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2016.10.31

「しまった」と「しめた」

 日の続きとなります。
 昨日お会いした山川宗玄老師が引用された昭和の名僧梶浦逸外老師のもう一つのお言葉が「悪いことが起きたらしめたと思え」です。これも簡単に言うと「ピンチはチャンス」ですね。
 これについては、以前私もこちらに『「しまった」と思いそうになったら「しめた」に言い換える』と言い換えて少し書かせていただきました。
 今日は日本語の面から、そのことについて少し書き加えたいと思います。
 私が「しまった→しめた」ということを説明する時、比喩的には「ドアが閉まった」ではなく「ドアを閉めた」ということをイメージします。
 自分の意思で「閉めた」のだというふうに変換するということですね。
 もちろん語源的には両者は全く違う血筋の言葉です。「しまった」は「仕舞った」ですし、「しめた」は「占めた」です。
 つまり、「仕舞った」は「〜してしまった」という完了の意味であり、もう少しつっこんで言うと、「自分の意思に反して物事が進行した」というニュアンスになります。
 一方の「占めた」は、その字のとおり、その場を占領したという意味で、「自分の意思の通りに物事が進行した」というニュアンスになります。
 つまり、「閉まった」と「閉めた」と同様に、自分の意思かどうかという次元において、意味が対照的になっているわけですね。
 もう少し正確に言うと、「しまった→しめた」は、受動的なモノを能動的なコトに変換するとでも言いましょうか。モノは不随意、コトは随意を表わす言葉ですから、そういうことになりますね。
 いずれにせよ、私たちの捉え方一つで、現象は全く反対の意味を持つようになるわけで、それは非常に禅的な哲学であるとも言えますし、日本的な発想の作法であるとも言えます。
 その変換をするのとしないのとでは、結果がまるっきり逆になるのは事実ですから、やはり、その作法を、ある意味技術として持っていることは大切なことではないかと思います。
 昨日の山川老師のインタビューの中でも「しか」が「も」に変わった瞬間のお話がありましたね。よく言われることでもありますが、コップの中の飲み物でも、あるいは時間でも、「あと〜しか残っていない」と捉えるか、「あと〜も残っている」と捉えるかでずいぶん世界は違って見えてきますね。
 こういう働きを「ことたま」と言うのでしょう。
 逸外老師の葬儀にあたり、笹川良一さんが友人代表の弔辞を述べました。川上哲治さん、星野仙一さん、笹川さん、そして我が校の創設者との交友など、ジャンルを超えた器の大きい名僧でありました。

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2016.10.30

『命の世界』 正眼寺 山川宗玄老師

 近はほとんど動画紹介ブログになってしまいましたね。かつて時間があった時は本をたくさん読んで、それについて長々と書くことが多かったのですが、どうも最近は忙しくて(プライベートで)。
 ところがブログをご覧になってくださる方々からは、今のスタイルの方がいいと言われます。たしかに、気楽に読んだり見たり、聞いたりできますからね。
 というわけで、今日もまた動画まかせです。今日、久しぶりに岐阜の正眼寺住職山川宗玄老師にお会いしました。私の最も尊敬申し上げる方の一人です。
 今日もお話の中に、「窮して変じ、変じて通ず」という梶浦逸外老師の言葉が出てきました。まさにピンチはチャンスということですね。私の座右の銘でもあります。
 そう、今日ちょうど山川老師のこころの時代~宗教・人生~ アンコール「日々是好日-生かされて生きる-」の再放送があったんですよね。本当はそれを紹介したいところですが、残念ながら動画がありませんので、かつてのインタビュー動画を紹介します。素晴らしいご法話だと思います。

 こちらのインタビュー記事もぜひお読み下さい。
 「本当の自信を得るために

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2016.10.29

ブラタモリ第52回 『富士山麓』

 回のブラタモリは富士北麓シリーズ最終回。忍野から富士吉田へ。
 思ったとおり富士講メインでしたね。まあ、たしかに富士山の落ち着いていた時代の象徴である富士講と溶岩流を結びつけて考えたことはありませんでした。なるほど、地元民としても新発見のある視点ではありました。
 逆に言えば、富士講以前の富士吉田というのは、なかなかネタとしては取り上げにくい土地ではありますね。
 表の歴史にはほとんど出てきませんから。もちろん人は住んでいましたが、とにかくいろいろな意味で住みにくい所であったのはたしかです。
 だからこそ裏の歴史は大いに発展?しました。しかし、それはテレビのネタにはなりませんね。特にNHK的には。しかし、タモリさん的には裏の方がより楽しめるかもしれませんね。
 つまり、富士講が覆い隠してしまった歴史の古層、それも山と森と火と水の文化、すなわち縄文系の歴史が残っているんですね。
 このブログでは何度も書いてきましたが、北口本宮冨士浅間神社は富士講時代の新設テーマパークであって、その古体はあくまでも諏訪神社なのです。つまり、出雲系なわけですね。
 富士山の、そして富士北麓地方の歴史全体からすると、富士講時代など「つい最近」ということにことになるわけです。
 ワタクシ流に言いますと、そこで再び「国譲り」が起きているわけで、ほとんと地元民にとっても無意識下に縄文が秘されている。あの「吉田の火祭り」でさえ、あの大松明が諏訪の御柱の派生形であることは誰も知りません。
 というわけで、今回の放送では紹介されなかった裏富士の裏歴史をお知りになりたい方は、ぜひ当地に遊びに来て下さい。

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2016.10.28

SMAP&THE YELLOW MONKEY 『バラ色の日々&ALRIGHT』

 ればせながら、これを噛み締めてみましょう。なんとも力強くそして切ないセッションですね。大人どうしだからこそ言葉を超えて共有できる未来があります。
 このタイミングでSMAPがイエモンと共演したのは、実に意味深いと思います。同じ1988年結成のグループどうし。
 両者とも栄華を極め、だからこそ疲れ、一緒にやってきた仲間だからこそ距離を置きたくなる時もあり、そして、再び求め合うこともある。
 そんな別れと再会を先に経験しているイエモンだからこそ、SMAPに伝えられる「希望」がある。だから「ALRIGHT」なんですよ。
 「ALRIGHT」の歌詞は本当にいろいろな意味で重い。聴く人、歌う人のいろいろな人生と重なる名曲です。
 SMAPの解散騒動があったこの年に、こうしてイエモンが復活して、その曲を世に出したのは、奇跡的であり、かつ運命的であります。
 不肖ワタクシも、一人のファンという立場を越えて、吉井さんや草彅くんとちょこっとですが仕事(?)をさせていただきました。だからということもあって、どこか他人事とは思えないのであります。
 もちろん、私も同じ時期を苦悩しながら仕事してきた者として、いろいろと共感し、また彼らから学び、励まされたことが多くあります。
 だからこそ、SMAPもイエモンと同様に必ず何らかの形で復活する日が来ると信じています。
 あれだけの文化を創ってきた仲間です。人間個人としてのレベルではなく、ファンも含めた無数の他者のレベルで、必ずや再び集結する時が来るでしょう。その時のための準備期間に入るのです。
 今回の両者の共演は、ファンに一筋の光明をもたらしたことでしょう。本人たちどうしとしてはもちろん、ファンどうしにもそういうパワーのやりとりがあったことと信じます。
 感動的でありました。

