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2016.01.06

北朝鮮が水爆実験?

Th_2016010700000001mai0004view 然のニュースに驚きました。
 ちょうど昨日紹介した仲小路彰の「未来学原論」を読んでいたところでした。仲小路彰は水爆、すなわち核融合を破壊兵器として使うか、あるいは発電など平和のために使うか、その選択こそ21世紀の人類に与えられた課題であるとしています。
 水爆実験など20世紀の負の歴史であり、近く実現するであろう核融合発電に見るような「地上の太陽」の世紀が訪れると予感していた私にとっては、まさに時計の針を戻されたような気持ちです。
 しかし、考えてみるとこれが現実であって、理想の実現のためには、その現実、それも大変身近なところにあるこの現実を乗り越えなければならないという気づき(思い出し)を与えてくれたとも言えます。
 ただどうでしょう、本当に「水爆実験」だったかは疑わしい。私のシロウト的な直観では、水爆の起爆装置としての原爆の実験という意味ではないかと思います。
 誤解されている方も多いので、原爆と水爆の根本的な違い、すなわち核分裂と核融合の違いについて復習しておきましょう。ぜひ「ワシは原発には反対の賛成なのだ!」をお読み下さい。
 北朝鮮の核実験ということでは、3年前3回目の核実験を行なった時に「北朝鮮の核実験と松代大本営」という記事を書いています。ここにもなかなか面白いことが書いてある(自分で言うのもなんですが、読みなおしてみて面白かった)ので、お読みいただきたい。
 今回の北朝鮮の核実験は当然批判されるべきものですが、こうした地球史的な視点からの解釈も必要でありましょう。


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