追悼 モーリス・ホワイトさん
Earth, Wind & Fireのモーリス・ホワイトさんがお亡くなりになったそうで…とても残念です。
最近、ジャズ部でベースをやっている上の娘が、Earth, Wind & Fireにけっこうはまっていて、家族で聴く機会が増えていたところでした。娘もショックを受けているようでした。
Earth, Wind & Fireの全盛期は、私が娘の今の年齢くらいの時。こうして世代を超えて愛される音楽を生み続けてくれたモーリス・ホワイトさんに心より感謝し、ご冥福をお祈りします。
今日は彼らの武道館ライヴの映像を見なおしてみましょう。まずは1979年。新曲「宇宙のファンタジー」を引っさげての来日でした。
私は当時ELOにはまっていました。音楽的にもある意味で対照的な両者でしたが、もちろんEW&Fも大好きでしたよ。レコードの売れ方、チャートの動向なども似ていた二つのバンドでした。
さて、次は1988年の武道館。こちらはたっぷり堪能できます。
ELOともども派手でコテコテな方向(バブリーだったのかな)に行き過ぎたのか、80年以降は両者とも人気急降下でしたね。EW&Fは活動休止後、87年に復活しました。復活後すぐの来日でした。
日本人は今でも本当にEW&F好きですよね。ELOもそうですけれど、やはり日本人ってコテコテの分かりやすさがお好みなんです。演歌の国ですから。
そういう意味でモーリス・ホワイトが日本の音楽界に与えた影響は大きいですね。歌ものにおける輝くブラスの鳴らし方や、ソウルやフュージョンをいかに売れ線に持ち上げるかという、ある種テクニック的なものを盗んだミュージシャン、アレンジャー、プロデューサーはたくさんいたことでしょう。
本当に今聞いても古びた感じが全くしないモーリス・ホワイトの世界。世界中の音楽に対する彼の貢献度の高さは、これからさらに認知されていくことでしょう。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 富士山ラドン濃度急上昇と新島・神津島近海地震(2023.11.16)
- 追悼 大橋純子さん(2023.11.11)
- The Beatles 『Now and Then』(2023.11.02)
- 谷村新司 『群青』(2023.10.26)
- 二度目の天の岩戸開き(2023.10.18)
「音楽」カテゴリの記事
- NHK「音楽の広場」タモリとスポーツテーマ曲(2023.11.25)
- Unconditional Love 聴き比べ(2023.11.24)
- ナルディーニ 『二つのヴァイオリンの為の作品集』(2023.11.22)
- 里見洋と一番星『新盛り場ブルース』(2023.11.14)
- 追悼 大橋純子さん(2023.11.11)
コメント