「うわぐつ」「うわばき」分布図
昨日の「上履き」についての話の続き。
ご存知の方も多いかと思いますが、その「上履き」のことをなんと呼んでいるかという方言マップを、マンガ家で自ら「上履き研究家」を名乗る(笑)中村ゆきひろさんが作成しております。
Twitterでの多くの意見を取り入れて、なかなか素晴らしい出来の資料ですね。国語学(日本語学)の調査方法も、このネット時代に大きく変わっていることにも感激。
ふむふむ、大変おもしろい。
私は小学校は東京都大田区、中学は大田区から静岡市へ。高校は珍しく土足の学校でしたので経験なし。で、基本は「うわばき」派でありますが、静岡では、たしかに両方の言い方を聞いたような気がします。
ちなみにここ山梨は「うわばき」です。珍しく普通ですね。というのは、山梨は現代方言においてけっこう陸の孤島だったりするんです。それについては後日書きますね。
秋田出身のカミさんは、やはり「ズック」だったような…いや、なんだっけな、という感じでして、もしかして「裸足」だったんじゃないの?とか(笑)。
あっそうそう、和歌山と名古屋では「バレエシューズ」って言うことになってるじゃないですか。山梨のこのあたりでも、「上履き」の中でも小学校で使うような、真ん中にゴムの帯があるようなタイプを、やはり「バレエシューズ」って言うんですよね。
ついでに、和歌山ではビーチサンダルのことを水雪駄と言うと書いてありますが、山梨だと「万年草履」です(笑)。
あっ、また思い出してしまいましたが、山梨のある時代の中学校限定の特殊方言としては「キャラメル」が最高傑作でしょう(笑)。分かりますか?答はこちらを参照のこと。
いずれにせよ、昨日書いたように、学校というところは非常に狭い社会で、隣の県とも交流のない閉鎖的なところです。その結果、その土地に特有の学校方言が生まれ、残っていくんですね。
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