核廃棄物が貴金属に(!?)
昨日の記事の続き。ずいぶん前になりますが、日経に「核廃棄物が貴金属に」という記事が載っていました。
それこそ夢物語、現代の錬金術が現実のものとなるのか。ごく簡単に言うと、パラジウム107をパラジウム106に換えるということですね。
核廃棄物として長期間放射線を出しつづけるパラジウム107に、ある条件で中性子一つをぶつけると、結果として二つの中性子が放出され、パラジウム106になるということだそうです。
これが実用化されるのかどうかは、私には分かりませんが、しかし、こういう夢のような技術こそ、21世紀に日本が実現すべきものであると信じます。
昨日も書いたとおり、科学の進歩とは、それまでの常識を覆す発見の歴史であると言って良いと思います。諦めたり、馬鹿にしたり、その時点で全ての可能性は閉ざされます。逆に、最後まで諦めなかった人、あるいは馬鹿にされながらも気にしなかった人が、歴史に残る「天才」となるのです。
そういう意味で、私は世に言われる、疑似科学や偽史やオカルトの全てを無視したくない人間なのであります。
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