ザ・ビートルズ 「アイ・アム・ザ・ウォルラス」("I Am the Walrus")
BEST QUALITY Beatles 'I Am The Walrus' STEREO... 投稿者 AlecCawthorne
昨日の記事に書いたように、ビートルズのストリーミングが始まりまして、さっそく車を運転中にいろいろ聴いてみました。
で、発見が多数あったわけですが、「セイウチ」、これは人によってはビートルズの最高傑作とする場合もありますよね。たしかに面白い楽曲ですし、大変ビートルズらしいとも言える。サイケデリック・ロックの原点とも言われています。
思い出してみると、私が初めて聴いたビートルズのアルバムは、「マジカル・ミステリー・ツアー」でした。小学生だった私は、当時この曲はよく分かりませんでした。他の楽曲がポップですからね。
それ以来、自分もずいぶん経験(特に音楽的経験)を積み、この曲の魅力がだんだんと分かってきた。歌詞も含めてその難解さの中に、ある種の「芸術性」を見出すことができるようになりました。
あっそうそう、私が中学生の頃からはまったELOについて、ジョン・レノンは「アイ・アム・ザ・ウォルラスの息子」と評しています。実際、ジェフ・リンにとっても原点となった曲です。
そして今、また違った視点(聴点)でこの「セイウチ」の不思議を感じています。
この「逆回転」Versionを聴いてみてください。一般的には「逆回転」は、ポール死亡説を絡めて語られることが多いのですが…。
そう、今日急に気づいたんですけど、「おほほ、いひひ、あはは」って、やっぱり日本語ですよね。今まで意識しなかった。というか、逆回転にしてもちゃんと「あはは、いひひ、おほほ」って聞こえる。
これにはいろいろ説があるようです。ヨーコの影響、日本公演の影響、日本民謡の影響…。たしかにエンディング(逆回転だと冒頭)も「エッサ、ホイサ、エッサ、ホイサ」と言っている(笑)。
この曲は、ビートルズナンバーの中でも、特に完全コピーがしにくいことで有名ですね。それに挑戦している人を私も知っています。そういう野望を持ちたくなるような曲であることはたしかです。特にデジタルでこの雰囲気を出すのは難しそうですね。
というわけで、こちらの完全コピーを紹介します。古楽器だからこその表現。逆説的にビートルズの本質も表現されていると思います。モダン楽器じゃダメですよね。
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