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2016.06.19

神様と呼ばれた男 『塩田剛三』

 このところ格闘技ネタが続いていますね。今日は、下の娘が剣道の県大会に出まして、とりあえず1勝はしたようです。ひょんなことから1年前に剣道を始めた彼女、最近ようやくその深さ、面白さに目覚めたようで、すっかり剣士然としてきました。
 娘と剣道の八段戦なんかをYouTubeで見ますと、もう完全に「気」の世界で、ただただ口をあんぐりさせるだけになってしまいます。
 で、さっそく形だけ真似てみたら(すなわち動かないでいたら)、簡単に一本取られたとか(笑)。そりゃそうだ。殺気の出し方が分からないのに止まってたら、そりゃ打たれる。
 どの格闘技でもそうですよね。一昨日のプロレスも、昨日の柔道も。立ち会いの間合い。これである程度勝負が決します。
 相手が入ってこれない「殺気」は、もろちん高度な技術と精神性の賜物です。一方、またちょっと違った対峙の仕方というのがあります。
 分かりやすいのが「合気道」です。私も植芝盛平翁の最後の弟子と言われる廣澤英雄師範に直接、その世界を体験させていただきましたが、こちらの「殺気」を利用する…というかそれを吸収してしまうあの技は、まさに日本的な「和合」の精神の具「体」化ですね。
 かつての柔道も、かなりこの世界に近かった。三船十段を観てみしましょうか。

 もう一度合気道に戻ります。塩田剛三のこの動画もすごいですね。76歳ですか。

 私は、武道、格闘技は観る専門なのですが、今日は面白いことに、柔道界の頂点と深いご縁のある方と、東京の某所でお会いすることができました。全く不思議なつながりです。
 その方も、深く、広く、高い志の持ち主でした。やはり、武道、武芸はスポーツとは違う次元に存在していますね。

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