バッハ 『アルペジーナのための無伴奏組曲』
最近Google Play Musicで偶然見つけまして聴いてみましたところ、ものすごく良かったのでおススメしますね。
変な楽器、それもヴィオラ系の変な楽器マニアである私としては、この珍楽器「アルペジーナ」も、ぜひぜひ弾いてみたい!
この楽器、解説によりますと、いわゆる古楽器ではないんですね。新楽器。パリの楽器職人ベルナール・サバティエという人が製作していた左右非対称のヴィオラを知ったミナリ=ベラが、シューベルトの「アルペジオーネ・ソナタ」の演奏のために製作させたものだとか。
基本私も最近良く弾いている5弦ヴィオラと同じ調弦なのでしょうか。
左右非対称ボディーがなんとも魅力的ですね。音響工学的にどういうメリットがあるか分かりませんが、録音の音を聴いた限りでは、やはり大きい分、普通のヴィオラよりも深い音がしているような気がします。
無伴奏チェロ組曲をヴィオラで弾いた録音はいろいろありますが、やはりちょっと深み、重みが足りないような気がするんですね。自分で弾いていてもそうです。
その点、この楽器の録音では、ものすごくしっくり来た。今まで知らなかったこの曲の魅力までもが湧き立ってくるような感じがしました。
一つにはフランス国立管の首席を務めたこともあるというミナリ=ベラのセンスの良さも影響していますね。バロックの演奏様式をよく理解しています。
できれば全曲聴きたいですね。前半3曲しか録音していないようです。6番こそ5弦で弾くべきだと思うんですけどね。
Youtubeにも少しありましたので、どうぞご覧(お聴き)ください。
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