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2016.07.18

IoT

Th__20160719_130408 フトバンクがイギリスのARMを超高額で買収することになりました。孫さんも思い切ったものです。一つの夢の実現でしょうね。
 ここで注目されたのが「IoT」。ソフトバンクの、というより世界の今後10年を占うキーワードということになるでしょう。
 「IoT」とは「モノのインターネット」。「Internet of Things」の略です。「モノ」はつまり「製品」ということですね。分かりやすいところで言うと、洗濯機や冷蔵庫やエアコンがインターネットとつながって、それをクラウドで集積したり、AIで分析したりして、制御・管理する。それによって、高効率化、コストダウンなどが望めるということでしょうか。
 その他、身近なところでは自動車も比較的早くインターネットとつながりそうですね。その他、「モノ」ならばなんでもつなぐことは可能です。実際につなぐかは別として、人間が作るモノだけでなく、自然物でさえもつなぐことができる。
 たとえば、庭木や花壇の花にセンサーをつけてネットとつなぎ、必要があればスプリンクラーで水やりをするとか。
 私の「モノ・コト論」からしますと、「モノ」という不随意な「他者」を、「コト」という随意な(自己管理できる)「情報」でコントロールするということで、これはたしかに大きなパラダイムシフトのきっかけになると思います。
 非常に大きな視野で言いますと、いよいよこの3次元世界も、より高次元な情報世界から制御されることとなり、これは出口王仁三郎のいう「霊主体従」の世界、すなわち「みろくの世」の完成への第一歩と考えることもできます。
 いずれにせよ、具体的な世界がどんどん抽象化していくという流れは止めようがなく、またそれが決して悪いことばかりではなく、我々人類が世界同時的に抽象的思考を手にしていくということでもあり、それは一時期流行った「アセンション」であるとも言えなくもありません。
 インターネットは言語を使って、「コト」世界、すなわち我々の脳ミソの中での「出来事」を相互に結びつけることに成功しました。脳ミソの中の情報、つまり、記憶や体験を時空を超えて共有できるようになったわけですね。
 もちろん弊害もありますが、基本的に人類としては正常進化であると思っています。
 これが今度は「モノ」とつながると。「モノ」と「コト」がつながるということは、私たちの脳ミソが他者の実体をコントロールし始めるということですね。不思議なことです。
 しまいには人間も全てインターネットにつながり…いや、もうつながっているんですよね。そして、管理、制御、操作されている。
 孫正義さんとしては、スティーブ・ジョブズのような気持ちなのでしょう。世界を改革する。もちろん良き方向に、だと思いますが。世界を支配しようというのではないですよね(笑)。
 さあ、日本の企業として、まさに外国の文化や技術を輸入してそれをより高い次元に昇華するという「和」を成し遂げることができるのか。
 また、ライバルたちは今後どう動くのか。非常に楽しみでもあります。

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