玉音放送の原盤公開
昨日のことになりますが、皆さまニュースでご存知のとおり、玉音放送の原盤が公開されました。
あらためて、この「終戦の詔勅」をしっかり味わってみたいと思います。
この詔勅にまつわることについては、5月に「大東亜戦争終結ノ詔書」と「平和に寄す」(と王仁三郎)という記事を書きましたが、今回はその最後の部分を確認しておきましょう。
宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ
戦後の私たちは、昭和天皇陛下の「御意」をしっかり「体現」してきたでしょうか。たしかに世界の進展に後れをとることはなかったと思いますが、それはあくまでも経済の面においてです。はたして「道義を篤くし」「志を確固たるものとし」「国体の精華を発揚し」てきたでしょうか。
「国体の精華」とは何なのか、これを表現するのは難しいところですが、基本的には日本の国柄である「和」の精神であると、私は考えます。
陛下は、日本人がたとえ戦争に負けたとしても、そうした人間としての魂の部分で誇りを失わず、目に見えない部分で世界をリードせよとおっしゃっているのでしょう。
その御意を私たちは戦後70年になる今こそ、もう一度しっかり確認し、日本国民として「任の重さ」と「道のりの遠さ」を思うべきでしょう。そして、地球平和という未来創造に尽力しなければなりません。
私もとりあえず明日から具体的行動に出ます。
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