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2015.12.31

Widamin iPhone 6/iPhone 6s フルカバー 液晶保護フィルム

Th_61qigkghqbl_sl1000_ 成27年最後の記事は軽めに。
 今年を一言で言うなら、老眼が進んだ年でした(笑)。
 そんな理由もあって、5月にiPhone6に変えました。
 字が大きくなって非常に見やすくなったのはいいのですが、全体がでかくなりすぎ、上の方に親指が届かないというストレスが増えました。アプリによっては、戻るボタンが左上にあったり、閉じるボタンが右上にあったりしますよね。
 そこで今回導入したのがコレ。ちょうど前面に貼っていた保護フィルムがダメになってしまっていたので、こいつを買ってみたのです。
 ガラス製の保護フィルムは初めて。まず貼る際のストレスですが、ガラスの方が少ないですね。空気は入りまくりましたが、半日もするとどういう仕組なのかよく分かりませんが、ガラスに吸い込まれるかのように消えました。よって気泡はゼロの状態できれいに完成。薄いし、白い枠の部分もあるので、大変自然な出来上がりです。
 樹脂のフィルムに比べると、やはり透明度が高く視認度も下がりません。タッチの反応もほとんど変わった感じがしません。
 で、売りの「智能タッチ」…smartを中国人が訳すと「智能」になるのですね…ですが、たしかに便利になりました。最初はなんか「空振り」が多く、いまいちだったなと後悔しましたが、見えないボタンの位置が見えてくると、ヒット(?)の確率が上がってきました。
 というか、タッチよりもスワイプっぼく操作すると確実なんですよね。そうしたコツは使いながら学んでいく必要があります。
 そんなわけで、今年中に日常のストレスがだいぶ解消されて良かった。Appleも純正でこういう「智能」を導入してはどうでしょうかね。
 それにしてもAmazonのサイトや説明書の謎の日本語が実に味わい深いですなあ(笑)。

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2015.12.30

「糸」 中島みゆき作詞作曲

 しぶりに「レコード大賞」を観ておりましたら、JUJUさんがこの曲で企画賞を受賞していました。
 最近、またこの歌がはやっていますね。いいことだと思います。名曲ですから。
 ご存知の方も多いかと思いますが、この曲には天理教の教えが凝縮されております。
 「仕合わせ(めぐりあわせ)」や縦糸、横糸など、天理教に限らず、あの時代の民衆の宗教観が、言葉として表現されていますね。大本でも歌えそうな歌です。
 それがこの時代に再び注目されるというのは、やはり「めぐりあわせ」があるのではないかと思います。

 それにしても、中島みゆきさんはやっぱり天才ですね。シンプルだけれど、これ以上ないメロディーを作る。Aメロの入りからして素晴らしいですね。
 ま、天理教の真柱さんの結婚式のために作られたわけですから、そりゃ気合い(魂)も入るでしょう。
 最近、天理教の方とおつきあいが広がっていますが、なんともあの陽気ぐらしぶりは実にいいですね。スケールが大きいゆえに自由です。
 

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2015.12.29

天皇とキリスト

Th_2015122300000004jijp0002view きなりですが、こういうテーマで書きます。
 というのは、昨日の慰安婦問題日刊合意に関して、予想通りの批判が両国で起きているからです。
 ん?慰安婦問題と天皇とキリストってどういう関係があるの?
 いや、表面的には関係ありませんが、歴史の深いところではつながっていると考えているのです。
 たとえば、このたび、「群の関与」を認めたことに対して、国内の保守派の皆さんがとんでもないことだと怒っています。
 もちろん、気持ち的にはわかります。軍の関与があったとなると、システム上天皇陛下にまで罪が及ぶことになる。これはたとえば南京事件に関する保守派の皆さんの気持ちとも一緒です。
 語弊があるのを承知で思い切って言ってしまえば、大東亜戦争について考える時、そのベースにあるのは、そこに必ず天皇の存在があるのです。そこが価値基準になっているし、判断の根っこになっている。だから、左翼とは相容れるわけがない。もともと土俵が違いすぎるのです。
 ちなみに私は、ガチガチの保守でもないのですが(ガチガチの左翼でもない)、思想や行動のベースに天皇という存在があるのは事実です。
 しかし、今回の合意が英霊に申し訳ない、陛下に対する不敬だとおっしゃる方々とは、少し(だいぶ?)違った感覚を持っているのも事実です。
 ものすごくぶっ飛んだこと言いますよ(笑)。びっくりしないでください。
 天皇は世界の王、宇宙の神の象徴である。よって、人類の罪を全て負うことすら厭わない存在である。
 そう、キリストを思い浮かべるとよく分かるのです。キリストはスケールが小さいだけです。
 慰安婦、虐殺、侵略戦争…これらは、言うまでもなく日本だけの罪でありません。人類全てに共通する、人類が共有する罪なのです。
 もうお分かりと思いますが、こうして慰安婦問題や南京問題で日本が譲歩するということは、そのたびに天皇が世界の罪を背負ってくださることを意味するのです。
 天皇陛下は日本の王ではないのてす。そう考えると、腹が立つわけもなく、感謝と懺悔の気持ちしか湧いてこないはずです。
 考えてみると、我が国が原爆2発も落とされ、あのような地震や津波や原発事故に見舞われるのも、そのような意味があるとも言えそうです。
 まあ、こういうこと書くと、右や左の旦那様方から危険視されるわけですが、しかたありません。私の実感ですので。
 出口王仁三郎や仲小路彰を研究していると、こういうスケールになっていってしまうんですよ(苦笑)。これは私の宿命であり、天命のようです。
 そういえば、先日の天長節で陛下が「昨日は冬至でした」とおっしゃりましたね。ご存知のとおり、キリストの誕生日、すなわちクリスマスは「冬至」を意味します。
 陛下のお言葉に「少しずつ日が長くなる」というような内容がありましたが、まさに時代も冬至をすぎ、太陽の復活の世紀を迎えることでしょう。陛下はそのことをよく理解されているし、お誕生日がまさに「冬至」を乗り越えた日であることに、御自らの使命を感じておられると思います。

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2015.12.28

慰安婦問題解決で日韓が合意

Th_2015122800000029asahi00015view きのニュースでした。日韓お互いにここまで譲るとは。
 いろいろな意見があるとは思いますが、まずは日韓国交正常化50年の記念すべき年のうちにこのような歴史的な合意がなされたことを祝したいと思います。
 日本でも当然保守派の方々が政府への批判を始めていますが、正直、今後の国内の混乱、あるいは政府へのダメージは、韓国の方がずっと大きくなるでしょう。
 日本には「国譲り」の文化があります。負けて勝つという高次元の外交術があります。今回はそのような切り札を安倍総理が使ったということでしょう。あっぱれです。
 共同文書化は先送りになりましたが、もしかするとアメリカが保証人のような立場になって、後日なんらかの形で明文化されるかもしれません。それも大いに結構なことです。
 先日南京事件問題のところで書いたように、70年以上前の「歴史」を現代の外交問題とすると、互いに「物語」の語り合いになってしまって、なかなか落とし所が難しくなってしまう。
 そういう意味で、今回の電撃的な合意は、世界史的に見てもかなり珍しいケースだと思います。
 今後いろいろな動きがあるでしょう。特に韓国国内での動きには注目です。
 今日はこのくらいにしておきましょう。

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2015.12.27

『真説・長州力 1951-2015』  田崎健太 (集英社インターナショナル)

