熊本でM7.3
当たってほしくない予想が当たってしまいました。被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げます。
最大震度は6強と発表されましたが、マグニチュードは「前震」よりも一段階大きく、また揺れの範囲も遠く東北南部まで及びましたので、実質的には震度7の揺れに襲われた地域もあったものと思われます。
当たってしまったのは、一昨日の記事熊本で震度7にも載せました次のツイート。
これだけ大きな揺れの地震が起きると余震に意識が集中しがちですが、3.11の前の3.9のように結果として「前震」だったということもあるので、今後(数日〜数十年のスパンで)九州全域で万全の注意が必要です(明治熊本地震の10年後日向灘M7.1、20年後宮崎県西部M7.6)。
決して「予知」したとか、そういうことではなく、経験に基づいた注意喚起のつもりでした。やはり、この「前震」と「本震」のことは3.11の最大の教訓だったのです。
もちろん同じような考えで備えていた方もいると思いますが、気象庁や地震学者はこのようなコメントは出していませんでした。立場上仕方がないのでしょうか。
私は、3.11において、3,9を「前震」と思えなかったことを悔いて涙した纐纈さんのことを忘れることができません。学者としてなんとも無念だったのでしょう。
私は学者でも予言者でもないので、あくまでも経験と直観でものが言えます。たとえばそれがはずれて批判されても気にしなくていい立場です。ですから、今回も自然に上のようなツイートができたわけです。
「近代科学」は素晴らしい。しかし、その論理の厳密さ、自己や他者に対する厳しさにより、非常に不自由な世界にもなっている。
そんな思いもあって、私は、「本震」のあと、あえて次のようなツイートをしました。
科学から離れた話ですが…阿蘇と諏訪、富士山はつながっています。とりあえず諏訪の御柱祭、富士吉田の火祭りが終わるまで落ち着かないでしょう…というか、大昔の人たちはある意味科学的な感覚で大断層や火山の周辺に「荒魂」を鎮める神社を配置したのでしょう。
今回の群発地震が一日も早く収束することを祈ります。
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