【討論!】グローバリズムの行方~米大統領選とEU溶解
私は仲小路彰が戦前から提唱していた「グローバリズム」を研究しています。
その場合、彼の言う「グローバリズム」、すなわち「地球主義・球体主義」と、現在一般に流通している「グローバリズム」、すなわち「市場のグローバリズム」や「世界のアメリカ化」、「ユダヤ金融資本による世界制覇」といったものとを峻別しなければなりません。
後者のグローバリズムは、国家を解体し、国境をなくし、全ての人がある種流浪の民になることを促進します。インターネットの普及とマネーの国際化は、それを象徴していると言えましょう。
そうした流れと、仲小路彰の言う地球主義とは、全く反対方向を向いていると言えます。彼のグローバリズムは、私の言葉で言うなら「グローバル・ファミリズム」であって、国家の解体、すなわち「家」の解体どころか、地球全体を一つの「家」とみなす、いわば「八紘為宇」に近いものなのです。
先週の土曜日のチャンネル桜の「闘論!倒論!討論!」は、そうそうたるパネリストたちによる、実に興味深い内容でありました。
一般的な「グローバリズム」に伴う移民問題やTPPなどの問題などに反発する形として、ある種の「ナショナリズム」が復活しつつあります。アメリカ大統領選挙におけるトランプ氏の人気も、そこに依拠している。
「グローバリズム」と「ナショナリズム」の二項対立ではダメなんですけどね。そこを止揚しなければ。
ますます日本の「和」の精神が重要になってくるでしょうね。そのことに日本国民自身が気づかなければなりません。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2025.05.17)
- 『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品(2025.05.08)
- 追悼 大宮エリーさん(2025.04.28)
- 『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品(2025.04.23)
- 『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫 監督作品(2025.04.01)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 『皆神山オカルト学序説 -ピラミッド説・皇居移転計画・カゴメ紋解析-』 長尾 晃(2025.05.02)
- 家康公遺言(岡崎城)(2025.04.18)
- 小林一三『清く、正しく、美しく』(風々齋文庫)(2025.04.11)
- 新幹線発祥の地「鴨宮」(2025.04.05)
- 鯖江の眼鏡(2025.03.27)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 乙姫さま降臨(2025.05.26)
- 豊橋〜名古屋〜大阪難波 特急の旅(2025.05.25)
- 岡崎市円山の神明宮と古墳群(2025.05.24)
- 光明寺さん(小山市)で思う(2025.05.23)
- 榮山寺のカオスとコスモス(2025.05.22)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 乙姫さま降臨(2025.05.26)
- 岡崎市円山の神明宮と古墳群(2025.05.24)
- 光明寺さん(小山市)で思う(2025.05.23)
- 榮山寺のカオスとコスモス(2025.05.22)
- 吉野〜南朝の幻影(2025.05.21)
「ラジオ」カテゴリの記事
- 32bitフロートハンディレコーダー H1essential(ZOOM)(2024.03.17)
- 『軟骨伝導Bluetoothイヤホン ATH-CC500BT』(オーディオテクニカ)(2024.02.24)
- 『一緒に学ぼう!キリスト教』 (COTEN RADIO)(2023.08.30)
- 英語の語源が身につくラジオ(堀田隆一)(2023.05.17)
- ゆる言語学ラジオ 『何この論文タイトルおしゃれやナイト』(2022.11.29)

コメント