ピゼンデル 『無伴奏ヴァイオリンソナタ イ短調』
バッハと同時代の名ヴァイオリニストにして作曲家であるピゼンデル。有名なバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータは彼のために作曲されたという説もあります。
彼のために書かれたヴァイオリン協奏曲などはたくさんありますが、ピゼンデル自身の作品はそれほど多くは残されていません。そのうちの1曲がこの無伴奏ソナタです。
当時としてはかなり高度なテクニックを要求する曲ですね。私も楽譜をこちらから手に入れてちょっと弾いてみましたが、すぐに断念(笑)。
ヴァイオリン弾きの方ならお分かりと思いますが、正直バッハの無伴奏作品よりもテクニック的には難しい。当時これを弾けたヴァイオリニストがどれくらいいたことか。
そして、この曲、音楽として超カッコイイですよね。聴きごたえもあるし、見ごたえもある。そう、ライヴでやったら受けますよ。
ということで、最近、この曲をリサイタルで演奏するヴァイオリストが増えてきています。モダン、オリジナルを問わず多くの演奏家が挑戦しています。
上の動画は、モダンも古楽器もスイスイ弾いてしまうレイチェル・バートン・パインのライヴです。うまいですねえ。ガット弦、バロック・ボウでもこんな音出せるんだ。
悪魔に魅入られたヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインについては、こちらに詳しく書きましたのでご覧ください。
いかにもバロックという演奏もお聴きいただきましょう。最近大活躍のフランス人女性バロック・ヴァイオリニスト、アマンディーヌ・ベイエの演奏です。繊細な演奏ですね。
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