放射能とワクチン 不安に寄り添う怪しげな「支援者」
面白い記事があったので紹介します。
私の周りにもいる「なんでも反対派」。不安を意識化して他者と共有し、仮想敵(それも強大な)を設定して、それと健気に闘う自分を演出する。不安を怒りに変換して自己満足しているようにしか見えない…なんて書くと、ご本人たちは更に激高し、私をさえ陰謀の片棒をかつぐ敵と認識して「陰で」攻撃を始めるでしょうね。
と、そんな「なんでも反対派」というか、「なんでも不安派」の代表について、社会学的に考察し批判したこの記事は面白かった。
宗教の誕生やカルト団体、原理主義団体の誕生を見るようですね。
子宮頸がんワクチンに関しては、ここに書かれていること以外の「陰謀」はあるとは思っているので、完全に同意できませんが、放射能に関してはほぼ同意できます。
昨日もその道の専門家からお話をうかがいました。やはりちゃんと勉強しないと本質は分かりませんね。分からない「モノ」を恐れる、あるいは畏れるというのは、もちろん人間としての正しい感情ですけれども、分かることを分からないままにしておいたり、分かりやすい情報を鵜呑みにして分かった気になっているのは罪です。
私の周囲の「なんでも反対派」や「陰謀嫌い(つまり陰謀論大好き)派」の皆さん、なんだか精神的になんだかとっても不健康に見えます。
私たちが本当に闘うべき相手は誰なのか(もちろんそれが自分であったりすることが多いのですが)、ちゃんと考え、勉強していかなければなりません。
私が怒りを覚えるとすれば、そうした「弱者」に群がって利益を得ている偽善者たちに対してです。
では、お読み下さい。本当はそういう人たちにこそ読んでいただきたい。しかし、そういう人たちはもう「フタ」をしてしまっているので、まあ読まないでしょうね。読んだとしても、これこそ陰謀だとか、騙されているとか言い出しそうです。
Amazon はじめての福島学
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