追悼 岩崎富士男さん
大阪芸大教授で、キューティーハニーの主題歌の作詞者(変名クロード・Q)としても有名なクリエイティブ・ディレクター、岩崎富士男さんが亡くなりました。
私は6年ほど前に、それが岩崎さんの作品だとは知らずに、モノ・コト論の視点から「だってなんだかだってだってなんだもん」という記事を書いています。
岩崎さん、コピーについて、「出し尽くして空っぽになった時に降りてくる。日常の言葉が特別な意味を持つ」というようなことをおっしゃっていたと記憶しますが、「だって…」なんか、たしかにその最たるものですね。「コトを窮めてモノに至る」そのもの。
さて、その岩崎さんの様々な経歴の中で、特に重要であり、しかしあまり知られていないのが、カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞した、ナショナルのCM「光のメニュー」でしょう。
いろいろな方が関わって出来た名作ではありますが、その中心にいたのは岩崎さんであったのはたしかでしょう。
LED時代になってから見ますと、蛍光灯でさえ温かさを感じますね。
ご冥福をお祈りします。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『俺の家の話 第1話』 宮藤官九郎脚本作品 (TBS)(2021.01.22)
- 日本人は何を考えてきたのか…第9回「大本教 民衆は何を求めたのか」 (NHK Eテレ)(2021.01.19)
- 『小早川家の秋』 小津安二郎監督作品(2021.01.18)
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス監督作品(2021.01.11)
- 『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ監督作品(2021.01.09)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『俺の家の話 第1話』 宮藤官九郎脚本作品 (TBS)(2021.01.22)
- 日本人は何を考えてきたのか…第9回「大本教 民衆は何を求めたのか」 (NHK Eテレ)(2021.01.19)
- 『小早川家の秋』 小津安二郎監督作品(2021.01.18)
- 今こそ!俺たちの東京スポーツ最強伝説(2021.01.17)
- 『江戸の妖怪革命』 香川雅信 (角川ソフィア文庫)(2021.01.16)
「美術」カテゴリの記事
- 日本人は何を考えてきたのか…第9回「大本教 民衆は何を求めたのか」 (NHK Eテレ)(2021.01.19)
- 『芸術は宗教の母なり~耀盌に見る王仁三郎の世界~』 (出口飛鳥)(2021.01.14)
- あけましておめでとうございます(2021年年賀状公開)(2021.01.01)
- 鈴木大拙館(金沢市)(2020.12.08)
- 出口王仁三郎 耀わん特別展(あと2ヶ月)(2020.11.21)
「文学・言語」カテゴリの記事
- 今こそ!俺たちの東京スポーツ最強伝説(2021.01.17)
- 『聖断 天皇と鈴木貫太郎』 半藤一利 (文春文庫)(2021.01.15)
- 追悼 中村泰士さん なかにし礼さん(2020.12.24)
- 『異界探訪 パワースポットの最深部に異界への扉があった』 町田宗鳳 (山と渓谷社)(2020.12.22)
- 霊方山 薬王院 温泉寺 (加賀市山代温泉)(2020.12.09)
「モノ・コト論」カテゴリの記事
- 『「生きる力」としての仏教』 町田宗鳳・上田紀行 (PHP新書)(2021.01.20)
- 『江戸の妖怪革命』 香川雅信 (角川ソフィア文庫)(2021.01.16)
- 『ゴジラ』 本多猪四郎監督作品(2021.01.04)
- 『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 (サンマーク文庫)(2020.12.27)
- 『異界探訪 パワースポットの最深部に異界への扉があった』 町田宗鳳 (山と渓谷社)(2020.12.22)
コメント