Th_51o7jikqq7l ンフィクションのはずが、どうしてこうも「モノガタリ」っぽくなってしまうのだろう。それも存命どころか現役バリバリのレスラーについての本なのに。プロレスの持つ「モノ性」を見事に象徴する本だと思いました。
 「真説」でしょう。「コトを窮めてモノに至る」という「マコト」。
 プロレスは人生や世の中をある意味デフォルメし、あるいはエンハンスし、戯画化したモノです。そういう意味では、それ自体が「物語」であり「神話」です。
 その登場人物は当然、物語を生き、神話を生きることになる。最初は演じている部分もあったかもしれないが、次第にそちらが自分にとっての本体になってしまう。単純に私がセンセイらしくなってしまうのと同じですね。
 猪木と馬場、あるいはその後の名レスラーたちとの位置関係で言えば、長州と天龍はまさに「ど真ん中」を行ったのかもしれない。そんなふうにも感じました。モノノケ道のど真ん中。
 たぶん、長州選手自身も、自分がナニモノなのか、あるいはどんな人生を歩んできたのか、あの時どういう考えがあったのかなんてことは、どうでも良くなってしまった…というか、よく分からないのだと思います。それくらいプロレスになりきった、そして今もなりきっている人生なのでしょう。
 最近のオシャレなレスラーたちは、みんな弁が立つ。普通にしゃべりもお上手です。
 昭和のレスラーは、なんでこうも口下手(そして滑舌が悪い)のでしょう。そのくらい激しい闘いをしてきたとも言えますし、単に独特の「言語」を持っているとも言えます。昭和のアスリートってみんなそれぞれの言語世界を持っていますよね。長嶋さんとか(笑)。
 独特の言語をお持ちということでいえば、多くの証言者の中で、私も懇意にさせていただいている宮戸優光さんの言葉はいろいろと重かったですね。長州さんに「墓に糞ぶっかけてやる!」とまで言わせた宮戸さんはすごい(笑)。
 実は、おととい長州力さんの娘さんとお酒を飲む機会があったんです。不思議なご縁でして、私は予定外だったのですが、娘さんの方はわざわざ会いにいらしてくださった。
 この本を読了した矢先でもあり、ついつい長州選手の話になりがちだったのですが、「お父さんの話は抜きにじっくりお話したい」と言われ、ああ、なるほどと思いました。
 この本の最後の方に「失ったもの…家族かな」という長州選手の言葉があります。娘さんも、ほとんどお父さんの記憶がないそうです。それこそ昭和の父親像が強調されたようなお父さんだったのですから、もっともです。いろいろお父さんについて知りたい反面、自分は自分という複雑なお気持ちもあるでしょうね。
 娘とさしで飲んで、いい気分で顔を赤らめている長州選手の写真を見せてもらいました。そこはかとない哀愁を漂わせていました。男って寂しい生き物だなあ。

Amazon 真説・長州力

 
 

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2015.12.26

ザ・ビートルズ 「アイ・アム・ザ・ウォルラス」("I Am the Walrus")


BEST QUALITY Beatles 'I Am The Walrus' STEREO... 投稿者 AlecCawthorne

 日の記事に書いたように、ビートルズのストリーミングが始まりまして、さっそく車を運転中にいろいろ聴いてみました。
 で、発見が多数あったわけですが、「セイウチ」、これは人によってはビートルズの最高傑作とする場合もありますよね。たしかに面白い楽曲ですし、大変ビートルズらしいとも言える。サイケデリック・ロックの原点とも言われています。
 思い出してみると、私が初めて聴いたビートルズのアルバムは、「マジカル・ミステリー・ツアー」でした。小学生だった私は、当時この曲はよく分かりませんでした。他の楽曲がポップですからね。
 それ以来、自分もずいぶん経験(特に音楽的経験)を積み、この曲の魅力がだんだんと分かってきた。歌詞も含めてその難解さの中に、ある種の「芸術性」を見出すことができるようになりました。
 あっそうそう、私が中学生の頃からはまったELOについて、ジョン・レノンは「アイ・アム・ザ・ウォルラスの息子」と評しています。実際、ジェフ・リンにとっても原点となった曲です。
 そして今、また違った視点(聴点)でこの「セイウチ」の不思議を感じています。
 この「逆回転」Versionを聴いてみてください。一般的には「逆回転」は、ポール死亡説を絡めて語られることが多いのですが…。

 そう、今日急に気づいたんですけど、「おほほ、いひひ、あはは」って、やっぱり日本語ですよね。今まで意識しなかった。というか、逆回転にしてもちゃんと「あはは、いひひ、おほほ」って聞こえる。
 これにはいろいろ説があるようです。ヨーコの影響、日本公演の影響、日本民謡の影響…。たしかにエンディング(逆回転だと冒頭)も「エッサ、ホイサ、エッサ、ホイサ」と言っている(笑)。
 この曲は、ビートルズナンバーの中でも、特に完全コピーがしにくいことで有名ですね。それに挑戦している人を私も知っています。そういう野望を持ちたくなるような曲であることはたしかです。特にデジタルでこの雰囲気を出すのは難しそうですね。
 というわけで、こちらの完全コピーを紹介します。古楽器だからこその表現。逆説的にビートルズの本質も表現されていると思います。モダン楽器じゃダメですよね。

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2015.12.25

ビートルズがストリーミング配信開始

Th_picture0047 にとって、いや人類にとって最高のクリスマス・プレゼントでしたね。昨日からビートルズの全スタジオアルバムのストリーミング配信が始まりました。
 特にAppleとはいろいろあったので、なんか感慨深いですね。ちなみにウチはGoogle PlayミュージックとAmazonプライムに加入しているので、そちらで聴くことになります。
 なぜかAmazonは10アルバムしか聴けないのですが、Googleの方ではリマスター盤や赤青盤も聴くことができます。
 ちょうどこの前、今年のポールの武道館公演の様子を観たのですが、なんといいますか、もうこれは間違いなく人類、いや宇宙の財産ですよね。
 あらためてビートルズの楽曲を聴いてみますと、まあ、あらゆるジャンルが融合していることに気づきます。それまでの音楽、それはヨーロッパのみならず、アフリカ、アジアなど民族音楽をも含むわけですが、実にグローバルな音楽の統合体となっています。
 特に私はヨーロッパのいわゆるクラシック音楽の伝統を見事に呑み込んでいて痛快に思うのです。専門的教育を受けたわけでない「不良少年」たちが、その高尚な世界を軽く消化してしまった。
 そして、結局、今のポピュラー音楽もその成果をなかなか超えられないでいる。それはそうですよね。
 こうしてストリーミングで、いつでもどこでも何度でもビートルズの楽曲を聴けるようになると、また新しい世界が開けそうです。それがこの時代に実現したことに大きな意味を感じます。
 とりあえず、私もいろいろ聴き直してみますし、ベーシストの娘に、ポールのベースをしっかり聴き、コピーしてもらいたいと思っています。ポールのベースはバッハの通奏低音に匹敵しますから。

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2015.12.24

追悼 国本武春さん

Th_kunimoto2 リスマス・イヴ。志村正彦くんの命日。彼の遺した名曲の一つ「Bye Bye」を、中学の弦楽合奏部で演奏していたところにニュースが飛び込んできました。
 浪曲師の国本武春さんが亡くなったと。55歳。若き天才はなぜこうも早く天に召されるのでしょう。
 国本さんは、私の姉と専門学校の同期でして、ともに演劇を志して切磋琢磨した仲です。
 さっそく「信じられない」と姉から連絡が来ました。なんでも2月には同窓会があり、久しぶりに会えると楽しみにしていたとのこと。
 姉は、演劇の道に進みつつも、結局普通のOLになってしまいました。国本さんはいろいろ迷いつつも、結局家業である浪曲の道を継ぐことになりました。それぞれ道は違えども、ともに将来を夢見て頑張った者同士ですから、そのショックは計り知れないものがあるでしょう。
 姉の話によると、国本さんは、とにかく素晴らしい人格者であったとのこと。いつも明るく誰に対しても優しく接する方だったようです。だからこそ、浪曲界のみならず、子どもたちにも人気であったのだと思います。
 姉の記憶では、とにかくバンジョーがとてもお上手で、友人たちとバンドを組んで歌も歌っていたとのこと。そうした芸風の広さが、結果として、浪曲の世界に新風を吹き込み、若い人たちに伝統芸能の素晴らしさを伝えることにつながったのだと思います。
 姉にはよく「学校に呼んでよ」と言われており、国本さんも「いつでも!」とおっしゃってくれていたそうで、今思えば、そういう機会を早く作っておけば良かったと残念に思います。
 私にとっても、いろいろな意味で一度お会いしたい方のお一人でした。それが永遠に叶わなくなってしまいました。
 姉は、「でも、一度会っていたら、もっとショックが大きかったかもね」と言いました。たしかに志村くんとは会って話す機会があったので、哀しみは数倍大きくなりましたね。
 私と姉にとっては、クリスマス・イヴは大切な人を失った日となってしまいました。世の中のクリスマスムードとのコントラストもあって、忘れようにも忘れられない日ですね。
 ご冥福をお祈りいたします。

