フジファブリック 『GIRLS』 (その1)
ニューミニアルバム発売日。ちょうど今日は外回りの日だったので、一気に車の中でヘビーローテション。
最新のフジファブリック観については一昨日の記事に結構書きましたので、今回は珍しく全曲を私的にレビューしてみます。あくまで私的な感想ですので、あんまり目くじら立てないで読んでくださいね(笑)。
1 「夜明け前」
Coversで初めて聴いた曲。たしかにこのアルバムを象徴する曲かもしれませんね。6月に発売された「BOYS」のやんちゃぶりとは対照的に実に繊細な音楽を頭に持ってきましたね。いきなりエンディング感がある(笑)。
志村くんの持っていたあの独特のフェミニンさとはかなり違った、山内総一郎風の女性観、少女観がよく表れている作品ですね。はっきり言っちゃうと、男の妄想としての変態さ(女子自身というよりは女子への視線の変態さ)は影を潜め、異様なまでの純粋さがちょっと気恥ずかしいくらい(笑)。
大ちゃんのキーボードがかつてのフジの思い出を私たちに見せて(聞かせて)くれているのが、またなんとも効果的。ある意味サディステックだな。特にエンディング前、「胸キュン」音を露骨に弾いてしまうところなんか。
まあ、とにかく名曲ですよ。何度聞いてもいい。冬の夕刻の感じにぴったりですね。
2 「Girl!Girl!Girl!」
これはビックリ。というか、アレンジ力ってすごいですね。というのは、これを聴いた上の娘(ジャニヲタのベーシスト)が、あっ!ジャニーズにみたいって言ったんですよ。SMAP+嵐+Hey! Say! JUMPだって。そう、そのとおりなんですよ!よく分かったな。だいぶプロっぽくなったな(ベーシストとして?いやジャニヲタとしてか)。
そうなんです、アレンジャーはかのCHOKKAKUさん。たしかにジャニーズ専属?アレンジャーさんですよね。過度にゴージャスなブラス&ストリングスのキラキラ王子様サウンド。
70年代ソウルが大好きなワタクシとしては、こういうキラキラ感たまりません。それがフジファブリックだっていうところが衝撃なんですよね。志村くんだったらこうはならない。スカパラまででしょう。
たしかに見事なアレンジです。ベースラインが実に良い。加藤さん頑張りましたね。ベーシストとしての彼の右手、左手は理想の形です。色っぽい。これもまた隠れた「女子力」(笑)。
いや、なんというか、私はいいと思うんですよ。案外、フジのメンバーって「王子様キャラ」じゃないですか(志村くんも?)。アイドルになれとは言いませんが、自分たちのキャラを活かすっていうのは大切なことです.
PVがまたビックリ。乃木坂46の橋本奈々未とオオカミ(笑)。新境地ですね。
というところで、時間がなくなってしまったので、残りの曲については明日書きます!
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