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2016.01.12

石井常造の「生気自強療法」

Ishi_tsunez 日も備忘的記事になります。昨日の「日本のいちばん長い日」にもちょこっと登場されていたと思いますが、鈴木貫太郎首相の奥様、たかさんがすごい。
 鈴木貫太郎の武士道という記事に上野散人さんがコメントくださっているように、二・二六事件において、こめかみと太ももと胸という三大急所に至近距離から銃弾を浴びた鈴木貫太郎を「生き返らせた」たかさん。その時たかさんが行なった止血というか「手当て」が、陸軍少将石井常造の「生気自強療法」だったと言われています。
 もしそうだとすれば、その「生気」が鈴木貫太郎のみならず、のちの「日本」を「生き返させた」ことになりますよね。
 私もあまりこのへんのことはよく知らなかったのですが、いろいろ調べますとやはり、出口王仁三郎に行き当たります。石井は野口整体の野口晴哉に影響を与えたことはよく知られていますが、その後の「レイキ」や大本系教団の「手かざし」などにつながるラインはあまり研究されていないように感じます。
 いずれにしても、鈴木たかさんが皇室に出入りし、昭和天皇や秩父宮、高松宮を養育するにあたり、そうした「霊的」な療法を学んでいたことはたしかなようです。
 あるいは、皇室にも独自の療法が伝えられているのかもしれません。
 国会図書館の近代デジタルライブラリーで石井の著書は読めますので、興味を持った方はぜひ御覧ください。
 私も読んでみます。

近代デジタルライブラリー「石井常造」

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