fox capture plan 『Elementary Stream』
昨日紹介したAmazonのプライムミュージックで出会ったバンド。
日本のフュージョンのプレイリストに登場したこの曲、私も初めて聴きましたが、なかなかカッコイイ。まさに日本のジャズ・ロックという感じ。
娘たちもやたら反応していました。「東方みたい!」と。なるほど。和ロックというか和ジャズというか。メロディーが最近はやりの「和」テイストですし、Jフュージョンの特徴としての「分かりやすさ」「コテコテさ」、そして「超絶技巧」という、ある種貴族趣味的な(ヲタク的な?)要素をふんだんに持った楽曲ですね。
他の曲を聴いたことがないので、早計に判断できませんが、彼らは年齢的にも、そうした平成貴族的な文化を存分に吸収してきたアーティストなのでしょう。
昭和おじさんである私も、実はこうした平成貴族文化がけっこう好きですので、この曲にはひかれましたね。そう、自分に演奏技術があったら、こういう楽曲をやってみたい、こういう感じの演奏をしてみたいとも思うのです(実際にはもちろん無理ですが)。
娘はベーシストを目指しているようですけれど、今はこういうのに興味があるようですね。ということは、作曲能力も必要になってくるわけで、まあこれからいろいろ勉強しなくちゃならなくて、それはそれで楽しそうですね。ちょっと羨ましいし、自分が途中で諦めてしまったことを娘が継いでくれるのはちょっと嬉しかったりします。やっぱり血かな。下の娘は違う分野でまた私の諦めた夢を追ってくれていますし(笑)。
アルバムもダウンロードして聴いてみたいと思います。日本の;ロック、ジャズ界で生き残っていくためには、どういうジャンルでどういう演奏をすればよいのか。日本人にとってはロックやジャズについて考えるのも面白い。特に歌詞のない世界で、日本人がどう勝負すればいいのか。これは重大問題ですね。
そこを考える時、平成貴族文化と、その源流としてのバブル期の日本のフュージョン、そして昭和の歌謡曲、さらには江戸の大衆音楽、平安貴族の音楽文化(!)について、しっかり考察する必要があるでしょう(マジで)。
ちなみに、fox capture planの最新曲、ストリングスも加わって、さらに平成貴族感が高まっていますよ。けっこう好きだな。これだったら私も参加できそう(笑)。
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