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2016.06.18

柔道家 岡野功 『柔道にかけた情熱』

”天才柔道家“、”昭和の三四郎“といわれた岡野功の栄光の記録

 日のジプシー・ジョーさんも体が小さかった。しかし、抜群の存在感があったのは、やはり努力と精神力の賜物でしょう。
 柔道界で最強の小兵と言えば、岡野功でしょう。
 今日、学校の柔道部の顧問である矢嵜雄大先生から紹介されたビデオがこれ。部員に見せたいとのこと。
 いやぁ、岡野功、すごい選手ですねえ。25歳で引退。太く短い格闘家人生。短距離型だからこそチャンピオンになれたと。
 柔よく剛を制す、小よく大を制す…柔道の醍醐味がここにあります。80キロ中量級でありながら、無差別級で優勝を重ねるという、今ではなかなか考えられない選手です。
 太く短い柔道人生でしたが、中身は実に濃いですね。このビデオの中にも、たとえばサンボのミシチェンコの腕十字に「鮮やかに負ける」シーンなど、衝撃的な挫折が見て取れます。
 しかし、それをまた乗り越えていく様子、もちろん岡野さん自身もそうですが、日本柔道が世界の潮流の中で、変化進化していく様子も分かります。
 世界に開かれた「JUDO」に対する批判があることも分かりますが、そういう時こそ、岡野さんのような過去の偉人の試合や生き様から学ぶことが多いのではないでしょうか。生徒たちも何かを感じてくれればと思います。
 そういえば、今ちょうど、本校の舟久保遥香選手が全日本の合宿に参加しています。リオの代表選手の稽古相手として抜擢されたそうです。東京オリンピックの金メダル候補として、着実に一歩一歩階段をのぼっている彼女は「努力の天才」。このビデオを観て、彼女は何を思い、何を学ぶのか。
 もうそのあたりは私のようなシロウトがとやかく言う次元ではないのでしょう。世界レベルでの話ですから。
 あらためて日本柔道の真の復活を願いたいと思います。

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