ブラタモリ第52回 『富士山麓』
今回のブラタモリは富士北麓シリーズ最終回。忍野から富士吉田へ。
思ったとおり富士講メインでしたね。まあ、たしかに富士山の落ち着いていた時代の象徴である富士講と溶岩流を結びつけて考えたことはありませんでした。なるほど、地元民としても新発見のある視点ではありました。
逆に言えば、富士講以前の富士吉田というのは、なかなかネタとしては取り上げにくい土地ではありますね。
表の歴史にはほとんど出てきませんから。もちろん人は住んでいましたが、とにかくいろいろな意味で住みにくい所であったのはたしかです。
だからこそ裏の歴史は大いに発展?しました。しかし、それはテレビのネタにはなりませんね。特にNHK的には。しかし、タモリさん的には裏の方がより楽しめるかもしれませんね。
つまり、富士講が覆い隠してしまった歴史の古層、それも山と森と火と水の文化、すなわち縄文系の歴史が残っているんですね。
このブログでは何度も書いてきましたが、北口本宮冨士浅間神社は富士講時代の新設テーマパークであって、その古体はあくまでも諏訪神社なのです。つまり、出雲系なわけですね。
富士山の、そして富士北麓地方の歴史全体からすると、富士講時代など「つい最近」ということにことになるわけです。
ワタクシ流に言いますと、そこで再び「国譲り」が起きているわけで、ほとんと地元民にとっても無意識下に縄文が秘されている。あの「吉田の火祭り」でさえ、あの大松明が諏訪の御柱の派生形であることは誰も知りません。
というわけで、今回の放送では紹介されなかった裏富士の裏歴史をお知りになりたい方は、ぜひ当地に遊びに来て下さい。
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