高松宮グループ(仲小路彰ら)の独自安保構想
憲法記念日にちなみまして、最近入手いたしました資料を紹介します。
ここのところご縁あって研究をしている、富士山麓山中湖に隠棲していた昭和の天才思想家「仲小路彰」。ほとんど彼の名前は世に出ていませんが、その隠然たる影響力は、政治、経済、宗教、文化などの各界に及んでいました。
中でも歴代首相や高松宮殿下の「相談役」「指南役」であったことは、様々な資料から窺い知れることであり、そういう意味からも没後30年を過ぎた現代において、いよいよ歴史学の対象になる時機が来ていると感じます。
表の世界、たとえばマスコミなどには、それこそほとんど名前が出てきません(本人が隠したとも言える)が、珍しく新聞の記事に彼の名前が出ていることを知りました。
それも朝日新聞。昭和62年ですから、亡くなって3年後ですね。高松宮周辺の政策グループ「地球文化研究所」のメンバーとして、川添紫郎(浩史)や富岡定俊と並んで、「文明思想家」仲小路彰の名前が活字になっています。
記事の内容はご覧になっていただければ分かるとおり、戦後史の一面として非常に興味深いものです。
憲法9条改正や徴兵制の導入、自衛隊の国防軍昇格など、今でも(今日も)批判や反対の対象になっているキーワードが登場します。秦郁彦さんの解説もなかなか面白く勉強になりますね。
それこそ、今日は様々なグループによる護憲、改憲の集会が開かれましたが、まずは戦後史を裏面まで勉強してからでないと、自分の立ち位置は決められませんね。単純な二項対立ではすまされません。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
- 笑点神回…木久蔵さん司会回(2022.05.15)
- 出口王仁三郎 「天災と人震」(『惟神の道』より)(2022.05.14)
- 国宝 藤原定家「源氏物語 胡蝶」注釈書発見!(2022.04.20)
- 『まんが道 大解剖』 三栄ムック(2022.04.08)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
- NHKスペシャル 『東京ブラックホールⅢ 1989-90魅惑と罪のバブルの宮殿』(2022.05.01)
- ひろゆき&成田悠輔(&パンダ)vs 泉健太 立憲民主党代表(2022.04.10)
- 菅義偉 前首相を正しく評価せよ!(2022.04.04)
- ゼレンスキー大統領の国会演説をキエフ市民はどう聴いたか(2022.03.26)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』(2022.05.18)
- マカロニえんぴつ 『星が泳ぐ』(2022.05.17)
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
- 出口王仁三郎 「天災と人震」(『惟神の道』より)(2022.05.14)
- ジャンボ鶴田さん23回忌(2022.05.13)
コメント