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2015.12.23

告知! 2/7 横浜 「ハイドン&ベートーヴェンの協奏曲」

Th_1223 日、第1回の練習がありました。私にとってはまだまだ未知の領域である古典派。特に今回はヴィオラでファゴットやホルンのパートを弾くということで、なかなか大変ですが、いろいろと勉強にもなります。
 今日はとりあえずの合わせでしたが、ワタクシ以外は、プロの方々はもちろんのこと、アマチュアの方も大変達者な皆さんですので、いきなりなかなかの響きになっていました。
 私なんか、崎川さんのピアノフォルテや高橋さんのチェロに聞き惚れてしまい、ついつい入り忘れる箇所多数。失礼いたしました。
 いや、そのくらい魅力的なプログラムですし、素晴らしい演奏家の方々なのです。そんなところに仲間入りさせていただき、まったくディレッタント冥利につきます。
 会場も素敵ですよ。横浜山手の歴史的建造物ベーリック・ホールです。あまり広い会場ではありませんので、ご予約はお早めに。必ずやご満足いただけると確信しております(私も頑張ります)。

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2015.12.22

格安4.3インチ液晶モニター

Th_img_1561 日と打って変わっていきなり俗っぽい内容になるのが、このブログのいいところ?(笑)。古今東西硬軟聖俗なんでもござれですから。
 で、今日の「俗」は何かといいますと、1600円のテレビの話です。
 以前紹介しましたように、我が家のテレビ事情はかなり特殊でして、ほとんど場末の映画館の様相を呈しています。ダンプラをスクリーンにして、およそ100インチの映像を投影しています。まあ、それがなかなかいいわけですが、いちいちプロジェクターをつけなくともいい場合もあるわけでして、また、ちょっと前に紹介したダビング装置用のサブモニターも必要でして、これを買って接続いたしました。
 あっそうそう、もう一つ大きな理由があったんだ。100インチの映画館は、昼間使えないんですよ!周りが明るいと見えない(笑)。映画館ですからね。
 で、休日の昼間とか、ちょこっとニュースなんかを見る時のために、明るい、というか普通のディスプレイも必要だったと。
 ま、そんな非常に特殊な事情があったわけですけれど、とにかく安いので済まそうと思って買ったのがコレというわけです。
 これは車載用のバックモニターですね。で、1600円。安い。しかし、本当に必要十分な画質ですよ。昼間でももちろんバッチリ。そんなことに今さら感動したり(子どもたちも)。
 車のバックモニター用なので、スピーカーはついていませんが、余っていたスピーカーがあったので、それを接続して使っています。
 いっちょ前に画質の調整などもできますし、それこそ本来のバックモニターとしてもなかなか優秀なのではないでしょうか。ただ、夏の車内の温度上昇に耐えられるのかがちょっと心配ですが。
 それにしても、100インチと4.3インチと、まあ両極端すぎて笑っちゃいますね。普通のテレビがない!と子どもたちが怒ってます(笑)。

Amazon ミニオンダッシュ 液晶モニター

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2015.12.21

未来開顕…耀わん茶会

Th_img_1539 2006年10月1日にここ富士山に一つの宇宙がやってきました。その宇宙をお預かりしてからの9年間、本当に不可思議極まるご縁に恵まれ、その「モノ」の偉大さ、そして自らの、いや人類の天命を知ることとなりました。
 今日のその宇宙の中で、一服の茶が点てられました。我が家に来て9年、その宇宙が創造されて70年になりますが初めてのことです。
Th_img_1540 その宇宙は一見地球であり、よく見ると十和田湖にも似て、そして私たちの現実世界、すなわち「コト」的には単なる樂茶碗であり、さらに科学してしまえば、ほとんど土です。
 まさに雛型。その宇宙を創造したのは、かの出口王仁三郎です。
 本日、またまた有り難き御縁を頂戴し、河野秀海さん、尾崎真奈美さんが我が家においでになり、実に不思議な、時空を完全に超えた茶会を開いてくださいました。
Th_img_1550 その土であり水であり火であり空気である「耀わん」に、濃茶が錬られた瞬間、そのあまりの一体感に、なるほど、王仁三郎はこの風景を想定してこの茶碗を作ったのかと得心しました。のちに薄茶をいただいた時など、その茶の色と器の緑とが完全に同じで、この世界に表と裏がなくなったかのようでした。
 たしかに、神棚に上げたり、ガラスケースに入れたりするものではない、こうして天と地をつなぐ、そして人と人をつなぐデバイスとして使うために創造されたのです。
Th_img_1542 今までもお水やお酒(!)を注いだことは幾度もありました。しかし、それらと今回では、耀わんの働きが全く違う気がしました。耀わんも大変お喜びであったと感じました。
 では、今まで何をやっていたのだろうと思ったかというと、決してそういうわけではありません。そう、今日のこのタイミングこそが、この耀わんに仕掛けられた「仕組み」であって、たしかにこの時代の、このタイミングでなければならなかったのです。
 河野さんと尾崎さんとのご縁も実に不思議です。実を言いますと、ゆっくりお話をさせていただいたのは昨日の夜が初めてのことでした。私の家内も含めて4人は、ほんの数分で全てを察してしまったのです。ある意味、何も語らずともお互いに何を考えているかが分かってしまった。そして今日の茶会が突然、しかし必然的に催された。まさに仕組まれていたとしか思えない自然さでした。
Th_img_1555 さらに驚きなのは、耀わんが我が家に来てから4ヶ月後、私は尾崎真奈美さんのご著書を読み、このブログに記事を書いているのです(『ウィルバー・メッセージ 奇跡の起こし方』 尾崎真奈美 (グラフ社))。そこに、尾崎ご本人がコメントを下さっている。
 そう、実はもうその時、私たちは霊的につながっていたのです。仕組まれていたのです。人間の次元で考えれば、まさに「奇跡」です。なぜなら、その後お互いにコンタクトを取ることもなく、お会いすることも全く想定していなかったのですから。それが、ここ富士山でバッタリ出会う。今、このタイミングです。
 このたびの茶会について、河野さんがFacebookで紹介してくださっています。ありがたいことです。

出口王仁三郎作の耀盌に濃茶を点てさせて頂く光栄に浴した。富士学苑教頭の山口隆之さんのお宅で、王仁三郎直筆の掛け軸に献茶をし、恭しく頂戴した濃茶は、富士の嶺を体内に取り入れるかのような覚悟であった。明らかに新たなステージの幕開けを感じた。

Posted by 河野 秀海 on 2015年12月21日

 そして、お茶をいただき、完全に天地合一、神人合一の不二の境地になってしまった私は、畏れ多くも八雲琴の奉納演奏をさせていただきました。何も考えず、まさに降りてくるメッセージを音にしただけです。記憶がありません。それもまた、河野さんが紹介くださっています。お恥ずかしいかぎりですが。

八雲琴の奉納

Posted by 河野 秀海 on 2015年12月22日

 いただいたお菓子は「さざれ石」。耀わんに沈む濃茶はまるで「苔」のよう。床の間の掛け軸は王仁三郎の「聖寿萬々歳」。もうすぐ来る天皇誕生日にもふさわしく、日本の、地球の、宇宙の未来を寿ぐ茶会となりました。
 そして、4人の話は、自然と仲小路彰の「未来学」へと発展。いくつかの企画が瞬時に決定いたしました。
 河野さま、尾崎さま、本当にありがとうございました。そして、出口王仁三郎、仲小路彰という、人類史上の二大巨星に心より感謝と尊敬の念を表したいと思います。
 これからが楽しみです。なお、耀わんでお茶会をという方は、ぜひご一報ください。皆さんでこの高次元な宇宙をシェアいたしましょう。

