天龍源一郎引退
天龍が引退しました。腹いっぱいのプロレス人生を象徴するような、まさに腹いっぱいな引退興行であったと思います。
オカダ・カズチカもよくやりましたね。体の動かない相手と「プロレス」するのは非常に難しい。よくあそこまで試合を組み立てましたね。本当の意味での茶番狂言だったと思います。
天龍源一郎自身については、かつて書いたこちらの記事をご覧ください。「七勝八敗で生きよ」…あらためて深い言葉だと思います。私もそんな人生を歩みたいな。負け越してもいい。半分くらい勝てればいいじゃないですか。一生懸命やっての負けっぷりも大切。
ところで、ちょうどこの引退興行を鑑賞中、ニック・ボックウィンクルさんの訃報を聞くことになりました。天龍の嫌いだった(?)ジャンボ鶴田以上にのらりくらりした戦い方をする選手だったニック。子どもの頃、私もそんなニックがあまり好きではなかったのですが、今となっては、とにかく「巧い」レスラーだったなと思うのであります。
天龍選手はオカダ選手にプロレスの未来を託すというような発言をしていました。たしかにオカダ選手の素晴らしい才能を持っています。試合後半であのドロップキックを出せたのは、それこそ本気を出した時の(笑)ジャンボ鶴田選手くらいですよね。私も期待しています。
天龍さん、奥様の病気療養のために引退するとのこと。これからは今まで支えてくれた奥様を、逆に支える立場になるということですね。そんな生き方も実にかっこいい。頑張ってください。
それにしても、天龍より年上のグレート小鹿さんやザ・グレート・カブキさん、藤原喜明さん、同世代の長州力さんのコンディションの良さには、ただただ驚くばかり。すごい世界ですね。能などの伝統芸能と全く同じだと感じました。
私も微力ながらプロレス文化復興を目指して、頑張っていきたいと思います。いつか天龍さんともゆっくりお話をしてみたいですね。
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