バッハはやっぱり宇宙人?
顧問をしている中学の弦楽合奏部で、今年は思い切ってブランデンブルク協奏曲の第3番に挑戦しております。いやはや、大変だけど面白いですね。私は高校でこの曲を初めて弾きましたので、生徒たちの苦闘している姿は懐かしくもあります。
このたび私はチェロのパートも弾きますので、これでこの曲のチェンバロ以外の全てのパートを演奏したことになります。長く生きてきた証拠ですな(笑)。
さて、それこそ私が中高生の頃、バッハに目覚めるきっかけになったワルター・カーロス(今はウェンディ・カーロスw)のスイッチト・オン・バッハ。中でもブランデンブルク協奏曲はカッコ良かったなあ。
…と思って、生徒たちに聞かせようかと思ったら、こんな動画がありました。いやぁ、みんなで盛り上がっちゃいましたよ。美しいですねえ。
ほかの作曲家の作品もいくつかありますが、やはりバッハの「美しさ」、すなわち視覚化された音楽の整然とした幾何学性には驚かされますね。
この前、横浜で大変苦労して演奏した(笑)ブランデンブルク協奏曲6番の第3楽章もありました。これまた、きれい。
そう、演奏していた時になんとなくイメージ化されていた「図形」が現実化している感じですね。
やっぱりバッハって宇宙人なんでしょうか。そう言えば、フランス映画「美しき緑の星」でも宇宙人たちがそんな会話してましたね。
普通の五線譜スコアやピアノロールでもある程度イメージできる幾何学性ですが、やはり、この形だと際立ちますね。
ちなみに、こうした「未来から過去へと流れる」イメージは、音楽や時間と空間の関係の本質を表しているようにも思えます。
バッハ以外ですと(ちょっとベタですが)このショパンの有名なノクターンが、違った意味で美しかったなあ。きれいな演奏でもあります。
別のイメージですが、こちらのノクターンもいいですね。
音楽の視覚化はもっと研究されても良い分野だと思います。聴覚と視覚、時間と空間の身近な橋渡しですからね。入り口としては一般人にも分かりやすい。
ちなみにこうしたアニメーションを作るソフトはこちらです。Windowsのフリーウェアですが。
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