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2015.12.20

「メディアは皇室をどう伝えてきたのか?」 そこまで言って委員会NP

 みません、忙しいのでまた動画の紹介です。
 冒頭の美智子皇后の件で、たまたま今日ちょうど貴重な証言を聞く機会がありました。
 明仁親王殿下とのご成婚にあたり、番組でも少し触れられているように、正田家がカトリック信徒の家系であることが問題になりました。
 宮内庁、皇室内においても様々な意見があったようですが、最終的に、関係者が山中湖の仲小路彰のもとに相談に来たのだそうです。
 すると、仲小路は「問題ない。日本の神道はキリスト教をも包含する存在である」と語ったとのこと。そして、ご成婚が正式に決まったというのです。
 仲小路彰と高松宮さまの関係を考えると、これは充分にありうることです。また、日本はもちろん世界中の宗教や文化、政治について知り尽くしている仲小路ならではの、いかにもな内容の発言ですね。
 以前、国際基督教大学(ICU)とは?という記事にも書きましたとおり、日本の皇室に象徴されるように日本国民はキリスト教をも呑み込んでしまいましたからね。仲小路の言うとおりになったと言ってよいでしょう。
 

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2015.12.19

討論!「ヨーロッパ解体と野蛮の台頭」 (チャンネル桜)

 度末に大仕事があって時間がなかなか取れません…が、ついつい仕事をしながら観てしまった(聴き入ってしまった)今週のチャンネル桜「闘論!倒論!討論!」。
 実に興味深い内容でした。世界の大きな変化、うねり、危機というものは、本当にテレビを始めとする既存メディアでは知ることができませんね。
 現実の危機、紛争、戦争、衝突を知らずして、なにが平和でしょうか。もっと勉強しなくちゃなあ。
 もちろん、この討論で語られたことも、この世界のほんの一部分にすぎません。しかし、こうした世界史的、日本史的を大きな視点を持たねば、現在はおろか、未来は見えてきませんよね。
 仲小路彰が世界中の過去の戦争について研究した理由がよくわかります。とりあえず早急にそうした研究機関を作らなければなりません。情報、諜報研究機関とともに。
 ぜひ御覧ください。3時間は長いという方、こちらを使って1.8倍速でご覧になるといいですよ。


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2015.12.18

PROSPEC HDMI変換アダプター DVC791

Th_61zh1y8sztl_sl1000_ 育現場で映像を見せる機会が増えてきています。子供たちは完全に映像(動画)世代ですからね。
 以前はテレビ番組をビデオテープに録画し、それを教室で再生するなんてことは普通に、そして簡単にできていましたが、地デジ化に伴って始まった録画やコピーの制限、そしてHDD録画の普及によって、それが実に難しい時代になりました。
 ウチは現在、ロクーガーWを使ってHDD録画していますので、それをDVDやブルーレイに落として保存することができませんでした。
 特にパソコンを使ってテレビ番組を録画したDVDを再生するのがほとんど不可能になってしまった。これは実に痛い事態です。
 それを解決するために購入したのがこれ。これでなんとかデータDVDにデジタル放送をビデオモード録画できるようになりました。
 つくづくアナログ時代は良かったなあと思う次第です。ずっと地デジ反対を訴えてきましたが、まさかこういう弊害まで生まれるとは…。
 世の先生たちはどう思ってるんでしょうね。いちおう、教育の現場では条件付きでコピーや上映が許されているはずなのに、その権利が奪われているんですけどね。
 この製品は、HDMIのスプリッターとHDMI→アナログ(コンポジット)変換器のセットです。我が家では、アナログに変換された信号を古いこちらのDVDレコーダーで焼いております。もちろん画質は落ちますが、利便性と保存性の高さの方が大切ですからね。

Amazon PROSPEC HDMI変換アダプター DVC791

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2015.12.17

マイクロタッチスイッチブレードのCM

 みません。仕事がちょっと忙しいので、手抜き記事です。
 これ、けっこう好きです。ツッコミどころありすぎです(笑)。製品自身ではなく、CMのですよ。
 もう冒頭の「髪のお手入れの行き届いていない男性」像がすごすぎますよね。行き届いたあととのギャップありすぎでしょ(笑)。
 その後もいろいろと…もうとにかく観てください。BSやCSのCMっていいですよね。15秒制限がない分、トンデモ度も増してゆく!
 これはある意味欧米文化なんですよね。でも、それが日本流になって、良質なコントを観ているような錯覚を起こさせる。
 とにかく近年では最高傑作の一つでしょう、コレ。
 ちなみにモノは欲しいですね、最近眉毛や鼻毛が伸び放題だし(笑)。

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2015.12.16

『「私」を生きる』 安倍昭恵 (海竜社)

Th_51bny68sol_sx343_bo1204203200_ 「」…昨日の続きとなりましょうか。今年の漢字「安」に深く関わっていると言える総理夫人安倍昭恵さん。
 昨日書いた「家の中に女がいるのが安」だとすると、昭恵さんは外に飛び出していく系ですので、「不安」ということになってしまいますが(笑)、決してそういうわけではないところが、昭恵さんのすごさ…というか、それもそうなんですが、やはりご主人である総理の懐の深さ、さらには姑さんである洋子さんの器の大きさを示していますね。
 不思議なご縁で、まったくありがたいことに、私たち夫婦を「友人」と紹介してくれる昭恵さん(たとえばこちらの本で)。本当に不思議なくらいに波長が合うというか、考え方や感じ方、興味の分野や価値観が似ているので、もちろんこちらからも、本当にめったにいない「ソウルメイト」だと思わせていただいています。
 そういう方が、たまたま今、総理夫人であるということでして、私たち夫婦は総理夫人だからどうのというおつきあいはしていません(単純な安倍政権シンパでもありませんし)。
 昭恵さん自身も、総理夫人(ファーストレディ)という立場は、今、天から与えられているものであって、もちろんそれは天命として受け止め、その立場でなければできないことをなさっていますが、それ以上に「私」らしさを大切にしておられる。そういう境地に至った理由はこの本に詳しく出ています。
 そのバランスがいいんでしょうね。ある意味公私のバランス感覚が非常に優れているし、それをご主人もよく分かっている。だから、「安=家にいる」でなくとも、不安ではなく「安心」なのでしょう。
 いや、物理的に家にいるのが「安」ではないのかもしれませんね。やはり魂のレベルで、夫婦が相和し、嫁姑も適切な距離を保っていることが、それすなわち「安」の状態なのかもしれません。
 ちなみにウチも最近は安倍夫妻にならって(?)、お互いを信頼してあまり干渉しあわなくなりました。以前はけっこう大変でしたが(苦笑)。実際、そうして互いに信頼しあっていると、不思議なもので共通の知り合いが増えたり、あるいは協同のイベントが増えてくる。やはり「私」を捨てた方がいいということでしょうね。天に任せる。
 昭恵さんの「現場主義」、すなわち、敵味方関係なく、ちゃんと会って、面と向かって話をする、お酒を呑む、こういう姿勢には本当に学ぶべきところが多い。
 ネット(特にFacebook)を、現場への入り口として上手に使う姿勢にも、いつも感心します。
 いい例えかどうか分かりませんが、本当に別け隔てなく全ての人を信じて、その人の幸せを祈る、天皇家の方々のような存在なんですよね。尊敬します。
 未来の地球平和について、昭恵さんと大きな夢を抱いています。総理のお誕生日に、プレゼントと言いますかメッセージとして、メールで高松宮殿下の「平和に寄す」を送らせていただきました。すると、すぐに昭恵さんは自身のFacebookに全文をアップしてくださりました。ここにその夢が集約されていると思います。ぜひ皆さんもお読みください。