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2016.10.27

三笠宮崇仁親王殿下薨去

 笠宮崇仁親王が薨去されました。
 大正天皇の御四男。昭和天皇、秩父宮様、高松宮様とは、少しお歳が離れていたために、ある意味特別なお立場であられたと思います。
 そのために独自の視点でのお言葉が多数あり、それをマスコミが都合のいいように引用するのには、なんとも言えない不快感を覚えます。
 ところで、三笠宮様とは言えば、古代オリエント研究というイメージがありますが、ここにももしかすると、高松宮様経由で仲小路彰の思想が流れ込んでいる可能性がありますね。あくまで推測の域を出ませんが。
 お三人のご子息を送られた悲しみは言語に絶するものでしたが、ご自身は百寿、紀寿までご健在であられ、まさに聖寿万歳を体現された立派な宮様でいらしたと思います。お疲れ様でしたと申し上げたい。
 いろいろな意味で、いよいよ昭和の大決算の時が来ていますね。

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2016.10.26

『古事記 完全講義』 竹田恒泰 (学研)

Th_710lntfaszl 縁があって、今日から富士河口湖町にて古事記講座の講師を務めることとなりました(毎週水曜日夜、全5回)。
 第1回は無事終了。いかにもワタクシらしい脱線しまくりの1時間でしたが、まあ楽しんでいただけたかかとは思います。
 せっかくですので、普通の本には書いてない内容を話そうと思いまして、特にここ富士山と古事記の関係(意識的に富士山が書かれていない)、宮下文書のこと、得意の「モノ・コト論」からの解釈などをベラベラと話しました。
 これからも独自の「国譲り理論」など、かなりユニークな内容にしていくつもりです。
 さてさて、それで「普通の本」と言いますか、普通の古事記の勉強をしたい方のための参考書として、限定2冊を紹介いたしました。
 まず、一昨年このブログでも紹介した『オールカラーでわかりやすい! 古事記・日本書記』。これは本当にいいですよ。
 そして、この本。明治天皇の玄孫でいらっしゃる竹田恒泰さんの講義録。
 もちろん私の講義とは全然レベルや内容が違うわけですが、しかし、面白さ(笑い)の面では、もしかしてドッコイドッコイ?(笑)。いや、そちらでも負けてるのかもしれませんね。
 まあ実に痛快な講義となっています。テレビやネット番組で観る竹田さんそのままという感じ。
 ちなみに、こちらに書いたごとく、竹田さんと一度飲む機会がありましたが、本当に物腰柔らかでお上品な方でしたよ。知られているキャラとは大違い。さすがロイヤルな血が流れている。
 というわけで、ロイヤルからはかけ離れたワタクシの古事記「不完全講義」は、はたしてどちらの方向にぶっ飛んでいってしまうのか、自分でもちょっと楽しみです。

Amazon 古事記完全講義

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2016.10.25

iPhone6用 ZVE レザーケース カード収納

Th_712cte6fl_sl1000__2 うとうApple Payが使用可能になりましたね。遅ればせながらiPhoneがおサイフになるということです。そしてSuicaも使えるようになりました。さっそくアクセス集中のためモバイルSuicaに障害が発生しましたが。
 私はiPhone6なので関係ありませんが、以前からSuicaやクレジットカードをiPhoneのケースに収納し、擬似的なおサイフ化をしてきました。
 昨年の5月に買った格安手帳型ケースは、軽いしなかなか良かったのですが、最近ちょっと傷んできたのと、フリップ固定の磁石が強力すぎて、クレジットカードをダメにしてしまったので、買い換えることにしました。
 今回はフリップなしのタイプ。いちいちフタを開けるのも面倒になってきたので。カードの収納は背面に。それもなかなか面白い機構の「引き出し式」。
 結論から言いますと、ちょっと重いし厚いけれども、質感や使用感はなかなか良いですね。
 デザイン的にも、引き出し用の赤いリボン?がアクセントになってちょっとクール。人に「なにそれ?」と言われて、さっと引き出すと、「へえ〜」と面白がられます。
 ちなみにカード3枚は入らないなあ。きつきつ。Suicaは引き出しの外側に入れてみました。リボンを引っ張るとちゃんと引き出しに引きずられて出てきますし(笑)。
 純粋にケースとして見ても、非常に頑丈な方だと思います。落としても衝撃を吸収してくれそうな感触です。
 一つ難点は、各種ボタンを覆う部分も頑丈すぎて、ボタンを押すのに大変力がいるところです。これは使っているうちに多少柔らかくなるのかなあ。
 iPhone7Sが出るまでは、6をこのケースに入れて使い続けるつもりです。

Amazon iPhone6用 ZVE レザーケース カード収納

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2016.10.24

追悼 平幹二朗さん〜『歌麿 夢と知りせば』


 
 本の演劇界を代表する巨星、平幹二朗さんが突然お亡くなりになりました。大変ショックです。
 シェイクスピア作品など、平さんの代表作品については、いろいろな方が語ってくださると思いますので、私はちょっとマニアックな出演作品を紹介します。
 実相寺昭雄監督の「歌麿 夢と知りせば」です。1977年の作品。私の好きな邦画ベスト10に入る(個人的)名作。
 映像に関しては実相寺節満開ですし、役者さんもスタッフも超一流。廣瀬量平の音楽も最高。ストーリーや時代背景もたまりませんね。そして、独特のエロチシズム。
 そんな、ある意味エログロな実相寺作品の中だからこそ、怪盗夢の浮橋と歌舞伎役者市川団鶴を演ずる平幹二朗さんの品格が際立ちます。そう、色気に品があるんですよ。まさに怪演だと思います。
 有名作品もいいのですが、こういうサブカル的な作品の中で輝く平さんも観ていただきたく、また記憶に残していただきたく、ここに紹介いたします(成人指定の映画ゆえ、けっこう激しい濡れ場がありますのでご注意を)。
 ご冥福をお祈りします。

