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2015.08.28

爆笑ファクトリーハウス『笑けずり』 (NHKBSプレミアム)

Th_pic_epi01 近、下の娘とハマっている番組。NHKBSプレミアムで放送されている「生き残りお笑い番組…笑けずり」。
 これが勉強になるんですよね。いちおうコント部の顧問なので(笑)。いや、冗談でなくお笑いの奥義の勉強になる。ダメな例がよく分かる。
 舞台が富士山麓本栖湖畔、そしてテーマ曲がレミオロメンのスタンドバイミー(懐かしい!)ということもあって、ことのほか感情移入して観ることになっております。
 実力派若手漫才コンビが合宿し、先輩芸人の厳しい指導のもと、お題による創作漫才などで競い合い、最も「面白くない」「笑えない」ユニットが即刻退場、帰宅となるという企画。
 まるで甲子園のような「背水の陣」と「意外性」の中に生まれるドラマをドキュメンタリー調に捉えながら、若手芸人たちが成長していく物語…なのかな(笑)。
 もちろん、番組としての演出(たとえばイケメンとブサメンのライバル関係や、ほのかな恋など…笑)もありますけれども、純粋にお笑いの創作過程を観る番組として興味深い。
 いろいろな分野に首を突っ込んでいるワタクシでありますが、いつかどこかに書いたように、最もやってみたい職業は、実は「お笑い芸人」なんです。いや、マジで。
 だから、学校のセンセーでありながら、毎日の授業は「どこで笑いをとるか」の一期一会の勝負。シナリオ2,アドリブ8の世界です。
 あるいは、この前の音楽祭での司会業や宴会業にも、基本そういうスタンスで臨んでおります(それでいいのか?)。
 そんな私の影響か…いや、カミさんの影響もかなり強いな…下の娘も「笑い」に妙に敏感でして、この番組のみならず、NHKのコント番組は欠かさず録画して観て(勉強して)おります。
 番組では、若手芸人の渾身の創作コントの一部しか放送されませんが、番組ホームページではほぼ全編観ることができますので、番組を観ていない皆さんもぜひお楽しみ下さい。そして、大いに批評してやってください。
 人を悲しませたり、怒らせたり、泣かせたり、感動させたりすることは、案外簡単な事です。授業中においても、そういうことは簡単にできます。
 しかし、「笑わせる」というのは難しい。「笑われる」のではなく「笑わせる」のです。これは本当に高度なこと。
 考えてみれば、動物でも悲しんだり、怒ったり、泣いたりします。しかし、笑うというのは人間にだけ与えられた高度な文化です。それをコントロールするのは難しいですよね。
 今回(第3回)の先輩講師は「笑い飯」でした。前回の「中川家」の「つかみ」も勉強になりましたが、今回の「独創的なアイデア」も、なるほど非常に勉強になりました。
 なんか、私も誰かをパートナーに、この合宿に参加したいような気さえしてきました。今まで人生であまり挑戦というものをしてこなかった私ですが、この最も厳しい世界には、なぜか挑戦したくてしかたがlないのです。たとえ無残に玉砕するにしても…。

笑けずり公式

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