Amazon 「私」を生きる

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2015.12.15

「安」=「女が家の中にいる」

Th_2015121500000040asahi0005view 年の漢字は「安」とのこと。安保や安倍、不安の「安」だそうです。
 ちなみにウチのカミさんの旧姓も「安倍」です。ただし「アベ」とは読まないのですが。
 で、なんでカミさんの話が出てきたかというと、この「安」という漢字、改めて見てみると分かるとおり、うかんむりの下に女がいますよね。うかんむりというのは家の屋根を表していますから、そう、つまり、この「安」という漢字は、「家の中に女がいる」という意味なんですよ。
 つまり、女が嫁いで、ダンナの家に収まっている状況なのです。それが「安らか」ということ。
 安倍政権も「女性が輝く社会」というようなことを標榜していますし、私自身も21世紀は女性性の時代などとよく言っております。
 しかし、漢字の成り立ちからしますと、どうでしょう、女性が家を飛び出して社会で活躍することは、「安」ではなく、「不安」になってしまいますね(笑)。
 いや、(笑)ではなくて、そういう部分もあると思います。古臭い考え方かもしれませんが、たしかに、女は家で家事と育児に専念するのがいいというのも一つの社会のあり方だと思います。実は、私もそのへんは保守的でして、ウチのカミさんのようにやたら外に出たがる(すなわちウチにいたがらない)と、ついついイライラしてしまったり…。
 「安」という漢字は、もちろん漢字ですから中国産であります。古代中国の、特に貴族階級では、そうした女が家を守る的なスタイルが良しとされたのでしょう。お金持ち、権力者なら、まあそうでしょうね。
 その「安」という漢字は、日本でもすでに万葉集にも「安久(やすく)」という形で現れてきています。
 日本語の「やすし」は、ストレスの少ない状態を表す形容詞ですね。平穏、心配がない、簡単、値段が低い等々。
 そして、言うまでもなく、ひらがな「あ」は「安」のくずし字から生じました。もともとの「家の中に女がいる」という成り立ちについては、それほど意識されていなかったかもしれまんせが、それでも、日本人にとっては大変古くからなじみのある漢字だということになります。
 「女が家にいる方がストレスが少ない」なんて言ったら、現代の女性には怒られちゃうかもしれませんが、そういう知恵が世界に広くあった、そして今もある程度生き続けているということは認めていった方がいいのではないでしょうか。

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2015.12.14

南京事件から78年〜歴史という物語

 78年前の12月13日、南京は陥落しました。翌14日、ちょうど今日から78年前に何が起きたのか。起きたことは、ある意味では一つしかないわけですが、その記憶、解釈となると、無数の物語が生まれ、そして成長してゆきます。
 10月のユネスコ記憶遺産に関する日中の、あるいは日本国内での論争は、そうした「物語」どうしの衝突であって、いつまでたっても平行線、絶対に交わることはないでしょう。
 皮肉なことに、歴史、歴史学というのは、そういう性質のものであり、なかなか科学たりえません。
 私も個人的には南京事件に関する物語を常に持っていますけれども、それもまた、日々刻々と変化し成長してゆくものです。それをいかに客観的に見ようとしても、結局のところ、物語には聞き手がいるわけであって、自分はその語り手と聞き手の両方を兼ねることは難しいという現実にぶつかってしまいます。
 今日はそうした物語性を考えるという意味において、二つの「一次的語り」を紹介しておきます。
 非常に不謹慎な言い方になってしまいますが、語る方も聞く方も、どちらの「物語(ストーリー)」が好きですか、あるいは嫌いですか…という話になってしまうわけですよね。
 私は、ちょっとずるいかもしれませんが、ちょうど真ん中あたりがいいような気がします。あったけれども30万はさすがに多すぎだろうと…。

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2015.12.13

『野菜の裏側』 河名秀郎 (東洋経済新報社)

野菜の裏側-本当に安全でおいしい野菜の選び方
Th_51o9pnnxll りがたいご縁をいただきました。この本の著者である河名秀郎さんが、我が家に遊びにいらしてくださいました。
 この本を予め読み予想していたとおり、いやそれ以上に素晴らしい方でいらっしゃり、本当に素晴らしいひと時を過ごさせていただきました。
 自然栽培と言えば、木村秋則さんの「奇跡のりんご」が有名ですね。河名さんは木村さんとも一緒に活動されていました。無肥料、無農薬という究極の、しかし実は根源的な農法を復活させんとしている実践家河名さんの言葉は、一つ一つ本当に納得の行くものであり、よくいるフード左翼やら「もどき」やら単なる復古主義者とは全く違う次元で説得力を持っていました。
 野菜や果物を中心とする「食」にとどまらず、「衣」や「住」に至るまで、一つの大きな世界観、歴史観の中でとらえられ、自己の思考にこだわった閉じた理屈ではなく、まさに実践を通じて、謙虚に自然から学ぶというオープンな生き方に大いに共鳴いたしましたし、なにより勉強させていただきました。
 また、おそらくは普段の講演などではお話されないであろう、この地球や宇宙に深淵な部分についても、いろいろと意見交換させていただきました。
 少し表現がワタクシ流に傾きますが、「霊」と「体」のバランスが非常によく取れたお仕事をされているなと感じました。
 話題は農業に関わることが多かったわけですが、それが見事に他の分野の雛型になっていましたね。たとえば、医療、教育、宗教…私が今興味のあるものに見事につながっていた。
 肥料によって自然のバランスが壊れ、それを修復せんとして、虫が集まる。あるいは腐敗菌が活躍する。しかし、それを人間は、農薬や添加物を使って阻止してしまう。 肥料をまくから農薬が必要となる。本当に悪循環です。
 では、肥料をやらなければいいのかというと、もちろんそんな単純なことではなく、土壌の回復も必要ですし、種からして純粋種に戻さなければならない。非常に難しいのですね。
 これは、それこそ、教育や医療、宗教にも同じことが言えそうです。特に自らの仕事である教育については、またまた悩みが増えてしまいました。もちろん、前向きな悩みですが。
 今、私たちは間違いなく大転換に向けての上り坂を登っています。その実感も含めて、ご自身が体験的に見つけ得た真実、真理を、決して他人に押し付けることなく、まさに自然体でやっておられるお姿に、心から感銘を受けました。
 こういう自然体こそが、敵を作らず仲間を増やす結果を生むのではないでしょうか。私も参考にさせていただきます。
 もしかすると、これから一緒に何かできるかもしれません。そんな予感がしました。あまり焦らず、私も自然体でやっていきたいと思います。
 実は私も、自然栽培について興味を持っていたところでした。ただ、私の場合は、農作業がいろいろ面倒なのと、お金がかかることを嫌い、「ほったらかし農法」ができたらいいなという邪念がきっかけでしたからね(笑)。それじゃあダメだということが分かって良かった…。
 農業と教育って、とても似ていると思うのです。手助け、手入れ、見守り、そして祈り。「ほったらかし」じゃダメですよね、なにごとも。
 そして、全く意外なことに、河名さんが富士北麓に深い深いご縁をお持ちの方だと知った時、ああ、なるほど、この出会いは、まさに必然であったのかなと直観させていただきました(私の片思いかもしれませんが)。
 いろいろな気づきをありがとうございました。また、いろいろ教えていただきたいと思います。

Amazon 野菜の裏側

ナチュラル・ハーモニー

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2015.12.12

『長屋紳士録』 小津安二郎監督作品

Th__20151214_11_37_59 日は小津安二郎の誕生日にして命日。小津は60歳の誕生日に亡くなりました。
 お祝いと追悼を兼ねて、今年は「長屋紳士録」を鑑賞いたしました。もう何度目でしょうか。好きな作品の一つです。
 長屋紳士録は小津にとって戦後初めての作品となります。そこには終戦直後の東京の様子と、その後の日本の行く末が映しこまれています。
 作品の魅力については、もう私がとやかく言うようなレベルではありませんので、今日はちょっとした気づきを一つ。
 青木放屁演ずる幸平が飯田蝶子演ずるおたねの家に居候してやらかした「馬みたいな寝しょんべん」のシーン。重要なシーンですよね。上の写真です。
 この蒲団がどう見てもアメリカ国旗じゃないですか。明らかに意図的にやってますよね。
Th__20151214_11_38_18 そして裏に回るとおねしょの跡が…これが見事に日の丸のように見えます。
 なるほど、戦後しばらくはアメリカの統治下にありましたが、子どもたちの生命力、生活力が、この映画の5年後、日本に主権を回復させます(昭和23年までは国旗の掲揚も禁止されていました)。
 ちなみに笠智衆の「のぞきカラクリの唄」、ものすごくうまいですねえ。素晴らしい。いいシーンですよね。

Amazon 長屋紳士録


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2015.12.11

宇宙旅行をしよう!?

