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2016.07.11

追悼 永六輔さん〜『花の中年御三家大激突!1974年ノーリターンコンサート』

Th_cnfc6tqusaaoozt 六輔さんが亡くなりました。日本語の聖と俗の両方を見事に融合して聞かせた方でした。
 私のようなモノが永六輔さんの芸についていろいろ言うのもなんですので、とにかく彼(と彼の悪友たち)の言葉と歌を聴いてみましょうか。
 1974年12月6日の日本武道館。そろそろ戦後30年となろうかという時。小沢昭一さん45歳、野坂昭如さん44歳、永六輔41歳。司会の愛川欽也さんが40歳、中山千夏さんは26歳。みんな言葉の達人。
 その達人たちの言葉、今だったら、それこそ「不謹慎」と言われそうな内容ばかり。いつからなんでしょうか、こういう聖俗、上下、まじめふまじめ混交の言葉が、両極に分裂してしまったのは。
 戦争の話や、日の丸、教育勅語の話も出てきますが、結論は「トルコに行こう!」になってしまう大らかさ。これぞ日本人の強さでした。
 とにかくだまされたと思って全部聴いてみてください。
 最初に小沢昭一さん、昨年野坂昭如さんが亡くなり(追悼 野坂昭如さん参照)、そして永六輔さんも…彼らが残してくれた「文化」をなんとか未来に継承していきたいものです。ご冥福をお祈りします。

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