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2016.10.23

【討論】 『GHQ焚書図書とは何だったのか?』

 にタイミングよくこのような内容の討論が行われました。最近は別件で忙しく少し距離を置いていますが、冒頭富岡幸一郎さんが名前を出している仲小路彰について、ここ数日思い出すことがあったのです。
 何度か書いてきたように、仲小路彰は戦前・戦中・戦後と、日本の政治、経済、文化、宗教、軍事などに、隠然たる影響力を持っていた人物です。
 彼は山中湖に40年以上蟄居し、陰で日本を動かしていたとも言われていますが、その活動内容には多くの謎や疑問があります。
 その理由の一つとしては、やはりこのGHQによる「焚書」があったと思われます。ある意味痛い目に遭い、また危険にさらされたため、戦後は全く名前も姿も表には出さずに、黒幕として暗躍する道を選んだのです。
 ただ、そうした黒幕とか暗躍とかいう言葉が的確かというと、少し違う気もする。そういう暗さというか、悪どさのようなものは感じられません。
 かつて西尾幹二先生や、歴史学の重鎮伊藤隆先生とお話させていただいた中では、「戦後は何もしていなかった」とか「戦後は無視されていた」というような解釈もうかがいましたが、それにも違和感があります。
 戦後は、戦前・戦中以上に膨大な書物を残しているからです。しかし、たしかにそれらはほとんど出版という形を取っていません。ある意味、ただただ書き続けただけにも見えます。両先生がおっしゃるように、それを読んだ形跡が、外部にほとんど残っていないからです。
 たしかにそうかもしれませんが、それはやはり、このGHQによる「焚書(没収)」があったからではないでしょうか。実は巧妙に活動が隠されていたと。そして、必要なところに必要なものが渡っていたと。
 う〜む、やっぱり不思議だなあ。謎すぎます。
 いずれにせよ、この討論にあるように、戦後日本がそうした戦勝国の横暴を素直に受け入れてしまったのは事実です。しかし、いつも書いているように、私はそれをあまり悲観的に捉えていません。そういう意味では、この討論の出席者とはちょっと違った感覚を持っているかもしれません。
 そう、すなわち、高度な文化継承作法としての「国譲り」だと、私は考えているのです。負けて勝つ。無意識化による純粋保存。地下水脈としての日本の伝統。
 私の得意分野である、出口王仁三郎や宮下文書といった「トンデモ」世界もまた、そうした地下水脈の湧出と捉えることもできますね。
 そういう意味で、仲小路彰が噴き出す時も近いのかもしれません。彼は21世紀のためにひたすら書き続けたわけですから。

Amazon GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本

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2016.10.22

ブラタモリ第51回 『樹海の神秘』

 日もちょっと忙しいので、あまり詳しく書きません。自分のフィールドそのもの(場所的にも分野的にも)なんですがね。
 まあ、タモリさんが代弁してくれているので、良しとしましょう。
 舞台はまさに我が鳴沢村です。このように紹介していただけると、なんだかやっぱり特別な村に住んでるなあという感慨を覚えますね。
 日本を支えた…どういうことかなと思っていましたが、こういうことだったんですね。絹織物も最近の得意分野です。
 その前にスバルラインの話が出てきますね。これも東京オリンピックの年、そして私が生まれた年、昭和39年です。
 スバルラインの工事で儲けた地元の雄と言えば、トランプさんに殺された(!?)柏木昭男ですねえ。こちらの記事をぜひお読み下さい。もうすぐ大統領選。はたして柏木さんのライバルは当選するのか?!
 おっと話がそれましたね。では、今回も見逃した方のために動画を貼っておきます。


ブラタモリ「#51 樹海の神秘」 2016年10月22日 投稿者 Action_Games

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2016.10.21

鳥取で震度6

Th_img_6120 宿中に緊急地震速報が入り驚きました。当地でも少し揺れたようですが、私は気づきませんでした(静かに勉強していた生徒も気づかなかった)。甲府市や山中湖村では震度2ということですから、ずいぶん遠距離ですから、いかに規模が大きかったかわかります。
 ちなみに阪神淡路大震災の時の兵庫県南部地震でも山梨県は震度2でした。
 昨年の秋あたりから鳥取県中部を震源とする体感地震がずいぶん増えていましたので、多少気になっていましたが、これは「小出し」にしているのだなと勝手に判断していましたが、こういうことになろうとは。
 今のところ、死者や大きな被害の報告が入っていないので、少し安心しています。
 さて、鳥取と言えば昭和18年の鳥取地震。そして、内陸地震と言えば今年の熊本地震での「前震と本震」。それをふまえて、今日は次のようなツイートをしました。記録のためにここにコピペしておきます。
 ぜひ今後もご注意ください。もちろん、東日本の私たちも他人事ではありません。

M6.6で深さ10kmとなると直上では実質震度6強でしょう。心配です。また、同程度以上の規模の地震の可能性もあります。ご注意下さい。

熊本の一連の地震がそうであったように、内陸の大規模な地震の後、近接する別の断層が刺激され、さらに大きな地震が発生する可能性があります。今後数日から数年の単位で要注意です。

ご存知の方も多いと思いますが…昭和18年の鳥取地震の1年後に東南海、3年後に南海の巨大津波地震が発生しています。東南海地震の1ヶ月後には三河地震も発生。南海トラフ地震の前には内陸や陸地に近い断層が動く傾向があります。

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2016.10.20

ベイエのカノン(パッヘルベル)

 宿中でして、ちょっと時間がないので、今日もまた動画の紹介。
 かつてこちらでピゼンデルの無伴奏を紹介した、気鋭のフランス女性バロック・ヴァイオリニスト、アマンディーヌ・ベイエの演奏です。
 曲は皆さんよくご存知の「パッヘルベルのカノン」であります。なかなかいい演奏でしょ。けっこう自分たちの演奏のスタイルに近いかも。
 ベイエ率いるアンサンブル・リ・インコーニティが12月に来日するようです。一度生で聴いてみたい演奏家ですね。

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2016.10.19

討論 『日本共産党とは何か?』

 本人の精神史に大きく関わる、戦前・戦中・戦後に亘る大人物の知れられざる文書(約600ページ)をスキャンしながら、この番組を耳で聴いていました。
 スキャンも約3時間かかりましたので、ちょうど良かったかな。また、内容的にも間接的にではありますが、深く関係していたかもしれません。
 そう、この前、ちょうど共産党の戦後史を復習したところだったので、この討論は面白かった。
 ものすごく乱暴に言ってしまうと、この討論でも述べられていたように、今や日本共産党は保守政党ですよね(笑)。当たり前と言えば当たり前ですが、革新もぶれないでずっとやっているといつの間にかヴィンテージになってしまう。
 いやいや、待てよ、戦後の共産党はブレまくりとも言えますよね。だから、そこの多重構造が、結局のところ日本人の戦後精神史そのまんまになっていたりするわけですよ。
 実に面白いですね。
 私はいつも書いているように、そういう日本共産党がけっこう好きです。政策的にもツッコミどころ満載ですが、それはある意味理想主義を貫いているからであり、様々な現実的矛盾を含みつつ、それをこれまたツッコミどころ満載な詭弁でまじめな顔して言い訳するところもまた、実に人間的であったりします。
 唯物論を標榜しながら、結局一番人間的、矛盾的存在であるというわけですから、これはもう人類史の悩みを一身に引き受けているとも言えるわけですね。
 私が師と仰いでいる出口王仁三郎や仲小路彰は、左も右も両方軽く呑み込んで、ずっと上空から物事を見たり、考えたり、行動したりしていた。だから、右からも左からも慕われたし、敵視もされた。
 私も少しでも彼らに近づけるようにと思い、左翼とも右翼とも「なかよく(仲良く・中翼)」しております。いつも言うとおり、左右の翼がないと飛びませんからね。