 日は丸一日幼稚園で仕事でした。季節に1回のプラネタリウム鑑賞です。昔とった杵柄で、私が担当させていただいています。
 もうすぐふたご座流星群ですので、冬の星座とともに、流れ星のお話をし、しし座流星群のビデオを使って、願い事を3回言う練習をして大いに盛り上がりました。クリスマスも近いので、サンタさんの話も絡めましたからね。
 とは言え、年少さんですと、なかなか星座をお話をするのが難しい。年中さん年長さんは、もうしっかり言葉が通じるんですけど、年少さん(プラス未満児)だと…。
 そこで、年少さんには、このビデオをドームに投影して観てもらいました。言葉を越えて、ファンタジーの世界で宇宙旅行をしてもらうわけです。これは好評でした(たぶん)。
 「なんで字が出てくるの〜?」と聞かれましたけど(笑)。なかなか鋭い観察力。答えに困ってしまいました。小さい子どもも侮れませんな。
 それにしても、昔だとなかなかこういうわけには行きませんでしたよね。CGはもちろん、簡単にネット上の動画を大画面で投影する機器などが登場してくれたおかげです。いい時代になりましたね。
 ま、逆にリアルな星空を観る機会はどんどん減ってしまっているかもしれませんが。
 今日は時間の関係もあって、太陽系の旅行にとどまりましたが、下の動画も一度はゆっくり観てもらいたいですね。子どもの想像力をかきたてるに充分なクオリティーだと思います。
 我が家でも夜電気を消して、スクリーン(ダンプラですが…笑)に投影して宇宙旅行を楽しみました。

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2015.12.10

追悼 野坂昭如さん

 坂昭如さんが亡くなったとのニュースが。昭和の無頼者がまた一人この世を去りましたね。
 私の野坂体験は、まず「おもちゃのチャチャチャ」でしょうか。しかし、それが野坂作品だと知ったのは大人になってから。
 ですから、実質的な初野坂昭如はこれでしょうかね。小学校でマネした覚えがあります。変なおじさんだという認識しかありませんでした(笑)。

 まあ、その他いろいろありすぎますが、ワタクシ的には、この「事件」が、らしくて好きですね。マイク(凶器)で応戦する大島渚も面白い。てか、祝辞の内容がよく分かりません(笑)。泥酔状態だったようですね。

 それから、ある意味子どもにとって今一番有名な野坂作品は「火垂るの墓」でしょう。この、自身をモデルとした作品の本質については、10年以上前にこちらに書きました。あのアニメは全く違うテーマになってしまっていて、あまり好きではありません。
 ちなみに野坂さんと出口王仁三郎は間接的にですが、縁があったようです。野良犬会などで野坂さんが世話になっていたかの今東光さんは、王仁三郎を「大怪物」と評する文章を残しています。実際に会ったかどうかはよく分かりませんが、知り合いを通じて身近な存在だったようです。
 そんな今東光からのすすめがあったのか、野坂さんは、王仁三郎が霊界物語を口述した鳥取の皆生温泉「海潮園」に泊まりに行っています。小説のアイデアを練ったのだとか。無頼つながりでしょうかね。
 こうした、昭和の天才たちの無頼性、ダンディズム、いわばスサノヲの「荒魂」はどこに行ってしまったのでしょうか。小さくまとまった男ばかりの世になってしまいました。
 これって、そうした男らしさを許さなくなった女性の側にも問題があるような気がしますし、まあ、それ以前に、世間自体が小さくまとまってしまった(それを正常進化だと言う人もいますが)のが原因でしょうかね。
 実は、私はここに「凡人の嫉妬心」が大きく関わっていると思っているんです。平成の大衆意識、世論というものは、嫉妬が生み出したものだと。語弊があるやもしれませんが、やはり「弱者に優しい(易しい)」世の中になっていると思うんです。平穏な分、創造のエネルギーは欠如している…。
 まあ、ノスタルジーにのみ執着していてはいけないわけで、では自分が無頼者、狼藉者になれるかというと、自分はそれこそ弱い凡人なので無理なのでした。学校の先生も、実につまらない人ばかりになってしまいましたしね。

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2015.12.09

ストックホルム合意の欠陥(中山恭子)

 しい交渉が続いているとは思っていましたが、それでも昨年の5月には、これは良い進展があるなと予感してしまいました。つまり、ストックホルム日朝合意は、北朝鮮側の譲歩を引き出したものだと思ったのです(ことの本質からすると「譲歩」もクソもないわけですが)。
 何度も申し上げているように、横田めぐみさんと私は、幼少期に同じ寮で育ち、おそらくは一緒に遊んだであろう仲です。ご両親とも数年前にお会いし、お話をしました。第二次安倍内閣ができる寸前でしたが、安倍さんへのご両親の期待は絶大なるものがありました。もちろん、私も同じ期待を持っていましたし、今でも持っていると言ってもいいかもしれません。
 ところが、この1年以上の間、期待したような進展はなく、逆に日朝の距離は大きくなってしまったような気がします。
 そのストックホルム合意の欠陥について、先月の救う会連続集会で中山恭子元拉致担当大臣が語ってくれています。これを聴きますと、本当に日本の外交力の弱さにがっかりしてしまいます。
 私は、ご縁があって、北朝鮮問題にも関わった外務省のある方を存じ上げております。その方は充分すぎるほどに熱い正義感を持っておられる方ですが、逆にそのような方だからこそ、無力感というか絶望感を感じることが多かったようです。
 ですから単純に外務省を批判してもしかたないところもあるのですが、このストックホルム合意については、さすがに失敗だったと感じます。まんまと罠にはまってしまった。
 この動画で中山さんがおっしゃるように、もう「協議」しているヒマはないのです。私たちにとっては、帰国に向けての協議ということになりますが、北朝鮮にとっては、帰国したくないと言わせるチャンスを得ることになってしまいます。
 当たり前のことですが、外交は自国の利益のために、相手国の選択肢を狭めていく戦略を取らねばなりません。もちろん、最後は「言葉」ですから、その言葉の使い方、解釈の可能性も含めての戦略的使用が必要になってくるわけですね。
 そういう部分では、もっと頑張らねばならないでしょう、日本は。

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2015.12.08

第二次大本事件から80年

Th__20151209_90034 1935年12月8日早朝、世界史上類を見ない国家による宗教弾圧事件となった「第二次大本事件」が始まりました。
 この事件については、今までも何度か書いてきました。今年の2月には二・二六事件とからめてこのような記事を書いています。その時には、のちに実際我が家が二・二六事件に巻き込まれる(!)とは思いもよりませんでしたが…そのことに関しては、そろそろ事件が収束しそうなので、いずれまとめます(驚愕の体験でした)。
Th_shinbun_2ji 今日は、この事件がのちの日本の歴史の雛型になっていたという説を紹介します。大本で起きたことが、ちょうど6年後に日本という国家に起きたというのです。
 以下、尊敬する友人の運営している王仁三郎ドット・ジェイピーからの引用です。

第二次大本事件と太平洋戦争の対応表

9年7月22日 東京・九段の軍人会館で昭和神聖会の発会式を開く。この会の活動が当局を刺激して第二次大本事件へ傾斜して行く。
15年7月22日 第二次近衛内閣が組閣。陸軍大臣に東条英機。9月に日独伊軍事同盟を締結、10月に大政翼賛会を設立するなど、太平洋戦争への道を傾斜して行く。

