黒川ひとし弦楽四重奏団ライヴ
今日からイベント目白押しで、ブログを更新する時間がほとんど取れません。
しばらくメモ書き程度の記事になってしまいます。あしからず。
思うことはいつもよりも多いはずですので、心に残ったことは後日整理して書こうと思っています。
さて、今日は「阿佐ヶ谷天」という渋いジャズバーでライヴを楽しんできました。
私の人生に大きな影響を与えた、そして今でも与えているジャズ・ピアニスト、ヴァイオリニスト、編曲家黒川均さんが率いる弦楽四重奏団によるモダン・ジャズとピアソラのライヴです。
弦楽四重奏でジャズというのは珍しいですよね。そういうスタイルも含めて、いかにも黒川さんらしい個性的な音楽を堪能することができました。
黒川さんのカルテットとその音楽性についてはこちらに比較的詳しく書いたことがあります。あっ、この時はファースト・ヴァイオリンの石川さんの名前を冠していたんだ。
あの頃よりもまたさらに編曲術に磨きがかかったと感じましたね。なんだか独特の小宇宙が大宇宙になった感じ。
今回もまた、編曲者直筆の楽譜を手元に置きながらのぜいたくな鑑賞。スコア自体が独特のデザインの宇宙になっていました。しっかし、よく弾けるなあ、皆さん。目の前で音が鳴っていても楽譜を追うのが大変なくらい複雑なリズムと和声!
今回はヴォーカルのMiwaさんがゲスト参加。複雑な弦楽四重奏の伴奏でスタンダードを歌うという、非常に珍しい世界でしたが、これがまた良かった。Miwaさんの歌がそれこそスタンダードにお上手なので、対比が実に面白かった。よくあのアブノーマルな(笑)バックの上で余裕で歌えるなあ。
とにかく今まで聴いたことのないライヴでして、心から楽しむことができました。黒川さん、個性を極めていてカッコイイ男ですなぁ。もっと多くの人たちに聴いてもらいたい大宇宙ですね。
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