Amazon 日本共産党

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2016.10.18

『日本はこうして世界から信頼される国となった』 佐藤芳直 (プレジデント社)

[親子で読めるジュニア版]
Th_51g0q3zdsxl_sx350_bo1204203200_ 校で生徒に読ませたい本をいくつか選んでいるのですが、これは第一候補ですね。
 私も小中高大と公立の教育を受けまして、その中で、いわゆる日教組的な「自虐史観」をたっぷり教えられてきました。おかげで(その反動で)一時期はかなり反対側に回ってそれらを批判してきましたが、ようやくパランスが取れてきたのか、最近は両方自然に受け入れられるようになってきました。
 しかし思うのは、やはりあまり幼少期、あるいは青年期に「自虐的」になるのはよくないなと。過度に自信満々でも困りますが、やはり両方の見方にバランス良く触れることが大事だと思います。
 本校は私学ですので、いくら山梨県とはいっても(いや、実際は山梨県の公立は全然日教組的じゃありませんが)、比較的バランス良くそのあたりを扱ってきたと思います。歴代の理事長がまさにそういうスタンスですので。
 その、自信を持たせる側、誇りを持たせる側の「優しい」教科書として、この本は実にいい内容だと思います。内容、目次はこんな感じです。

◎12の歴史に秘ひめられた、知られざる日本人と日本人の魂──ジャパニーズ・スピリット──の物語!
1988年「トルコの艦隊の遭難」、1859年「吉田松陰の死」、1853年「ペリー来航」、1905年「日露戦争」、1919年「人種差別撤廃法案」、1941年「日米の戦争」、1944年「特攻」、1951年「マッカーサーの証言」、1958年「日本車の挑戦」、1964年「新幹線」、1964年「東京五輪」、1966年「ウズベキスタンの大地震」……世界に感動と影響を及ぼした日本人の歴史とは?

 中には私もよく知らなかったエピソードもありました。勉強になりました。
 特にこの版は「親子で読めるジュニア版」ということで、次のような特長があります。

本書の特徴~「小学生高学年」から「ご年配の方」まで、読みやすくわかりやすい編集
・とくちょう1 活字が大きい
・とくちょう2 A5判サイズでゆったり16行組み
・とくちょう3 本文の漢字にはすべてルビを振りました
・とくちょう4 付録付き! (内容の理解に役立つ世界地図[武楊堂製/カラー版]を付カバー裏に掲載しました。

 ぜひ皆さんも子どもさんと一緒に読んでみてください。そして、もちろん反対側からの歴史の見方も教えてあげましょう。

Amazon 日本はこうして世界から信頼される国となった

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2016.10.17

ホルショフスキーのノクターン

Th_419667rgjl_sx353_bo1204203200_ 月始め、あまりに唐突にお亡くなりになった葦原瑞穂さん。その道では知らない人のいない方でした。
 山梨県内にお住まいでしたので、いつかお会いする日もあろうかと思っていましたが、残念ながら今生ではそれは叶いませんでした。
 私も10年ほど前に「黎明」を読みました。たしかによくまとめあげられた好著だなとは思いましたが、正直言いますと、それほど新しい知見はありませんでした。
 今思えば、私は出口王仁三郎の世界に触れていましたから、黎明もすんなり入ってきたのではないかと思います。それは、ここ数年ご縁をいただいた仲小路彰もそうです。普通の人なら「ドン引き」するかもしれない。スケールが大きすぎて「トンデモ」も併呑してしまっているので。
 そう、で、黎明で印象に残っているのは音楽論です。非常に強く共感した記憶があります。またしっかり読み直してみたいと思います。
 その中でも興味を持ったのが、このホルショフスキーのノクターンです。伝説のカーネギーホールでのライヴ。当時は聴くすべがなかったのですが、今日検索してみたらYouTubeにちゃんとあるんですね。
 たしかにこの97歳天才ピアニストの、ある種「禅的」なショパンは素晴らしい。ミスタッチとか、そんなこと関係ありませんね。高次元からの波動をそのまま音楽にしている。多少のほつれはすぐに修復する。それが自然です。
 葦原さんのご冥福と、あちらでのご活躍を祈りながら、黎明を再び繙いてみたいと思います。

 

Amazon 黎明(上巻)


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2016.10.16

第28回 高松宮殿下記念世界文化賞

Th_img_6028 うすぐ高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式がありますね。昨年こちら書いたように、ある意味ノーベル賞の芸術部門を補完する役割を果たしているこの世界文化賞。
 まさに文化人と呼ぶにふさわしかった高松宮殿下が創設されたこの賞でありますが、今ちょうど私は高松宮さまと文化に関わる部分について研究しているところです。
 たまたまですが、今日もある方から貴重なお写真をお預かりしました。これはかの仲小路彰が裏で脚本を書いたと思われる舞踊詩劇「静物語」を、殿下が喜久子妃殿下と一緒にご鑑賞になっているお写真です(昭和23年)。
 実際のところ、ノーベル賞を補完する世界文化賞を創設されるにあたっては、仲小路彰や川添紫郎の提言があったことは間違いありません。そのあたりの事情は従来全く世に出てきませんでした。
 さて、そんな世界文化賞、今年も素晴らしいアーティストたちが受賞しています。

第28回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者
■ 絵画部門    シンディ・シャーマン (アメリカ)
■ 彫刻部門    アネット・メサジェ (フランス)
■ 建築部門    パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ (ブラジル)
■ 音楽部門    ギドン・クレーメル (ラトビア/ドイツ)
■ 演劇・映像部門 マーティン・スコセッシ (アメリカ)

第20回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ ファイブ・アーツ・センター (マレーシア)

 ワタクシ的には、やはりクレーメルとスコセッシの受賞が嬉しいですね。素晴らしい人選だと思いますよ。
 それに対して…ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞には驚きましたね。本人も驚いているというか、困惑しているのではないでしょうか。
 ノーベル賞は文学部門しかないので、こうして他分野の人物を文学賞にあてがうこともできてしまいます。当然、それに対する反発も大きく、本人が文学という意思がないのにいいのかとか、純粋な文学分野で受賞すべき人がいるだろ(村上春樹ら)とか、いろいろな意見が飛び交っていますね。
 一方、そちらの騒ぎや、ノーベル賞の権威低下などを尻目に、安定の信頼度および品格を保っているのが高松宮殿下記念世界文化賞であります。
 本国日本ではノーベル賞ほどの騒ぎにはなりませんが、世界的に見ると大変名誉ある賞であって、ノーベル賞受賞よりも価値が高いと捉える受賞者も多いとか。
 ボブ・ディランもこちらの音楽部門を獲りたかったかもしれませんね。来年、あえて彼に世界文化賞を授与するとかどうでしょう(笑)。