10年12月8日 未明に第二次大本事件が勃発。当局は決死の「特高(警察)隊」を編成し水盃を交わし、島根県・松江の「宍道湖」の近くにある、大本島根別院に「滞泊中」の大本の「首領」王仁三郎を「奇襲攻撃」し、検挙する。
16年12月8日 「未明」に太平洋戦争が勃発。日本海軍は決死の「特攻隊」は水盃を交わし、ハワイの「真珠湾」に「停泊中」のアメリカ太平洋艦隊の「主力」に「奇襲攻撃」する。

11年4月18日 当局によって綾部・亀岡両聖地が不当に売却され、所有権が綾部町と亀岡町に移る。やがて両聖地を始め全国の大本関連施設はことごとく破壊されてしまう。
17年4月18日 アメリカ陸軍のB-25爆撃機16機が東京・名古屋・神戸などを空爆。本土初空襲となる。やがて日本全土は米軍によってことごとく破壊焼尽されてしまう。

20年9月8日 大審院(現在の最高裁)判決が出て、第二次大本事件が終わる。(この日、マッカーサーを最高司令官とする連合国軍が東京に進駐する)
26年9月8日 サンフランシスコ講和条約が締結され、太平洋戦争が終わる。

 たしかに偶然にしてはできすぎている符合ですね。このあたりについて、王仁三郎の愛孫、出口和明さんが講演で詳しく解説してくれています。
 和明さんは、私も公私ともにお世話になっている、現代文あるいは論理のカリスマ出口汪さんのお父さんです。
 ちなみに我が家でお預かりしている耀わん「十和田」は和明さんと深い因縁があるようです。

 大本(王仁三郎)にはこのほかにもたくさんの雛型(日付や日数の符合など)があります。それらはだいたい後になって分かるものであり、そういう意味では、予言ではありませんし、ある意味こじつけだと言われてもしかたがない部分もあります。
 しかし、私にはどうしても偶然とは思えないのです。私自身も、世界がフラクタルな構造をしていると実感するような体験がたくさんあるものでして…。

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2015.12.07

祝!ベストバウト〜天龍源一郎選手

Th_img_5d5912aa551344fbb20698f46516 日、恒例のプロレス大賞の発表があり、天龍選手の引退試合、オカダ・カズチカ選手との試合がベストバウトに選ばれました。
 ベストバウトを獲ると宣言していた天龍選手。見事にそれを現実のものとしました。天龍選手自身9回目のベストバウトだそうです。
 こちらに書いたように、オカダ選手も素晴らしかった。あの試合は、たしかに昭和と平成のプロレスを結ぶ意味がありましたね。
 かつてはデスマッチがベストバウトを獲ったり、今回のように65歳のレスラーがベストバウトを獲ったり、まさにプロレスの多様性を象徴していますね、プロレス大賞。
 歴代のベストバウトを眺めると、本当にいろいろなことを思い出しますし、幅が広いなあと感心します。
 私の記憶に残る天龍選手のベストバウトというと、ジャンボ鶴田選手を破った1989年6月5日の三冠戦でしょうか。天龍さんの気迫と、それにインスパイアされた鶴田選手の「本気」もすごいですね。

 実は今日がプロレス大賞の日だとは忘れていて、たまたまちょっとしたきっかけがあって、天龍選手の昔の試合を観ていたんです。長州選手との試合とか。それで、いろいろ思い出したり、気合を入れてもらったりしたんですね。
 ふと思いました。私の「ベストバウト」ってなんだろうって。毎日が闘いと言えば闘いですからね。
 あっそうだ、年末にかけて「大試合」があるんだ。頑張ろう!

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2015.12.06

オニャンコポン

Th_img_1272 日の記事とは対照的なお気楽なネタです(笑)。この振れ幅がこのブログの魅力でしょう…か。
 今日、期末テストの世界史を勉強していた上の娘が、「オニャンコポン」とか言って笑っているので、なんだそりゃ?と聞くと、なんと西アフリカガーナのアシャンティ人が信仰する天空神の名前だと言うじゃないですか。
 ウィキペディアで調べると、たしかにそう書いてある。
 そして、オニャンコポンはニャメ(ニャロメではない)の別名ともある。実に猫々しい神様ですね(笑)。さらに登場するオドマンコマという別名もまた、なんとも…(笑)。
 天地分離神話も面白いですね。老婆が杵をオニャンコポンにぶつけてしまったために、オニャンコポンは地上から天空へ行ってしまったと。そして、老婆は天に届くようにと臼を重ねたが一つ足りなかったために、一番下のを抜いて一つ上に重ねようとしたら…ドンガラガッシャン。
 世界の神話がそうであるように、臼と杵は男女の象徴だと思います。その点、ウィキにも書かれている、男神、女神や太陽と月の話は面白いですね。
 というわけで、我が家のオニャンコポンも三位一体(トリニティー)でありますが、特に強大にして安定的なのは、言うまでもなくシローさんであります。
 上の写真をご覧あれ。天空にも届きそうな「シロー山(さん)」であります。堂々たる神のお姿(笑)。まさにオニャンコポンと呼ぶにふさわしい威容であります。

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2015.12.05

「石橋(しゃっきょう)」と「絹の道」

Th_img_1238 NHKのニュースでも紹介されていましたが、本日、都内某所において日中韓の文化交流イベントがあり、私も本当に本当に急遽参加できることになりまして、能楽堂の座敷席より、3国の最高級の芸術、文化、芸能を堪能させていただきました。
 日本側の主催は、重要無形文化財保持者の大皷奏者大倉正之助さんです。ワタクシ、昨年畏れ多くも初対面にして共演をさせていただきました(こちら参照)。今日あらためてトンデモナイ方とご一緒させていただいたと思った次第です。
 日中韓については、歴史的に各時代において、幸不幸さまざまなことがありましたし、今もまた近い関係だからこそ(近所であり、親戚だからこそ)難しい問題もあります。
 だからこそ、こうした文化交流は大切でしょう。特に日本の「和」の精神の表現の場として、すなわち「受容」「融合」を「発信」する場として、これから重要になってくることでしょう。
 本日の演目の中で、特に素晴らしかったのは、半能「石橋」です。日本代表の演目という位置づけでしたが、能の中でも特に、半島や大陸の影響を感じさせる演目。先ほど書いた意味でも見事な選択であったと思います。
 白紅の連獅子舞。白獅子は野村四郎さん、赤獅子は野村昌司さん。まさに親子獅子。厳かさと軽やかさの対比が素晴らしかった。これほどダイナミックな能は初めてでした。
 そして、その舞を招く、囃子の幽玄なこと。まさに「ものまね」。モノを招くのです。
 その前に、さらに、招くモノがありました。そう、紅白の牡丹の作り物です。この作り物を作ったのは、私の教え子の能楽師。それを運んだのは、彼女の同僚の能楽師。
 終演後、その二人の若手能楽師と飲みに行きました。やはり、「石橋」は特別だと。秘曲であると。そして、野村親子による共演は、さらにスペシャルであると。なるほど納得であります。日本文化はしっかり継承してもらいましょう。
 ちなみにウチの下の娘は、その教え子に能を教えてもらっています。どうせなら、石橋を舞えるくらいになるまで、しっかり精進してもらいたいと思います。
Th_img_1244 最後に日中韓の名人による共演が実現しました。「絹の道」…たしかにそこには、日中韓に収まらない、ほとんど全世界的な和声、リズムが融合されていました。
 そう、私の最近のテーマの一つはこの「絹の道」の復活です。あくまでも「絹の道」は象徴にすぎません。いわゆるシルクロードにとどまらず、この世界の「むすび(結び・産霊・掬び)」、すなわち「和」の象徴なのです。
 今日の「絹の道」のパフォーマンスには、そんな私の夢、理想が見事に音楽と舞によって表現されていました。
 実は、今日は寸前まで会場入りさえできるか分からない状況でした。ただ、「行ってみるべし」との声を信じて車を走らせたのでした。
 そして、開演1時間前に電話が入り、ありがたいことにその場に参加させていただくことになりました。ご尽力くださった皆さまに、心から感謝いたします。この奇跡の意味をしっかり受け止めたいと思います。ありがとうございました。

