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2016.07.10

参院選に関する私感

Th__20160711_82546 いたい予想通りの結果が出そうなので、軽く私感を記しておきます。
 全国的には、自民大勝、野党共闘失敗で、結果として与党改選過半数、改憲勢力で3分の2を超えました。
 個々の政策に議論が必要なのは当然として、国際的にも非常に難しい時期に、政権が安定することは悪いことではありません。日本としては一安心と言ったところでしょう。
 憲法改正については、改憲勢力が3分の2になったからと言って、そんなに簡単に進むものではありません。これを機に、国民が日本国憲法や大日本帝国憲法や、自民党草案などを読んで、憲法について論議するのは非常に良いことです。
 もう何度も書いていますが、私は「憲法改定派」です。言葉の間違いや、現実に合わないところは積極的に改定(改訂)すべきという立場です。
 ちなみに9条については、「変えられない」という立場です。国民投票になったら、絶対に護憲派が勝つ。国民の半分は女性であるという事実が大きな意味を持つと同時に、最後は天皇の鶴の一声があると信じているからです。9条をお作りになったのは陛下ご自身なのです(トンデモ説ではありませんよ)。
 そこはイギリスの国民投票とは大いに違う。もうそうなると、「私」の意志は関係ありません。平和憲法については、かの仲小路彰も、天皇の存在と絡めて非常に高い次元で捉えており、地球的価値からして守るべきものとしています。
 さて、スケールをぐっと小さくして山梨の話にしましょう。山梨では、これもある程度予想通り野党候補が勝利しました。私個人としては残念な結果ですが、まあ、現在の山梨の状況はこんなものでしょう。
 正直、自民の自滅だったと思います。県民の方々ならお分かりでしょうが、ここ数年の県連の混乱ぶりは実に低次元。かつての保守王国の名が泣きます。
 山梨に渦巻くのは、ただただ権力と名誉と金に関する「ねたみ」だけ。政治だけではありませよ。日常生活がそんな感じですから実に情けない話です。
 何をやっても足の引っ張り合い。悪口(陰口)が日常会話の大半を占める県民性、なんとかした方がいいですよ(苦笑)。
 今回の野党候補は日教組のドンの後継者ということですが、公立の教員出身というわけでもないし、地元出身者でもないので、山教組の動きもいまいち緩慢でした。それでもいちおう号令はかかっていたとのこと。
 かつての「甲州選挙」のようなことはなくなったとはいえ、まだまだ山梨県民の政治に対する意識は首都圏並みとは言えないようですね。
 最後に東北での自民の苦戦は、やはりTPPに対する抵抗感でしょうか。

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