高松宮殿下記念世界文化賞

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2016.10.15

ブラタモリ第50回 『富士の樹海』

 日もまたNHKの番組感想となります。
 ブラタモリの記念すべき50回目はウチの超近所。青木ヶ原樹海の前編。我が村の紅葉台からのスタートでした。
 近所ということで知り合いが番組制作に関わっております。いちおう富士山麓で108番目の洞穴(平次原風穴)の発見者の一人であるワタクシも誘っていただければ、もっとマニアックなところをご案内したのに(笑)。
 ま、それはいいとして、今回もタモリさんのすごさが分かる内容でしたね。学生時代は樹海で生活したこともある私が体験で学んだことを、タモリさんは初めての踏査でちゃんとつかんでしまう。すごい。
 貞観の割れ目噴火については、例の宮下文書には72箇所から噴火とあるわけで、これはそれなりにリアルな記憶がこの地域に残っていたのか、近代以降の知見がそのような記述を生んだのかは微妙なところです。同文書については地質学者や水理学者が関わっていますから、ちょっとアヤシイかも。
 ご覧になっていない方は、こちらでどうぞ。来週以降はもっとワタクシのフィールドに近づいて参ります。楽しみですね。


ブラタモリ「#50 富士の樹海」2016年10月15日 投稿者 Ria__Sakurai

ブラタモリ

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2016.10.14

笑けずり シーズン2 最終回

 めでとう、マスオチョップ。面壁9年、よく頑張りました。
 特に最終ネタ「覆面レスラー仮面」は素晴らしかったなあ。これは「やられた」。
 ただし、こういう芸風がテレビ向きかと言えば微妙ですね。
 オダウエダも同様にマニアックすぎるというか、個性的すぎるとテレビでは理解されなかったり、逆に飽きられたりする。
 まあ、テレビで売れるのが目的ではないのかもしれませんが。ゲストの錚々たるプロ芸人たちも、結局守りに入ってしまっていますからね。厳しい言い方をすれば。
 音楽もそうですが、売れると守りに入ってしまう、あるいは大衆に迎合してしまうことが多い。
 もちろん、テレビでのブレイクは単なる足がかりで、その後ライヴでより個性を出していく人たちもいますがね。
 お笑いは音楽よりそれが厳しいかもしれません。前も書いたとおり、お笑いのゴールは「笑い」しかありません。「感動」や「泣き」、(何度も接して分かる)「謎」などはほとんど許されません。また、CDやDVD、その他物販からの収入もあまり望めません。きついですね。
 そういう意味では、これからが大変でしょう。昨年のザ・パーフェクトも今後安泰とは言えませんでしょう。
 お笑いに関する「経済学」に良い変革が起きるといいですね。音楽界は逆の意味での変革が起きてしまいましたが。
 今回の決勝に残った2組とも、「意外性」で勝負する芸風じゃないですか。その「意外性」が、マスオチョップの場合はある意味一つで押し切る。オダウエダはいくつもの意外性で引っ張っていくうちに、結局パターン(形式)にはまってしまった感じがあります。続けていくとすると、やはりマスオチョップの方が有利かなと。
 あっ、そうそう、ワタクシ的には今回の優勝はやっぱりロバート秋山でしょうか(笑)。最高の言葉を用意したのに切られたり、音声拾われてなかったり(笑)。めちゃくちゃ面白かった。生放送ならではのハプニングですね。
 最終回、ご覧になっていない方は、この動画で今のうちにぜひ。

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2016.10.13

ロバート秋山×のんある気分 【Making of the TV commercial】

Th__20161014_132238 日の続きですよ。能の天才、世阿弥と観世寿夫。この二人と肩を並べる「ものまね」師。すなわち現代の「モノ(他者)を招く」達人の一人。ロバートの秋山竜次です。
 冗談抜きで、彼は天才ですね。彼の天才性を意識させてくれたのは、ウチの姉です。演劇をいちおうプロとしてやっていた姉ですので、舞台の「俳優(わざおぎ)」に対する評価はかなり厳しい。そんな姉が、最近追っかけいる芸人さんが秋山です。
 つい最近には、とうとう「Yoko Fuchigami」とツーショット撮って送ってきました(笑)。まあそのくらいハマっているのです。
 で、私も影響を受けて、またコント部の顧問として、ロバートの動画などをよく観るようになりました。また、ご多分にもれず「クリエイーターズ・ファイル」を一通り観てみたりしました。
 うん、やっぱり、これは「モノマネ(物招)」ですね。完全に憑依されている。いや、させている。それも物理的には実在の人物ではないが、しかし我々の意識の中には確実に実在している、そう、あえて言えば、西洋的リアリズムではなく東洋的なリアリズムの中に実在している人物を。
 だから、具体的な誰かをリサーチしたり、職業を研究したりはしない。雰囲気。ニセの現実の方がリアルだったりするのはよくあることです。記憶がだいたいそうですよね。
 そういう意味で、他の天才たちもそうなんですけど、幼少期の記憶、特に遊びの記憶が、のちの偉業につながることが多い。秋山もそうなんでしょう。
 面白いですね。そして、その憑依的アドリブに一般人が巻き込まれることによって生じる「?」的な時差や心理的距離が、その架空の実在人物のカリスマ性を顕す結果となっている。前代未聞のすごい芸ですよ。
 考えてみると、ロバート自体が、秋山と他の二人のある種の「隔絶」が笑いの根幹になっていますよね。もう少しはっきり言うと、秋山と馬場の格差を山本が上手に解説するというか。ネタとしては、秋山と馬場が変な人で、一般人の山本がそこに巻き込まれているように見えますが、実際はそうじゃないんですよ。
 というわけで、実在と非実在の混濁という意味で面白かったのが、このサントリーとのコラボですね。これは実に新しい表現の世界ですよ。しまいには現実の自分まで巻き込んでしまう(笑)。
 これは、コントでもない、CMでもない、ハプニング(市街劇)でもない。なんなんだろう。
 なるほど、こういう現実と非現実の混濁という意味では、寺山修司に影響を受けた姉が、この秋山に惚れるのも分かる気がしてきますね。
 いや、もしかして、現代の世阿弥なのか?!