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2015.12.04

『阿部一族』 熊谷久虎監督作品 (1938)

 日追悼記事として原節子さんの出演している「指導物語」「白魚」を紹介しました。
 そこに詳しく書きました原節子さんの義兄にあたる映画監督熊谷久虎さん。スメラ学塾の重鎮として、仲小路彰とも昵懇の仲だった方です。
 いろいろ調べると、終戦前後に「九州独立革命」というとんでもないことを計画したこともあるとのこと。そこに原節子も関わっていたというウワサもあります。
 そのへんに関しては、火野葦平の遺作「革命前後」に詳しいとのこと。さっそく古本を購入しましたので読んでみます。いろいろ分かった時点で記事にしたいと思います。
 今日は、ついおとといアップされた、熊谷の代表作「阿部一族」を紹介します。阿部一族はもちろん森鷗外の名作の映画化であります。
 これをご覧になれば、熊谷がいかに実力のある監督さんだったか、よく分かるのではないでしょうか。歴史物(時代劇)を「現代」のエンターテインメント映画とするための熊谷の演出は、その後の黒澤明の諸作品に影響を与えたとも言われています。なるほどですね。
 役者陣もなかなか壮観。前進座総出演というだけのことはあります。若き日の加東大介(当時は市川莚司)もいいですね。
 あっそれから、クレジットにないので確かではありませんが、この映画が、かの円谷英二の特撮デビュー作とのこと。当時、円谷英二は東宝の特殊技術課の課長だったようです。
 その後、戦争映画がはやる頃になると、英二の特殊技術が大活躍することになります。


 

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2015.12.03

悟り=最後のワンピース

Th_img_1207 校で、少し早めに「成道会」が行われました。
 成道会はお釈迦様がお悟りを開いた日をお祝いする行事。本来なら12月8日であります。8日は期末テスト中ということで、早めにやってしまったのです。
 行事の中で、本校の母体となっているお寺の住職にお話をいただきましたが、悟りについての喩え話が大変分かりやすかった。
 悟りは、ジグソーパズルで最後のピースをはめて一枚の絵が完成するようなものであると。最初のうちはなんの絵なのかさえ分からずピースを並べているものだが、だんだんとそれらが埋まっていき、いつのまにか最後のひとピースになる。そして、それを遠くから見た瞬間に、「なるほど」と分かる。それが悟りのイメージなのだと、お話をお聞きしながら、私なりに解釈しました。
 たしかに、学校の勉強一つとっても、なんのためにやっているのか分からないままやっていますね。最近、私も長年やってきたことや、関わってきたことが統合されていく感覚、それまで全く別次元だと思っていた物事がつながっていたのだという気づきを体験しています。
 生徒たちはまだピンとこなかったかもしれませんね。しかし、私たち大人が少しでもその感覚を体験的に語ってやることによって、少しは若者たちも日々の「苦行」に積極的になれることでしょう。
 お釈迦様の悟りについて、私は勝手に「自分が幸せになる方法は、他人を幸せにするしかない」という真理に気づいたことだと解釈しています。縁起や自他不二、因果応報、利他、無常などを総合するとそういうことになるのではないかと思います。
 もちろんこれは簡単なようで難しい。分かったからと言ってできるとは限りません。私はいつ最後のピースを埋めるのでしょうね。
 ただ、先ほども書いたように、そういう日が生きているうちに来ることを信じて、毎日の仕事や趣味や思索を頑張っていきたいと思います。

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2015.12.02

『昭和天皇と弟宮』 小田部雄次 (角川選書)

Th__20151202_181209 笠宮崇仁親王殿下100歳のお誕生日、まことにおめでとうございます。まさに「聖寿万々歳」であります。
 殿下はもちろん、百合子妃殿下も大変お元気でいらっしゃるとのこと、何よりお慶び申し上げます。
 三笠宮さまは、言うまでもなく「昭和天皇の弟宮」さまでいらっしゃる。しかし、この本にはあまり登場しません。
 大正4年のお生まれでいらっしゃるから、昭和天皇、秩父宮、高松宮の三兄宮とは少し歳が離れておられる。
 そのため、ある意味、あの歴史の混乱期にはまだ少年から青年でいらっしゃった。そのおかげと言ってはなんですが、三兄宮と比べるとたしかに歴史からの距離感がありました。
 この本では、「末弟・三笠宮」という一節が設けられているにすぎず、ほんの数ページにしか登場しません。この本には、昭和天皇と秩父宮、高松宮の三人の、いかにも男兄弟ならではの微妙な関係、ライバル心のようなものが、かなり詳細に表現されています。
 だからこそでしょうか、三笠宮さまの、大東亜戦争末期の、あの南京派遣の際の一件(日本軍の風紀や意識に大きな問題ありとする発言)が、ある意味で自由で個性的な宮さま像として表現されているとも言えます。
 私は、この実に魅力的な四兄弟宮さまの中では、特に高松宮さまに興味があります。無論、有栖川宮熾仁親王との関係(すなわち出口王仁三郎との関係)や仲小路彰との関係においてです。
 考えてみると、高松宮さまと三笠宮さまは、最も年の近い兄弟であり、なおかつ近いと言っても10歳離れていたので、仲が良かったのではないかと推察されます。
 とても叶わない夢ですが、やはりご存命でいらっしゃる証人として、三笠宮さまにぜひ昭和の時代の真実を教えていただきたいものです(きっとしっかり書き残してくださっていると思います)。
Th_lif1512020017p1 それにしても、この本を読んで私が感じるように、昭和、特に戦前戦中はすっかり「歴史」や「物語」になってしまっているのに、そのまさに中心にいらっしゃった宮さまが、お元気でこの平成の世に生きていらっしゃるということは、本当に尊いことであります。
 お三人の男のお子様に先立たれたご心痛は察するに余りあるわけでありますが、そのようなことも含めまして、昭和という時代と、そして今の日本や世界や皇室について、はたしてどのようなご意見をお持ちなのでありましょうか。
 テレビで大相撲や歌謡番組をよくご覧になるそうです。昨日のNHK歌謡コンサートもお楽しみになられたことでしょう。
 そして百寿のお誕生日の今日もまた、日本と世界の平和を祈られたとのこと。ありがとうございます。ますますお元気でお過ごしいただきたいと存じます。

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2015.12.01

『総員玉砕せよ!』 水木しげる (講談社文庫)

Th_20151202_64911 木しげるさんが亡くなったとのこと。妖怪漫画家としてだけでなく、戦争の語り部としても後世に残すべき仕事をなさった方です。
 私の印象に残っているのは、この「総員玉砕せよ!」です。少年時代に読んで、なんとも情けない気持ちになったのを覚えています。
 というのは、小学生当時、私は当時の少年のご多分に漏れず、けっこう戦争マニアでして、いろいろな勇ましい戦記なんかも借りてきてはよく読んでいたのです。
 そうした中で、水木しげるさんの「敗走記」やこの「総員玉砕せよ!」はちょっと違う雰囲気があった。マンガということもあったけれども、なんか自分の抱いていた戦争や兵士のイメージと違ったんでしょうね。
 今となっては、これも戦争の一面の真実、それも重要な一面であることはよく理解できますが。
 21世紀になってからNHKがテレビドラマ化しました(こちらで観られます)。
 そうそう、半年くらい前、水木さんが出征前に書いた手記が見つかったというニュースがありましたね。これも読んでみたいところです。

 水木しげるさん、戦争で左手を失いました。もしかすると、その時点で水木さん自身も妖怪の仲間入りをしたという自覚があったのかもしれません。人間を妖怪に変えてしまうのが戦争なのでしょうか。
 水木しげると言えば、ずいぶん前に紹介した、「神秘家列伝」で、出口王仁三郎を描いています。なかなかいい作品です。王仁三郎の入門本として、もっと知られていいものかもしれません。

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