ニュージーランドの地震(と日本)
今日は防災の日。関東大震災から93年ということになります。
ここのところ、富士山ラドン濃度の推移が不穏な感じでして、まさに今日から発震注意期間に入ったところでした。自分なりに大自然の胎動と格闘しているつもりですが、一方で、今こそ振り返りたい関東大震災の「予知」論争…「ホラ吹き」呼ばわりされ、無視された今村明恒の警告を読んだりして、やはり予知は難しいなあと感じておりました。
そして、日付けが変わって2日になってからですが、ニュージーランドでM7の地震が発生しました。今回の地震は震源が深かったので、それほど大きな揺れにはならず、また津波も小規模ですみました。
ニュージーランドでM7 と聞いて、私が思い出したのは、2010年9月4日のM7.4です。この地震の最大余震が、2011年2月22日のカンタベリー地震です。最大余震の方が大きな被害を出しました。
そして、その17日後ですか、3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きました。
昨日の話の勢いで、あえて「トンデモ」なことを書かせていただきますが、こういうものの見方もあるのだな程度に考えてください。
2010年の本震、そして2011年カンタベリー地震の震源は右の地図のとおりです。
この震源図を見て、何かを感じませんか?
科学的な知性以前に、直感として、感性として「何か」を感じる方は実際多いと思います。しかし、一瞬後にそれを語ることは憚られます。私も当時、あえてこれについては書きませんでした。
今日は思い切って書いてしまいます。昨日の記事は歴史的抽象事項に関する「雛型」のお話でしたが、今日は、もっと具体的な「雛型」の話です。
そう、私もそうだったのですが、子どもの頃、世界地図や地球儀を見て、純粋に「日本とニュージーランドはなんとなく似てるな」と思ったことはありませんか。
そういう「感性」をもっと自由にすると(子どもに帰ると)、四国とオーストラリアが似ているというような、そう、それこそ出口王仁三郎が唱えた「日本は世界の雛型」という、大人の常識からすると「トンデモ」なことになります。しかし、そういう視点からすると、東日本大震災の震源は、まさに世界の日本そのものであるという不思議なことに気づきます(こちらの記事参照)。
話をニュージランドのカンタベリー地震に戻しますと、ちょうどクライストチャーチのあたりが、日本の東北の太平洋側にあたりますよね。
だからなんなのだという声が早速聞こえてきました(笑)。まあ、自分でもこれが「トンデモ」だということは十分わかっていますし、こんな話は学校ではしないので安心してください。
偶然と言えば偶然に違いありませんし、無視しても構いません。しかし、私の「子ども心」からすると、なんだか気になる、ひっかかるのです。
私は科学者ではなく、どちらかと言うと文学者なので、こういう物語を語っても許されるでしょう。
なお、ニュージーランドでの大規模地震が起こると、日本のみならず、環太平洋地域で大きな地震が発生する傾向があります。これは事実です。
2008年10月19日ニュージーランド付近 (M7.0)
2009年1月4日ニューギニア島沖地震(M7.6)
2009年7月15日ニュージーランド付近(M7.8)
2009年9月30日スマトラ島沖地震(M7.5)
2010年9月4日ニュージーランド付近(M7.4)
2010年10月25日スマトラ島沖地震(M7.9)
2011年2月22日カンタベリー地震(M6.1)
2011年3月11日東日本大震災(M9.0)
今回の震源はニュージーランド北島の東側でした。だからといって、北海道の東方沖で大きな地震が起きるということではありませんが、とにかく、日本も地震の活発期に入っていますので、お互いに十分注意しましょう。
日本とニュージーランド、遠く離れていると思うのはちっぽけな人間の感覚。地球規模からすると、ちゃんとつながっています。
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