天皇とキリスト
いきなりですが、こういうテーマで書きます。
というのは、昨日の慰安婦問題日刊合意に関して、予想通りの批判が両国で起きているからです。
ん?慰安婦問題と天皇とキリストってどういう関係があるの?
いや、表面的には関係ありませんが、歴史の深いところではつながっていると考えているのです。
たとえば、このたび、「群の関与」を認めたことに対して、国内の保守派の皆さんがとんでもないことだと怒っています。
もちろん、気持ち的にはわかります。軍の関与があったとなると、システム上天皇陛下にまで罪が及ぶことになる。これはたとえば南京事件に関する保守派の皆さんの気持ちとも一緒です。
語弊があるのを承知で思い切って言ってしまえば、大東亜戦争について考える時、そのベースにあるのは、そこに必ず天皇の存在があるのです。そこが価値基準になっているし、判断の根っこになっている。だから、左翼とは相容れるわけがない。もともと土俵が違いすぎるのです。
ちなみに私は、ガチガチの保守でもないのですが(ガチガチの左翼でもない)、思想や行動のベースに天皇という存在があるのは事実です。
しかし、今回の合意が英霊に申し訳ない、陛下に対する不敬だとおっしゃる方々とは、少し(だいぶ?)違った感覚を持っているのも事実です。
ものすごくぶっ飛んだこと言いますよ(笑)。びっくりしないでください。
天皇は世界の王、宇宙の神の象徴である。よって、人類の罪を全て負うことすら厭わない存在である。
そう、キリストを思い浮かべるとよく分かるのです。キリストはスケールが小さいだけです。
慰安婦、虐殺、侵略戦争…これらは、言うまでもなく日本だけの罪でありません。人類全てに共通する、人類が共有する罪なのです。
もうお分かりと思いますが、こうして慰安婦問題や南京問題で日本が譲歩するということは、そのたびに天皇が世界の罪を背負ってくださることを意味するのです。
天皇陛下は日本の王ではないのてす。そう考えると、腹が立つわけもなく、感謝と懺悔の気持ちしか湧いてこないはずです。
考えてみると、我が国が原爆2発も落とされ、あのような地震や津波や原発事故に見舞われるのも、そのような意味があるとも言えそうです。
まあ、こういうこと書くと、右や左の旦那様方から危険視されるわけですが、しかたありません。私の実感ですので。
出口王仁三郎や仲小路彰を研究していると、こういうスケールになっていってしまうんですよ(苦笑)。これは私の宿命であり、天命のようです。
そういえば、先日の天長節で陛下が「昨日は冬至でした」とおっしゃりましたね。ご存知のとおり、キリストの誕生日、すなわちクリスマスは「冬至」を意味します。
陛下のお言葉に「少しずつ日が長くなる」というような内容がありましたが、まさに時代も冬至をすぎ、太陽の復活の世紀を迎えることでしょう。陛下はそのことをよく理解されているし、お誕生日がまさに「冬至」を乗り越えた日であることに、御自らの使命を感じておられると思います。
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