宮島(厳島)のミシャグジ信仰
ドタバタしているうちに修学旅行の引率で出かけることになり、本当に珍しく記事の更新が滞っております。
ということで、日付けにこだわらず、修学旅行での気づきなどを分散させて書いていきます。
まずは1日目、21日のことから。
1日目は広島です。まずは宮島へ。毎年のことなので、今までもいろいろ書いてきましたが、今年気づいたことを一つ。
宮島、厳島と言えば…しゃもじも有名ですね。いちおう、江戸時代、誓真という僧が、弁財天の夢を見て、その琵琶の形の美しい線から杓子を考察したという伝説が残っているようですが、たぶんそれは後付けでしょう。
私の見立てとしてはですね、やはりこれは諏訪信仰とつながっていると思うんですよね。
「しゃもじ」は「杓文字」、すなわち、「杓子(しゃくし)」の女房詞ですから、もとは「シャクシ」です。そして、細かいことは書きませんけれど、弁財天と諏訪との関係は深い。
江戸時代にミシャグジ信仰が宮島に渡った可能性はあると思いますよ。
ミシャグジ信仰はどこか謎めいていて、また秘密めいたところがあります。このような世界一大きなおしゃもじという、あえてめちゃくちゃ目立つ姿をとることによって、その本来の神を隠すという、いわば「国譲り」的な作戦で、あそこにドンと鎮座しているのでしょうね。
私の知る限り、宮島しゃもじとミシャグジをつなげた説はほとんど聞いたことがありません。皆さんはどう思われますか。
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