祝!大村智さんノーベル賞受賞
山梨出身のこんな立派な、というか、素敵な人物がいるなんて、正直なところ知りませんでした。恥ずかしや。
いわゆる優等生タイプではなく、文武両道どころか、どちらかというとやんちゃで遊びの達人。スポーツに美術…だからこその発見、業績であったというのが、実に痛快ですよね。
さらに、名誉やお金に執着がなく、美術館や温泉を作って自治体に寄付したり、本当に魅力的な人ですね。
ちょうど学校では定期テストが終わり、答案を返したりしたわけですが、「学校の勉強なんてできても大した人間にはなれないぞ」と言ってやりました。満点取った優等生が苦笑してましたね(笑)。
いや、実際そういう部分はありますよ。経験的にというか、統計的にもそういうことが言える。案外、学校という枠から外れたヤツの方が大物になっています。
だから、教師というのは難しいのです。優等生をほめちゃいけない部分もあるわけです。逆に規格外の生徒の潜在能力を引き出さねばならない。ま、そこが面白いとも言えますし、自分はどちらかというとそういう仕事が得意だったりします。
それにしても、大村さんの「人のためになることをする」という基本姿勢は、本当に立派ですね。言うは易く行うは難しです。
なるほど、「どちらにするか迷った時は、人のためになる方を選べばよい」というお言葉は真理ですし、生きていくにあたっての術であるとも言えますね。私もこれからそういうふうに判断したいと思います。
地元の山梨大学も大喜びですね。国立大学の中では決して目立った存在ではなかったけれども、大村さんの「遊び」の部分をしっかりサポートして育てたというのは、実は評価されてもいいのかもしれません。
大村さんの気取らないしゃべり方が、いかにも「山梨のおっちゃん」風でして、本当に身近に感じます。
かつての甲州財閥の面々や、山梨出身の昭和の政治家は、みんなこんな感じの「おっちゃん」だったんではないでしょうか。
語弊があるかもしれませんけれども、いわゆる「やくざ気質」とでも言いましょうか、今ちょっとその辺を調べていて、私自身も憧れるところがあるんです。
大村さん、山梨を日本の教育再生の中心地にしたいとおっしゃっていました。なるほど、あえてのそういう発言には、それなりの可能性と価値を感じました。私も微力ながらそんな夢のお手伝いができればと思います。
本当におめでとうございました。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 富士山ラドン濃度急上昇と新島・神津島近海地震(2023.11.16)
- 追悼 大橋純子さん(2023.11.11)
- The Beatles 『Now and Then』(2023.11.02)
- 谷村新司 『群青』(2023.10.26)
- 二度目の天の岩戸開き(2023.10.18)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』(2023.12.06)
- 『首』 北野武 脚本・監督・編集作品(2023.12.05)
- バッハ『フーガの技法』を見る(2023.12.04)
- 濱田あや 『デュフリのガヴォットとシャコンヌ』(2023.11.30)
- 不動明王の愛の荒魂(2023.11.28)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』(2023.12.06)
- 香椎宮にて(2023.12.03)
- 『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』 竹林亮 監督作品(2023.12.02)
- 福岡のパワーの源は…(2023.12.01)
- 濱田あや 『デュフリのガヴォットとシャコンヌ』(2023.11.30)
「自然・科学」カテゴリの記事
- バッハ『フーガの技法』を見る(2023.12.04)
- 日本酒だけで生きることは可能なのか?!(2023.11.26)
- 富士山ラドン濃度急上昇と新島・神津島近海地震(2023.11.16)
- 寝る子は育つ・寝ない大人は横に育つ(柳沢正史先生「睡眠」を語る)(2023.11.08)
- 松葉ジュースを作る(2023.11.07)
「教育」カテゴリの記事
- グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』(2023.12.06)
- 【読解力】社会人1万人以上見て分かった”文章読めない”人の特徴 (サトマイ)(2023.11.13)
- 忍者学!(2023.10.12)
- 出口康夫 『われわれとしての自己(Self as We)」(2023.10.14)
- 『本學ノスゝメ』出版 クラウドファンディング!(2023.10.06)
コメント