富士山大沢崩れで「煙」
けっこう騒ぎになっていますね。富士山西側の斜面にある大沢崩れから「煙」が上がっていると。
写真で見ますと、たしかに白い「煙」が、かなりの量出ているように見えます。
東側斜面によく出る「雲」とは明らかに違います。風景としては私も初めて見ました。なんなんでしょうね。
国土交通省富士砂防事務所は「強い風によって巻き上げられた砂煙。大きな崩落などは起きておらず周辺に影響を及ぼす現象ではない」と発表しました。
たしかに強風によって富士山体の細かい砂が巻き上げられることはあります。去年でしたか、東側斜面の砂礫が巻き上げられて、神奈川県に黒い砂として降ったことがありましたね。
しかし、今回は西側。やはり珍しい状況だと思います。今日はそれほど風は強くありませんでしたし、大きな崩落もなかったようですから。
気になるのは、砂煙にしては「白い」ということ。写真ですからなんともいえませんが、どうも見た感じ「砂」というより、「水蒸気」のようです。
では何なのか…。
やはりこれは水蒸気なのではないでしょうか。昨日、今日と冷え込みが強かったわりに、日中気温が上がりましたから、いわゆる「夜露」が太陽光に温められて蒸発したのではないかと。
もちろん、富士山の火山活動による「煙」である可能性も捨て切れません。山体の温度が上がって、湯気が上がったということです。
ここのところ、我が家で計測している富士山ラドン濃度が、近隣の地震とは関係なく上昇気味ですので、富士山自体になんらかの動きがあるのかもしれません。
今のところ山体の膨張などは観測されていませんので、この可能性は低いと考えていますが、いちおう注意は必要でしょう。
昭和の初期までは、山頂の山体の温度はかなり高く、それこそ「煙」が立っていたところもあったといいます。大規模な崩落が続いて「皮が薄くなっている」大沢崩れから「煙」が上がることはあってもおかしくありません。とはいえ、たとえそうだとしても、いわゆる噴火に直接つながるものではありませんから、必要以上に恐れる必要はありません。
いずれにしても、富士山は生きている、動いているということですね。
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