吉井和哉 『STARLIGHT』
明日1月8日はスペシャルな日となるでしょう。申年の1月8日…そういう運命だったのですね。
イエモンが再始動するのではないかという直観は、実はこのアルバムを聴いた時からありました。そういうファンの方も多いのではないでしょうか。
先日映画パンドラの記事にも書きましたように、この吉井さんの最新アルバムが、なんともイエモンの香りを発していたのです。
このアルバムが発売されたのは昨年3月。それから吉井さんに大きな変化があったことは、皆さんご存知のとおりです。この15年間というのは、この前も書いたように、私にとっても実に大きな変化の期間でした。
しかし、考えてみると、そうした変化というのは、実は外からみると「サナギ」の状態なんですよね。社会の型にはまって活動している時というのは、動いているようで実は変化していなかったりする。
そういう意味では、吉井さんも私も(なんて同列に並べてはいけまんせが)、この15年間は「サナギ」だったのかもしれませんね。
面白いもので、私もここのところ、ある意味基本に立ち返りつつあり、また急に外に向かって動き出している。男の一生にはこういう「サナギ」の期間も必要なのかもしれません。
問題は、これからサナギを突き破ってどんな蝶になるのかということでしょう。イエモンは幼虫時代はかなりド派手な色合いでした。華麗にして毒々しい模様。それがどんな蝶に変わるのか。楽しみです。
そして、自分も頑張らねばなと思うのでした。
というわけで、全然このアルバムの内容については書いていませんが、吉井サナギの最後の作品として、ウズウズムズムズ動き出している作品として、実に魅力的な作品だと言えるでしょう。やっぱりポップで切ないのが吉井さんだなあ。
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