情報=情状の報知
今日は山梨県私学の研修会。私は情報部会の運営に携わりました。正直、本業の国語よりこっちの方が楽しい(笑)。自分が国語の教師であることを忘れてしまう毎日。というか、自分が何者なのか…(笑)。
ま、それはいいとしまして、今回直感的に講師をお願いいたしました丸山高弘さんの講演が、実に興味深く勉強になりました。
丸山さんは山中湖村の情報創造館(図書館)の館長さん。とってもユニークな経歴とアイデアの持ち主でして、私もずいぶん前から注目をしておりましたが、今回講師をお願いするにあたって初めてお会いし、知り合うことができました。突撃して良かった(笑)。
山中湖情報創造館は小さな図書館ではありますが、そのオリジナリティーあふれる活動は全国的にも有名です。ホームページでご確認ください。
今回の講演のテーマは「情状の報知〜情報社会を生きるための基礎知識」。丸山さんがプレゼンをアップしてくださったのでご覧ください。
う〜む、完全に私のツボにはまりまくっています。私も私なりに考えてきたこと、特に「モノ・コト論」として展開してきたことと重なる部分が多く、非常に勉強になりました。
また、丸山さん、さすがTEDに参加したこともあるだけあって、プレゼンがとってもお上手でした。これこそ私たち教師が学ばねばならない部分です。無駄を省いたプレゼン画面、ハンドアウト、リズムの良い語り。授業もこうあるべきですね。
情報という言葉がもともと軍事用語であることは知っていましたが、ここまで詳しくその語源を知ることができたのは丸山さんのおかげです。
紹介のあった小野厚夫さんの「情報という言葉を尋ねて」は必読ですね。
情報という言葉を尋ねて(1)
情報という言葉を尋ねて(2)
情報という言葉を尋ねて(3)
世界を「可編集化」したいと思うのは人間の本能でしょうか。私の言う「コト化」ですね。そして「コトを窮めてモノに至る」は情報学的にはどういう説明になるのか…気になるところです。また改めて丸山さんとお話したいと思います。
そうそう、講演を聴きながら思ったこと。日本人は「状報」よりも「情報」を取ったんだなあと。日本人は「感情的、感覚的インフォメーション」に生きる民族だなあと。もちろん、そこには長短両面があるわけですが。
丸山さん、本当にありがとうございました。今回のプレゼンを発展させて、ぜひ書籍化よろしくお願いします。
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