Apple Music
昨日からとうとう始まりましたApple Music。さっそくはまってみました。
う〜ん、これはたしかに革命的ですね。音楽の需要のしかたが大きく変わりますね。
iPodやiTunesによって、円盤音楽文化をほとんど終わらせてしまったApple。今度は何を終わらせるのでしょうか。そして、それは音楽にとって幸福なことなのでしょうか。
たった2日使っただけですから、その本質的なパワーはよく分かりませんが、とにかく楽しいのはたしか。
この2日間、とにかく懐かしかった。生き別れていた(?)たくさんの音楽たちと再会しました。特に1976年から1980年の洋楽。考えてみるとあの頃、すわなち中学生時代が一番音楽に対して真摯だったかもしれません。
その頃の音楽って、たしかにずっと気になっていてはいましたが、かと言ってお金を出していろいろ聴く気にはならなかったんですね。
それがこうして定額(今はタダ)で聴き放題になると、「あの人は今」的に捜索して感動の再会をしたくなりますよね。
実際何時間もそんなことに費やしてしまいました。ある曲に出会うと、そこからまたいろいろ思い出して検索する。そうこうしているうちに、Apple Musicくんも捜索に協力してくれるようになる。
その協力ぶりがなかなかなんですよ。おそらくそこがAppleの売りなんでしょう。
報道されているように、このApple MusicのためにAppleは大量の音楽エキスパートを採用したと言います。つまり、コンピューター的な情報処理と、人力的な情報編集とをうまく組み合わせて、その結果、「ほしいものが手に入る」という部分と「意外な出会い(セレンディピティ)」とを、実に絶妙のバランスで実現している。これは本当に見事だと思います。
音楽がデータ化され、コンピュータに取り込まれていく、あるいはインターネットに乗ることによって、たしかに私たちは、「聴きたい音楽を(聴きたい部分だけ)聴きたい時に聴く」というような夢を実現してしまいました。
しかし、一方で、たとえばラジオのような意外な出会い(セレンディピティ)がなくなってしまった。逆に言うと、そうしたラジオ的な音楽鑑賞に対する懐かしさも、みんなが持ち始めていたんです。
そこにぴったりはまるのが、今回のApple Musicのような音楽提供システムではないでしょうか。
従来のiTunes Store的な発想は今までの商業システムの枠を超えるものではありませんでした。興味はあって聴きたいけど、アルバム1,500円も払うんだったら買わなくていいやという世界だったわけですね。
それが、今度は逆の発想になる。980円払ってるんだから、なるべくたくさん聴いたほうが得だ。あれもこれも聴いみようと。
これは音楽にとっては案外幸せなことかもしれません。実際、この2日間でどれだけ新しい音楽に出会えたことか。
日本版Apple Musicは、まだまだ本家に比べると楽曲数も少ないし、あのバンドもあのバンドもあのアルバムもあの人もまだないという致命的な部分がありますが、これからそのあたりはどんどん解決していくでしょう。これは流行りますよ。というか、これが標準になってしまいますよ。
もうしばらく使ってみて、他の機能もいろいろ試し、また感想などを報告しようと思います。
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