「絹の道」の復路〜シルク・ギャラリー
今日は都留音楽祭の二日目でしたが、午前中は急遽富士吉田の宮下織物さんへ。総理と一緒に富士山麓で夏休み中の安倍昭恵さんから連絡があってお会いすることに。
今まさにリオ五輪の最中で、日本選手の皆さんの大活躍に日本中が沸いているところですね。昭恵さんとの今日のお話は、4年後の東京オリンピックに関すること。先日、「東京と山梨」に書いた内容について、少し具体的に話を進めました。すなわち「絹」に関することです。
半世紀前の東京オリンピックの数年前、仲小路彰、川添浩史らの発案、高松宮殿下、喜久子妃殿下のご協力により、品川高輪の光輪閣内に、「シルクギャラリー」が創設されました。
多くの外国の要人を招いて宴が催された光輪閣。五輪によってさらに多くの外国人の来日が見込まれる中、日本の伝統文化であり、かつまた東西世界をつなぐグローバルな文化の象徴として、天皇家においても重要視されていた「ジャパン・シルク」を、世界に発信する拠点にする目的がありました。
当時のコンセプトは「日本の絹(シルク)を世界の女性に」でした。特に喜久子さまが大変意欲的だったとか。喜久子さまが揮毫されたシルク・ギャラリーの看板「絹の道」は、今、横浜のシルク博物館で拝見することができます。
そして、半世紀が過ぎ、2020年に再び東京五輪が開催されます。もう一度、日本のシルクを世界に発信するチャンスです。いや、発信しなければならないのです。
それも地球平和(真のグローバリズム)の象徴である富士山の絹。徐福以来3000年の歴史を持つ富士山の絹。シルクロードの終着点としての富士山の絹。聖徳太子の「和」の象徴である富士山の絹。
それが世界に発信されるということは、「絹の道」の復路ということになるのです。
これは私の妄想ではありません。実際に天と地がそのように動いているようです。そうした「霊界」での富士山と絹にまつわる動きには、当然出口直と王仁三郎や川合信水も関わっています。富士山、綾部、出雲というレイラインの不思議ですね(同じ緯度にあります)。
というわけで、今日も大変面白いお話で盛り上がりました。私は音楽祭に戻ってきましたが、カミさんはそのあと昭恵さんと吉田のうどんを食べたり、本町通り(のシャッター街)を散策したり、丸一日女子会を楽しんだようです。
私も音楽祭を体験しながら、日本は本当に東西の文化を受容、融合、昇華することに長けた国だなあと、妙に納得したのでありました。
都留という土地も、実は五輪にとって非常に重要な場所になります。もちろんリニア関係です。そちらも具体的に動いていくことでしょう。楽しみです。
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