大宅壮一の出口王仁三郎評
一昨日の明見(富士吉田)と綾部(京都)をつないだ人という記事にも登場した出口王仁三郎。
あまりにも巨大すぎてなかなか評価の難しい人物(怪物)であります。まあ凡人には計り知れないということでしょうかね。大賢は大愚に似たり。
そういう人については、やはりいろいろな時代のいろいろな立場の人たちの印象や評価を総合するしかありません。
そういう意味で、このブログでも何人かの有名人の王仁三郎評を紹介してきました。正直、賢愚相半ばしてますね。で、結局総合できない(苦笑)。
というわけで、今日はかの大宅壮一の王仁三郎評を読んでみましょう。
たまたま古書店で「文藝春秋」の臨時増刊「風雲人物読本」(昭和30年6月)を手に入れましたので、該当部分「怪僧・出口王仁三郎」をスキャンします。
まず第一に、大宅壮一が「新興宗教研究の第一人者」と紹介しているところが面白い(笑)。大宅壮一自身の評価も定まっていなかったわけですね。
大宅壮一は戦前、第二次大本事件の前(昭和6年でしょうか)、実際に王仁三郎に会っています。その時の印象も含めて、なかなか面白い評価をしていますね。それこそ新興宗教には厳しい立場を取ることの多かった大宅壮一ですが、こと王仁三郎に関しては、馬鹿にしきれない感を正直に吐露していますね。豪放磊落という意味で、好きなタイプだったのでしょう。
歌詠みの端くれとして作歌に苦しんでいるワタクシにとっては、「しゃべっていることがそのまま歌になる」と評する短歌に関する部分が興味深い。大宅の選歌もなかなかのものですね。
そして、大宅らしく、王仁三郎を「日本一のジャーナリスト」と呼んでいるところが面白い。
では、どうぞお読み下さい。
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