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2016.07.03

日下公人・加瀬英明・竹本忠雄 『世界と日本の現在(いま)』

 前中のNHKの番組で憲法改正への意欲を示した自民党谷垣幹事長に、午後お会いする機会がありました。
 どうなんでしょうか、頻発するテロが、参院選にどのように影響するのか。在外邦人の命を守るためには、明らかに現状の憲法は足かせになっています。
 先日、防衛省関係のある方とお話しましたが、そこでもやはり、中国の脅威、北朝鮮の脅威と対峙するためには、どうしても憲法改正が必要だということになりました。現在の自衛隊は本当にがんじがらめの中で一生懸命やっていると。もどかしいと。
 何度かこのブログにも書いてきたとおり、私は横田めぐみさんと同い年、幼少の頃一緒に遊んだ仲です。拉致問題についても、防衛の最先端にいらっしゃる方とお話しましたが、やはり現憲法下では救出に行けないと嘆いておられました。
 では、私も改憲派かというと、そこは非常に微妙なところです。
 正確に言うと、私は憲法改正派ではありません。かと言って護憲派でもありません。しかし、もしかすると「改憲派」ではあるかもしれません。
 そう、私は憲法を改正すべきだとは言わず、憲法は「改定」すべきだと言ってきたわけです。
 また庵主は玉虫色なことを言っていると批判されそうですね(笑)。まあそう言われても全然構いません。自分は逃げているつもりはありませんので。
 自主憲法制定というのは、現状においては、実質的に不可能です(解釈改憲がとやかく言われている現在、真新しい憲法の条文の一言一句を問題なくまとめるのは無理)。
 だから、実状に合わせて一部を「改定」あるいは「改訂」するのが良いと考えるわけです。明らかにおかしいところがいくつかありますし、私学人としてはですね、現状では私学助成金が憲法違反となってしまうので、89条は早く改定してもらいたい。
 護憲派の言うように、一言一句直させないというのも行き過ぎです。
 …と、憲法の話になってしまいましたが、昨日の続きとして、先週の対談「世界と日本の現在」をここに貼り付けておきます。ま、実際のところ、保守派の皆さんは改憲ありきの立場の方々ですので、自然そちらに話が行きがちですすが。

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