと思われます。ある意味痛い目に遭い、また危険にさらされたため、戦後は全く名前も姿も表には出さずに、黒幕として暗躍する道を選んだのです。
 ただ、そうした黒幕とか暗躍とかいう言葉が的確かというと、少し違う気もする。そういう暗さというか、悪どさのようなものは感じられません。
 かつて西尾幹二先生や、歴史学の重鎮伊藤隆先生とお話させていただいた中では、「戦後は何もしていなかった」とか「戦後は無視されていた」というような解釈もうかがいましたが、それにも違和感があります。
 戦後は、戦前・戦中以上に膨大な書物を残しているからです。しかし、たしかにそれらはほとんど出版という形を取っていません。ある意味、ただただ書き続けただけにも見えます。両先生がおっしゃるように、それを読んだ形跡が、外部にほとんど残っていないからです。
 たしかにそうかもしれませんが、それはやはり、このGHQによる「焚書(没収)」があったからではないでしょうか。実は巧妙に活動が隠されていたと。そして、必要なところに必要なものが渡っていたと。
 う〜む、やっぱり不思議だなあ。謎すぎます。
 いずれにせよ、この討論にあるように、戦後日本がそうした戦勝国の横暴を素直に受け入れてしまったのは事実です。しかし、いつも書いているように、私はそれをあまり悲観的に捉えていません。そういう意味では、この討論の出席者とはちょっと違った感覚を持っているかもしれません。
 そう、すなわち、高度な文化継承作法としての「国譲り」だと、私は考えているのです。負けて勝つ。無意識化による純粋保存。地下水脈としての日本の伝統。
 私の得意分野である、出口王仁三郎や宮下文書といった「トンデモ」世界もまた、そうした地下水脈の湧出と捉えることもできますね。
 そういう意味で、仲小路彰が噴き出す時も近いのかもしれません。彼は21世紀のためにひたすら書き続けたわけですから。

Amazon GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本

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