『海難1890』 田中光敏監督作品(日本・トルコ合作)
上の娘が帝国劇場にて「ジャニーズ・ワールド」を鑑賞している間に、残りの3人は立川で映画を観ました。映画マニアの下の娘は「ORANGE」を、私たち夫婦は「海難1890」を選びました。
「海難1890」…いろいろなことを気づかされました。映画としての演出などは別として、作品の核となっている二つの実話(エルトゥールル号遭難事件とテヘラン邦人救出劇)から学ぶことが多かった。
今回はトレーラーも全く観ずに全編を鑑賞しました。それが良かったかも。というわけで、これからご覧になりたい方は下の動画は観ない方がいいかもしれません。
「ご先祖様に顔向けできない」…それが民族や国家にまで拡張された言葉なのかどうかは、日本とトルコでは多少違いがあるとは思いますが、やはり「お天道さま(お月さま)が見ている」的な感覚は、宗教や思想以前の本能的、自然的な人類の魂だと思いました。
そのレベルで人類がもう一度結びつくこと。これは大切なことですね。政治的なこと、あるいは歴史的な「事実」は抜きにして、未来的な意味でそのような魂の結びを感じたい方は、ぜひ御覧ください。
また、イスラム教と日本の関係を知るのにも良いかもしれません。仲小路彰のイスラム研究は、トルコ人経由だった可能性があるなと思いました。
下に関連動画を紹介しておきます。
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