歌謡曲で元気に!
歌謡曲バンド「ふじやま」、今年も近所の老人福祉施設に呼んでいただきました。
バンドと言っても、今回は家内と私の二人だけ。娘たちも高校生、中学生になり、親と一緒に活動するのをいやがるようになりました(笑)。まあ、両親のキャラがこれだからしかたないか。
というか、上の娘はジャズバンド部で大忙し、明日は初のMCを務めるとかで、たしかにそんな余裕がありません。また、下の娘は今日から晴れて剣道部員となり、さっそく家で千本の素振りをやっておりました。
素振りをしている横で、両親がコテコテの演歌を練習しているのでリズムが狂うらしく文句を言っていました。そりゃそうだ(笑)。
ま、そんなこんなで二人だけのバンド、すなわち、ほとんどカラオケ大会という感じでした。
曲目はこんな感じでした。
東京ドドンパ娘
帰ってこいよ
港町十三番地
お祭りマンボ
きよしのズンドコ節
今回はあまり時間がなかったので、5曲だけ。ヴァイオリン独奏で唱歌を数曲用意してあったのですが、披露できませんでした。
おかげさまで、おじいちゃん、おばあちゃん大盛り上がりで、私たちも楽しい時間を過ごさせていただきました。
普段立ち上がれない方が立ち上がったり、声を出さない方が声を出したり、表情のない方が笑顔になったり、本当に音楽の力はすごいと思いました。特に歌ですね。
今回私はヴァイオリンと三味線を弾きましたが、歌にはとてもかないませんね。嫉妬する瞬間であります。歌を凌駕する演奏というのは、はたしてありうるのか?
歌というのは言葉と密接につながっているわけですが、しかし、たとえば洋楽を聴く時、私は歌詞の内容に感動しているわけではありません。やはり、人間の声の楽器としての表現力の豊かさが第一にあって、そこにさらに言葉が乗るわけですから、それはかないませんよね。
カミさんは、楽器ができていいなあ、とか言いますが、それはほとんど嫌味にしか聞こえませんね(笑)。
というわけで、いつも思うことですが、いろいろ演奏会をやってきた中でも、このようなお年寄りの皆さんに元気を与える演奏というのが、一番楽しいし充実感がありますし、自己満足に陥らないですんでいるような気がします。これからはこういう機会をさらに増やしていきたいなあ。
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