history of japan
Bill Wurtz 氏による9分間日本の歴史がお見事。笑いながらお勉強できる。
リズムが良いと全体像、大きな流れが捉えやすいですね。やっぱり歴史はこうしてヴィジュアルで勉強するのが一番(仲小路彰もそう言ってます)。
このBill Wurtzという方、なかなか有能なミュージシャンのようですが、なんでまた日本の歴史をこのように表現しようと思ったのでしょうか。他国もあるのかと思いきや、どうも日本だけらしい。日本マニアなのか。
おそらくはアメリカの方だと思うのですが、アメリカの日本史観が分かって面白い。基本的にこれが世界標準の日本史だと思います。
これを観て、お怒りになる日本人もいるかもしれませんが、それは、それこそ日本の歴史に鑑みると実に野暮なことです。
この大きな流れの原動力は明らかに外国からもたらされていますよね。他者の力を借りて、それを自分の力にするあたり、まるで合気道のようです。これこそが「和」であり、私の言うところの「国譲り」という高度な文化でしょう。
たとえば、最後の方の日本の敗戦に向かうストーリーについて、これを面白がっているとは何事だ、まさに自虐史観ではないか、とおっしゃる御仁もいるでしょう。
いや、待てよ、と。いつも言ってるじゃないですか、そんなアメリカのインストールで骨なしになっちゃうような日本だと言う方が、ずっと自虐史観ですよって。私はそう思います。「国譲り」は最強の種の保存方法ですから。無意識化による冷凍保存。
事実、このビデオの終わりにあるように、そのインストールのおかげで、奇跡の経済成長をと遂げましたからね。まるで戦勝国ですよ。世界中を席巻(ある意味征服)した。COOL!
というわけで、ぜひBill Wurtzさんには、他国の歴史も作品化してもらいたい。でも、これって日本だから面白いのかもなあ。笑いにできるくらい変だし、ドラマティックだし、ドラスティックだから。さすがアニメの国ですな(笑)。
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