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2016.10.12

竹本幹夫 『能の世界、桁外れの天才 世阿弥』

 近観た動画の中で特に印象に残ったのは、小川榮太郎さんの番組「美の世界・国のかたち」。今回は早稲田大学文学学術院教授である竹本幹夫さんがゲスト。
 教え子が能楽師になったり、娘が能楽部に入部したりしましたものですから、私も最近、竹本さんの「対訳で楽しむ」シリーズを何冊か購入して読んだりするようになりました。
 特に風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)はKindleにも入れて常に携帯しております。
 そんな竹本さんが、小川さんの見事なエスコートによって、能の魅力、本質、世阿弥や観世寿夫さんの天才性、能と禅の関わりについて、分かりやすく語ってくれています。
 なるほど、世阿弥はたしかにすごいですね。世界史上の天才は、まるで突如として一ジャンルを作り上げてしまったかのように見えることが多いのですが、実際には前史を呑み込んで消し去ってしまうほどのパワーがあったということですね。

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2016.10.11

『銃殺-2.26の叛乱』 小林恒夫監督 鶴田浩二主演作品

Unknown 日の記事、東京オリンピックの開催された、そしてワタクシの生まれた昭和39年公開の映画。二・二六事件における安藤輝三が主人公となっています。
 二・二六関係の映画は一通り観たと思いますが、私はこれが一番しっくり来ました。ある意味、鶴田浩二と安藤輝三は顔的にはあまり似ていないのですが、その人柄や内面の苦悩の表現に関しては、とてもリアルだったと思います。
 映画のセリフの中にもあったように、安藤輝三は本当に「真っ白」な人だった。だからこその優しさが裏目に出たこともあったと思います。
 しかし、何度も書いているように、そしてこの映画では大変リアルに史実に基いて描かれているように、鈴木貫太郎を襲撃しつつとどめを刺さなかったことによって、戦後日本は生き残った。結果として、安藤の赤心、いや白心が昭和天皇を救ったとも言えるわけです。
 そうした流れを思い出しながらこの映画を鑑賞しましたので、途中何度も涙が止まらなくなりました。
 安藤輝三が「銃殺」されて80年の今年の7月12日、本当に運命的に輝三さんの息子さんと出会いました(こちらの記事をお読み下さい)。
 当時1歳だったその息子さんも、この映画で「赤ちゃん」として何度も登場し、「赤ちゃん」であるからこその別れの悲しみを感じさせます。
 この1年の私たち夫婦の二・二六事件との不思議すぎるご縁から、私たちは何を学ばなければならないのか。それがこの映画を観て、少しですが分かった気がしました。
 DVDにもなっていないし、私も中古でレンタル落ちのVHSを購入し、久しぶりにVHSデッキを引っ張り出してきて観ました。
 鶴田浩二の好演も含めまして、大変価値のある作品だと思います。ぜひとももっと多くの方々に観ていただきたいと思います。

Amazon 銃殺-2.26の叛乱

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2016.10.10

52年前の東京五輪開会式秘話

 日は10月10日体育の日。52年前の今日、東京オリンピックの開会式でした。
 私はその1ヶ月半ほど前にこの世に生まれていました。その年の夏は東京が水不足で、母は静岡県焼津市で里帰り出産したのでした。そして、開通したばかりの新幹線で10月5日に私は東京へ帰って来ました。
 ですから、東京オリンピック開会式当日は東京にいたわけですが、もちろん覚えているはずものなく…テレビもついていて、もしかすると目にしていたかもしれませんが。
 この開会式には、いろいろな伝説がありますが、このブルーインパルスの描いた五輪の奇跡は、その中でも圧巻でしたね。
 上の番組で紹介されているエピソードも、まさに今だから言える内容。それにしても、こういう奇跡を起こす、日本人の精密さというか、精神力というか、気合というか、この前のリオ五輪の400メートルリレーもそうですけど、とにかく恐ろしいものがありますね。そこに奇跡が訪れると。
 ま、二日酔いというのも、ある意味悟りの境地ですからね(笑)。
 2年前、50年ぶりに国立競技場上空でブルーインパルスの展示飛行がありました。
 半世紀の間で航空技術は大変な進歩を遂げたわけですが、現在の技術をもってしても、あのように完璧に五輪を描くことは難しいと聞きました。
 実際2年前の展示飛行でも五輪を描くことはありませんでした。

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2016.10.09

阿蘇山噴火(その3)…不二阿祖山太神宮にて収穫祭

Th__20161010_95440 日富士山北麓明見にある不二阿祖山太神宮にて「収穫祭」が行われ、私は来賓として招かれました。
 九州の阿蘇山で爆発的噴火があり、その阿蘇山と深い関係にあるこの神社で祭事が行なわれるというのは、なとんも因果なことであります。
 富士山はかつて「あそやま」と呼ばれていたとされ、当地に残る宮下文書には、富士王朝と九州王朝の微妙な関係が記されております。
 阿祖山太神宮においては、ここ数年(表にも裏にも)実に大きな動きがありました。同神社も深く関係している地球フェスタは来年は阿蘇市で行なわれる予定でもあります。
 忘れられていた富士山と阿蘇山を結ぶ霊脈はすでに開かれているのですね。
 今回の噴火の前日に阿蘇を訪問していた某首相夫人(?)からの情報によりますと、日本の龍がひっくり返ったとのこと。北海道が頭だったのが、九州になったとか。
 しかし、丹田たる富士山は不動です。
 艮から坤へ。これはどういう意味があるのか。艮で巨大地震が発生しましたが、次は坤ということなのでしょうか。
 もちろん、非科学的な話にとどまらず、科学的にも南海トラフ巨大地震の発生の危険性が高いと叫ばれていますしね。
 そういう意味も含めて、ここ丹田たる富士山での神事は大切なのです。
 今日は、各国(五色人)大使もお招きしての収穫祭。日本は世界の雛型という考え方に基づき、世界の大難を小難に、小難を無難にという祈りもこめて、皆で稲刈りをさせていただきました。
 ここで、また大変な出会いが…お祭終了後は我が家でめちゃくちゃ濃い二次会となりました。もう偶然ではなく完全に必然的出会い。無駄が全くありません。初めてお会いした人でも1分もかからず魂が通い合ってしまう。
 宮司さんや神社関係者の方とも話しましたが、神々の世界がかなり急いでいるらしい。焦っているということはないけれども、私たち人間に急がさせている。
 なんとなくわかります、その感じ。
 そして、今日の出会いで分かったこと、確認できたことが多数ありました。ちゃんと気づいて行動していかねばなりませんね。
 阿蘇の、そして坤の大難が小難となりますように。地球が全体として調和して平和でありますように。まつりごとは実に大切です。感謝。
 

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2016.10.08

阿蘇山噴火(その2)…36年ぶりの爆発的噴火?

