白井晟一作品 『旧雄勝町役場』
昭和の日。義祖父の十年祭のために秋田に来ております。
昭和の日にちなみまして、カミさんの実家への道すがら、間もなく消えようとしている昭和の残影を見に行ってきました。
白井晟一。昭和の日本を代表する「哲学的建築家」であります。彼は秋田に疎開し、その全近代的な土地に、超未来的な建築を多数残しました。そのバランスというかアンバランスが実に面白い。
今までもこのブログで秋田の白井作品を何度か取り上げてきました。
また、文筆家としても優れていた白井晟一の秋田に関する文章も紹介したことがあります。
上掲の最初の記事でちょこっと紹介した「旧雄勝町役場」が、この秋にも取り壊されるというニュースか飛び込んできたのは今月のはじめ。
なんとか後世に残したいと思いつつも、建築後60年も経ってしまったので、やむを得ないかなというのもまた実感であります。建築という作品はそういう運命にあります。
もちろん法隆寺のような例もあるわけですが、なんとも皮肉なもので、近代建築ほど長持ちしない。堅牢なはずのコンクリート物件が、耐震性を理由に取り壊される例があとをたちません。
この旧雄勝町役場は、60年の歴史の中でかなり改装され、ほとんど原型を保っていないと言われていますが、それでも、白井らしい丸い穴の並んだバルコニーの意匠や、螺旋階段の手すりの曲線などに、その面影は充分残っていると言えます。
今回は中にも入らせてもらいました。ニュースのあと、全国から見学者が来ているとのことでした。では、撮影してきた写真を御覧ください。
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