『日本はこうして世界から信頼される国となった』 佐藤芳直 (プレジデント社)
[親子で読めるジュニア版]
学校で生徒に読ませたい本をいくつか選んでいるのですが、これは第一候補ですね。
私も小中高大と公立の教育を受けまして、その中で、いわゆる日教組的な「自虐史観」をたっぷり教えられてきました。おかげで(その反動で)一時期はかなり反対側に回ってそれらを批判してきましたが、ようやくパランスが取れてきたのか、最近は両方自然に受け入れられるようになってきました。
しかし思うのは、やはりあまり幼少期、あるいは青年期に「自虐的」になるのはよくないなと。過度に自信満々でも困りますが、やはり両方の見方にバランス良く触れることが大事だと思います。
本校は私学ですので、いくら山梨県とはいっても(いや、実際は山梨県の公立は全然日教組的じゃありませんが)、比較的バランス良くそのあたりを扱ってきたと思います。歴代の理事長がまさにそういうスタンスですので。
その、自信を持たせる側、誇りを持たせる側の「優しい」教科書として、この本は実にいい内容だと思います。内容、目次はこんな感じです。
◎12の歴史に秘ひめられた、知られざる日本人と日本人の魂──ジャパニーズ・スピリット──の物語!
1988年「トルコの艦隊の遭難」、1859年「吉田松陰の死」、1853年「ペリー来航」、1905年「日露戦争」、1919年「人種差別撤廃法案」、1941年「日米の戦争」、1944年「特攻」、1951年「マッカーサーの証言」、1958年「日本車の挑戦」、1964年「新幹線」、1964年「東京五輪」、1966年「ウズベキスタンの大地震」……世界に感動と影響を及ぼした日本人の歴史とは?
中には私もよく知らなかったエピソードもありました。勉強になりました。
特にこの版は「親子で読めるジュニア版」ということで、次のような特長があります。
本書の特徴~「小学生高学年」から「ご年配の方」まで、読みやすくわかりやすい編集
・とくちょう1 活字が大きい
・とくちょう2 A5判サイズでゆったり16行組み
・とくちょう3 本文の漢字にはすべてルビを振りました
・とくちょう4 付録付き! (内容の理解に役立つ世界地図[武楊堂製/カラー版]を付カバー裏に掲載しました。
ぜひ皆さんも子どもさんと一緒に読んでみてください。そして、もちろん反対側からの歴史の見方も教えてあげましょう。
Amazon 日本はこうして世界から信頼される国となった
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