 て、昨日付けの記事に書いてしまった今日の阿蘇山噴火ですが、ニュースなどでは「昭和55年以来36年ぶり」と盛んに報道されています。
 もちろん、それは気象庁の発表に基づくものですが、私の感覚としては、その表現には少し違和感があります。
 昭和55年1月26日の噴火は小規模な爆発で、噴煙も500メートルほどしか上がらなかった(今回は1万メートル超え)。
 昭和55年の噴火よりも、その前年昭和54年6月から11月の噴火の方が大規模です。54年9月の噴火の方が大規模です。9月の噴火では登山者3人が死亡しました。
 では、なぜそのような表現になるかというと、阿蘇山では爆発地震を伴う噴火を「爆発的噴火」と呼ぶからです。
 火山の噴火における「爆発」の定義は国際的には定まっていません。噴出物の量をもって爆発レベルを測ることもありますし、阿蘇山のように地震を伴うもの、あるいは空振を伴うものを「爆発」と言う場合もあります。
 いちおう定義的には36年ぶりという言い方は正しいのですが、感覚としては、2011年の東日本大震災後の阿蘇山の活動の一部というべきだと思います。
 もちろん、4月の熊本地震の影響はあったと考えられますが、それが果して今回の噴火の直接的な引き金になったかというと微妙ですね。
 一部の学者さんの言うとおり、もしかすると、熊本地震は阿蘇山の噴火を抑える役割を果たしていたかもしれないのです。
 いずれにせよ、熊本地震と今回の阿蘇山の爆発的噴火とは「関係がある」ということにはなりますね。
 有史以来の阿蘇山の噴火史はこちらで確認できます。

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2016.10.07

阿蘇山噴火(その1)

 際には8日の1時46分に発生した阿蘇山の噴火ですが、速報として7日づけの記事に書いておきます。
 さらに詳しい情報については、8日づけ以降の記事に書こうと思いますが、今回の噴火、今年4月の熊本地震の発生に伴ってある程度の予想がされていたものです。
 ですから、特に大きな驚きはないのですが、今後、活動がどのように推移するのかは正直分かりませんので、だからこそ心配でもあります。
 今日はとりあえず、熊本地震後に放送され、阿蘇山の破局的噴火についても触れられている、「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」を紹介します。
 地震学者の島村英紀さんが、非常に冷静な目で客観的に語ってくれていますので、それをぜひお聞き下さい。

 今回の噴火の規模ですと、降灰によって西日本全体が影響を受ける可能性があります。電子機器や自動車、航空機などにも影響があるかもしれません。
 また、噴火の規模がこれ以上大きくならないとしても、噴火が長引きますと日本のみならず地球全体の気候にまで影響を及ぼすかもしれません。
 今後の推移に注目していきたいと思います。そして、自然科学的な視点と、また霊的な視点とを含めて、記事を書くつもりです。

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2016.10.06

高本一郎 『シャコンヌ・オリエンターレ』

Th_61lkvc51sel_aa500_ ろいろな音楽を聴き、ここでもたくさん紹介してきましたが、何か大切な人を忘れているなと思ったら、高本さんでした。
 リュート奏者ですから、いちおう同じ業界の方ということになりますが、今までお会いしたことはありません。しかし、ある意味、私にとって最高の、そして最好の古楽器奏者かもしれません。
 というのは、高本さんは正統的な古楽の演奏もお見事ですけれども、それ以上にご自身のオリジナル曲の演奏がが、私は大好きなのですよ。
 時代や地域は越えても、もしかすると、これがいわゆる「古楽スピリット」なのではないかと思う、素晴らしい音楽をお作りになり、そして演奏されるわけですね。
 もし、私に才能があって、リュートを弾けて、さらに作曲ができたら、こういう曲を作るのではないかと思うのであります。
 比較的な単純なコードを伴うベースが循環して、そこに即興(風)なメロディーが絡んでくる。
 ジャズにも造詣の深い高本さんですので、そうしたスピリットも感じられます。というか、古楽とジャズは基本同じものを基本にしていますからね。
 無理にジャンル分けする必要はありませんし、そうしようとすること自体がナンセンスであるのは分かるとして、人に説明する時は、やっぱりジャンルって便利ですよね。では、こういう音楽はなんというジャンルに分類されるんでしょう。一番好きなのに、なんだかうまく説明できない(苦笑)。
 少し前に、モジャさんのチャップマンスティックと、酔っ払った勢いでヴァイオリンで即興共演させていただきましたが、イメージとしてはこういう音楽になっていたと思います(あんまり記憶がないのですが…笑)。
 Amazonのプライムミュージックでは無料ですし、皆さんもぜひこのアルバム聴いてみて下さい。

シャコンヌ・オリエンターレ

 2014年のダウランドのアルバムも実に「ちょうどいい」ですね。絶妙のセンス。バランス。

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2016.10.05

ザ・イエロー・モンキー 『砂の塔』 ディザー

 られた〜(笑)。
 なんだか、もうカッコよすぎて、そして面白すぎて、新しいのに懐かしい。
 ここのところ、昭和の男たちはカッコよく面白かったなという、懐古的な話をする機会が多かったのですが、まだこうして私と同世代の皆さんも頑張っているんだなということで、これは単なるノスタルジーではなく、現在進行形なのだと。
 てなわけで、いつも書いているとおり、イエモンの吉井さんは中学の後輩。その後もご縁があって、お互い昭和っぽく頑張りましょう的なことを、ここ富士吉田の西裏昭和遺跡付近で話し合ったりしました。
 彼はそれをしっかり実現しているわけでして、そういう意味(下吉田の誓い)という意味では、フジファブリックの志村正彦くんの遺志をこういう形で継承してくれているとも言えますね。
 それにしても、「帰ってきたウルトラマン」には参りましたね(笑)。円谷プロも本気です。
 そう、最近娘と昭和の映画を観る機会が多いのですが、あの頃の「フォント」って、基本的にカッコよすぎますね。つまり、手書きですよ手書き。レタリングです。
 もちろん、音楽的にも「砂の塔」は昭和テイストと言えばそのとおり。しかし、これもやはり単なるノスタルジーではなく、最新音楽なんですよ。
 こうして、いいモノはしっかり残っていく。たとえ忘れ去られていた期間があったとしても、あるいは休止期間があったとしても、それは純粋保存のための有益な時間なのです。すなわち「国譲り理論」。
 というわけで、さっそく予約注文しました。私も参戦したツアーの音源も実に楽しみです。
 よし!オレも先輩として、後輩に負けないように頑張るぞ!

