電光掲示板ウォッチ
今日ネットで紹介されているを見て、カミさんと「ほしい!」と叫んでしまった腕時計。
おとといの独立時計師の時計とは全く違うけれども、しかし、どこか「日本的」という意味では通底しているこの時計。
JRの駅でおなじみの電光掲示板をそのままミニチュアにして腕時計にしてしまうという時点で、すでに「日本的」ですよね(笑)。かなり細部までこだわっています。そういう意味では「職人的」…いや「オタク的」。
これを買ったところで実際に腕に巻くかどうかは別問題として、モノとしてほしいと思ってしまいます。その感情も実に「日本的」。
そう、何度か書いた記憶がありますが、日本ってミニチュア大好きですよね。箱庭、根付、ミニカー、フィギュア、ガチャガチャ玩具…。
そういう意味では、この時計は日本人にしか売れないでしょう。だいたい、日本語表示ですし、それ以前にその文字情報はナンセンスですから。
田舎者のワタクシとしては、月に何度か江戸に上る時に、この掲示板を目にするわけでして、「都会」の風景の象徴であります。それを身に付けることによって、左腕だけアーバンになるというオシャレの意味もあります(笑)。ま、都会の人がファッションでジープに乗るのと同じようなものでしょうかね。
というわけで、実際に買うかどうかは微妙でありますが、何線の何駅にしようかな、あの電車のあの駅のヴァージョンが出たら買おうかな、などと妄想するのは楽しいものです。
シーホープという会社、なんとも変な時計をたくさん扱っていますね。独立時計師さんの作品とは違ってB級感満載。それがまた楽しい。
だいたい時計というモノ自体が、宇宙の鼓動とも言うべき「時間」をミニチュア化、可視化して身に付けるという「オタク的」思考の産物ですよね。神のフィギュア化とも言えます。モノのコト化の代表選手です。
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