北朝鮮が水爆実験?
突然のニュースに驚きました。
ちょうど昨日紹介した仲小路彰の「未来学原論」を読んでいたところでした。仲小路彰は水爆、すなわち核融合を破壊兵器として使うか、あるいは発電など平和のために使うか、その選択こそ21世紀の人類に与えられた課題であるとしています。
水爆実験など20世紀の負の歴史であり、近く実現するであろう核融合発電に見るような「地上の太陽」の世紀が訪れると予感していた私にとっては、まさに時計の針を戻されたような気持ちです。
しかし、考えてみるとこれが現実であって、理想の実現のためには、その現実、それも大変身近なところにあるこの現実を乗り越えなければならないという気づき(思い出し)を与えてくれたとも言えます。
ただどうでしょう、本当に「水爆実験」だったかは疑わしい。私のシロウト的な直観では、水爆の起爆装置としての原爆の実験という意味ではないかと思います。
誤解されている方も多いので、原爆と水爆の根本的な違い、すなわち核分裂と核融合の違いについて復習しておきましょう。ぜひ「ワシは原発には反対の賛成なのだ!」をお読み下さい。
北朝鮮の核実験ということでは、3年前3回目の核実験を行なった時に「北朝鮮の核実験と松代大本営」という記事を書いています。ここにもなかなか面白いことが書いてある(自分で言うのもなんですが、読みなおしてみて面白かった)ので、お読みいただきたい。
今回の北朝鮮の核実験は当然批判されるべきものですが、こうした地球史的な視点からの解釈も必要でありましょう。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 『聖断 天皇と鈴木貫太郎』 半藤一利 (文春文庫)(2021.01.15)
- 『ゴジラ』 本多猪四郎監督作品(2021.01.04)
- 2020年を振り返る(2020.12.31)
- 追悼 中村泰士さん なかにし礼さん(2020.12.24)
- 『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 2』 小林よしのり (SPA!コミックス)(2020.12.18)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 『聖断 天皇と鈴木貫太郎』 半藤一利 (文春文庫)(2021.01.15)
- 『平和と命こそ〜憲法九条は世界の宝だ』 日野原重明・宝田明・澤地久枝 (新日本出版社)(2021.01.05)
- 『ゴジラ』 本多猪四郎監督作品(2021.01.04)
- 『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 (サンマーク文庫)(2020.12.27)
- 通信改革は本当に成功するのか?(2020.12.25)
「自然・科学」カテゴリの記事
- 『芸術は宗教の母なり~耀盌に見る王仁三郎の世界~』 (出口飛鳥)(2021.01.14)
- 日本列島は今後どうなるのか?(2021.01.06)
- 『ゴジラ』 本多猪四郎監督作品(2021.01.04)
- 『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 (サンマーク文庫)(2020.12.27)
- 通信改革は本当に成功するのか?(2020.12.25)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『聖断 天皇と鈴木貫太郎』 半藤一利 (文春文庫)(2021.01.15)
- 『芸術は宗教の母なり~耀盌に見る王仁三郎の世界~』 (出口飛鳥)(2021.01.14)
- 善悪不二・正邪一如 (出口王仁三郎)(2021.01.12)
- 神俗もまた不二一如 (出口王仁三郎)(2021.01.13)
- 絹糸ヴァイオリン(ヴィオラ)(2021.01.10)
コメント