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2016.10.04

デオマジック

Th__20161005_110000 キュームカーの臭いがチョコの香りに…最近、こんなニュースがあって賛否両論巻き起こっていますね。
 デオマジック…これはたしかに画期的な発明です。画期的というか、発想の転換、コロンブスの卵ですよね。
 しかし…よりによってチョコにしたところがまずかったのでは。カレー味のう◯こ…みたいな感じじゃないですか。実際、介護の現場では、老人が食べちゃう可能性が指摘されていました。
 色って重要ですよね。イメージがダブらないようにすべきだったかも。たとえばバラの香りとか、レモンの香りとか(笑)。
 我が家でも、デオマジックは大活躍中ですよ。
 カインズホームで売っている「香りで消臭スプレー」です。
 現在、ウチには猫ちゃんが6匹もいまして、それぞれ「くさ〜い」ウンチをするわけですが、臭ってきたら、このスプレーをブツにシュッとする。そうすると、たしかにウンチの臭いが花の香りに変わるんです!
 思わず、深呼吸してしまうほど…いや、考えてみると、それってまさに「カレー味の…」を食べてるのと同じことではありませんか?
 そう、あんまりいい香りになってしまうと、ついついブツを片付けなくなってしまうんですよね。これはいけません。
 やはり、悪臭というのは、人間の生活にとって不要であったり、毒であったりするもの。というか、人間の方がそうして進化してきたわけですよね。
 そこんとこを、真逆にしてしまうというところから、今回の「賛否両論」も生まれるのでしょう。
 しかし、知りませんでしたね。いい香りを強調するために、あえて悪臭を混ぜるとは。そうか、あんこに塩を入れるようなものか。

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2016.10.03

八面神社(やつおもてじんじゃ)その2(山梨県都留市夏狩)

 8月に秋田県湯沢市駒形の「八面神社」を参拝しました。こちらに書いたとおり、不思議なご縁の出会いがありました。
 その記事でも「やつおもて」は珍しいというようなことを書いていますが、まあ、なんと灯台下暗し。
 今日都留市に出張があって、その帰り、ふとナビを見ると「八面神社」とあるではありませんか。場所は都留市夏狩。富士古道沿いです。
 かつて古道をはさんで対面していた「十二天神社」には立ち寄ったことがありましたが、少し山を登ったところにあるこちら「八面神社」は初めての参拝です。
 「八面神社」だけれども、きっと「やつおもて」と読まないのだろうと予測していましたが、なななんと、ここも「やつおもて」でありました。全国にそうたくさんあるわけではないので、不思議なタイミングでのお導きに、ちょっと鳥肌が立ちました。
 まず鳥居がユニーク。笠木と島木がありません。そして左三つ巴。よく調べる必要がありそうです。

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 階段を昇ると正面に拝殿があります。

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 扁額には「昭和二十七年講和記念」とあります。サンフランシスコ講和条約ですね。日本の独立を記念して奉納されたということです。

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 由緒書。祭神はスサノヲ。八面の由来も八岐の大蛇などからか。

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 立派なご神木があります。左右対称の位置にももう一本あったようですが、切られていました。

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 夏狩のあたりの富士古道沿いにある神社仏閣、あるいは石碑などは非常に興味深いものがあります。そうそう、こういうユニークな双体道祖神もありますよ。ゆっくり散歩されてみてはいかがでしょうか。

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2016.10.02

JJパラダイス@第2回よい子の花火大会

Th_w008_2016092814581368653 年復活した、富士吉田(下吉田地区)の「よい子の花火大会」。今年は会場を変えて、さらに大規模に、そして盛大に開催されました。
 企画・運営に携わった地元の若者たちに心から賛辞と謝意を送りたいと思います。地元愛、家族愛、そして未来を担う子どもたちへの愛情は、本当に素晴らしい。
 地元をどんどん離れていく、自称エリートたちと、いったいどっちが偉いのでしょう…教育者として本気でそんなことを考えさせられました。
Th__20161003_70146 さて、今回、私の一つの夢は残念ながら叶わなかったのですが(来年こそは絶対!)、主催者の皆さんにお招きいただきまして、またまた例のおじさんバンドと一緒に演奏させていただきました。てか、自分もおじさんか(笑)。
 昨年はこんな曲をやりました。今回のセットリストはこんな感じ。

恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
365日の紙飛行機(AKB48)
花束を君に(宇多田ヒカル)
プレイバックパート2(山口百恵)
M(プリンセス・プリンセス)
ボヘミアン(葛城ユキ)
ら・ら・ら(大黒摩季)

 古いもの(昭和もの)ばかりでなく、最近朝ドラで有名になった2曲も演奏しました。とは言え、両曲とも昭和の曲と見紛う、いや聞き紛うほどの(いい意味で)古臭い曲ですね。
 恋のバカンスとプレイバックに囲まれても、全然違和感ありませんでした(ワタクシ的にはね)。
 演奏の方は、いかにもJパラらしく、細かいこと、いや大きなことも気にせず(笑)、とにかく楽しければいいという感じで、私もちょっとした緊張感を味わいながら大いに楽しませていただきました。
 私よりも「濃い昭和」を生きた先輩方と一緒に、こうして遊ばせていただけるのは、本当に幸せです。特に、カミさんとともに「来たり者」である私たちが、この地元の「仲間」の仲間に入れてもらえるのは嬉しいかぎりです。ようやく富士北麓人になれたのかなという感じです。


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2016.10.01

店員系コント2本

 日は中学校のオープン・スクール。生徒たちの発表の数々、なかなか良かったと思います。本校の文化の一端を、小学生の皆さんに伝えられたのではないでしょうか。
 いろいろ発表があった中で、私が関わったのは、弦楽合奏部でのチェロの演奏と、コント部の脚本づくりです(笑)。
 今回は新メンバーによる初めてのコント披露ということで、比較的やりやすく、また受けやすいショートコントを作りました。
 お題も、小学生に分かりやすい「コンビニ」にしました。いちおう五つのショートコントを作りましたが、生徒たちがいい演技を見せてくれて(アドリブもばっちり!)、いい流れの中で大いに受けていたと思います。
 以前も書いたように、コントというのは非常に教育的効果が高いんですよ。今日主役を務めた3年生の男子がアドリブで上手に解説してくれましたとおり、「自分の解放」につながるんですよね。個性の発見と解放。指導する側も、生徒たちの変化が楽しみなんです。
 さて、実際のコントも皆さんに観ていただきたいところですが、残念ながら録画に失敗してしまったので、私が今回参考にしたプロの名コントを二つ紹介します。
 まず一つ目はサンドウィッチマンの「ハンバーガー屋」です。この笑いのテンポは見事。もちろんそれはネタの緻密さと、演技力によるものですね。とても真似できるものではありませんが、良き目標にはなります。

 続いて、どちらかというと生徒たちが近づけるテンポ感ということで、インパルスのコンビニネタ。これもよく練られたネタですね。設定の勝ちです。

 昨夜も、「笑けずり」でジャルジャルが講師になって、アドリブコントをやっていました。アドリブこそ最高の感性と知性を要求されるものです。私は比較的そういうのが得意な方ですが、それってやはり鍛えられてきたものなんですよね。
 ウチの中学では、けっこうむちゃぶりが多く、生徒たちや先生たちはかなり鍛えられていると思います。教科書を暗記しているだけでは、ウチの学校ではほめられません(笑)。
 アドリブ力とユーモア、そして「間」…これこそが、人生において非常に有用な武器になるのでした。

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