イエロー・マジック・オーケストラ デビューライヴ
今日は昨日とは打って変わって(ないかも)、のちのYMO(デビュー時は略称はなかった)の歴史的デビューライヴ音源を聴いてみましょう。
ここのところ仲小路彰の研究をしていまして、そうすると川添紫郎(キャンティ創立者)とその息子さん川添象郎の影がチラチラどころかバリバリに出てきます。そのキャンティの音楽サロンから、アルファ・レコードとそこで活躍するユーミンやYMOにも間接的に仲小路の影響が感じ取られます。このあたり非常に気になる。
YMOで言うなら、細野晴臣さんは実際に仲小路彰に会いに山中湖に来ていますし、坂本龍一さんはYMO散開後、菊池武夫さんらと組んで、仲小路の「未来学原論」的世界を「コスモポリス」というイベントで象徴的に具現化しました。
そのへんについてはちょっと置いておきまして、この貴重な貴重な音源、すごいですねえ。1978年10月18日、FM東京の番組「シンセサイザー・ランド」に出演した際の録音ですね。郵便貯金ホールでの公開放送(録音?)。もしかすると、私この放送聴いてたかもしれません。なんとなく覚えてるんですよね。
出演はほかに冨田勲さん、そして、バッハ・リヴォリューションです(ここ数年で王仁三郎を通じて小久保隆さんとはご縁がありました)。
当時の私は中学生。クラフトワークなんかもけっこう聴いていましたから、なんとなくこうした「テクノ」の雰囲気には慣れていましたが、非常に衝撃的というか、なんだか新しい世界が見えたというか、そう、聞こえるというより見えた感じがしましたね。まさに未来の光。仲小路的だなあ。
今考えるとゲスト・ミュージシャンもすごいですねえ。なんとなく全体にのどかな感じがするのは、メンバーたちに気負いがないからでしょうか。
まあ細かいことは抜きに、この、未来からやってきた音楽に耳を傾けようではないですか。そう考えると、ウォンテッドって本当に未来的な曲ですね。最近では吉井和哉さんがカバーしましたが、やはり古く感じなかった。都倉俊一がすごいのか、そんな曲を書かせる阿久悠がすごいのか。いや、ピンクレディーがすごいのか。
やっぱり時代がすごいのでしょうね。仲小路が亡くなったのが1984年。YMOの散開は1983年でしょうか。前年1982年には、昨日紹介したグレン・グールドが亡くなっています。
そのころ一つの時代も散開したのかもしれませんね。私は大学生になって、山中湖でバイトしてたんですけどね…。
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